ご質問いただきありがとうございます。
梱包の話は私も好きです。
どのぐらいの人が共感してくださるかは分かりませんが、私が好きなのは、梱包される側に優位な話ではあるんですけどね。
つまり、元々「着ぐるみの中の人」が羨ましく思える私の考える最大の理由は、
・そんな窮屈で可愛い見た目の自由に動ける密閉容器の中で、中の人はどれ程締め付けられ、呼吸を遮られ、気持ち良くなっているのだろうか?
こんな感じです。
そこにいるのに中の様子が分からない。もしかして見た目は可愛い普通の態度なのに、実は中の人は激しく蒸し風呂の中だったり、呼吸が篭って苦しかったり、場合によっては気持ちよかったりするのではないか?
もしそうだとしたら、自分が見ている見た目のとは全く異なる世界が、ほんのちょっと裏側に存在するのに、外にいる自分には全く分からないなんて、ずるい!自分にもその世界を見せてよ!と言う部分なんですね。
中の人だけが知る秘密。
ここですね。ですから、こう言う視点が存在する前提であれば、梱包と言うネタは今後も出てくると思います。
それと、身体を折り曲げてトランクに、と言うネタですが、これも可能ですね。
実際に人間が大きめの旅行用トランクに入る事が可能なのですから、生きた人形である着ぐるみにも可能でしょう。
そうですね。例えば、誰かにバレ無い様に着ぐるみさんをトランクに入れて、ホテルの自室まで運ぶシーンとかを想定しますかね。
裸で運ぶのも良くないでしょうから、ピッタリした水着でも着てもらいましょう。
競泳用でもスク水でも、あなたの好みで着せてあげたら、いよいよ梱包準備。
万が一箱が開いても人形だと言い張れるように、ビニールで梱包し、さらにトランクの中にも人型にくりぬいたスチロールか分厚いスポンジを入れて、そこに着ぐるみさんを押し込むように入れましょう。
呼吸経路は確保する必要があるでしょうから、ひっそり、呼吸口付近のビニールだけは、スリットを入れてあげましょうね。
トランクを閉じる前に呼吸が出来ているか確認する為に、少しスリットに手をかざして風が漏れているのを確認すると、きっと既に相当呼吸は荒くて湿ってますよね。
よく見ると、呼吸に合わせてビニール袋が、ひらひら揺れているかもしれません。スリットは細かく入れてあげているので、万が一、空気を吸う時にビニールが着ぐるみの呼吸口に張り付く事があっても、完全に穴が塞がる事は無いでしょう。
でも良く考えてみてください。
呼吸する度に、ビニールが敏感な場所に触れたり離れたり、を繰り返すんですよね。
梱包されてしまったら、この部分の刺激から逃れるには、箱から出てくるしか無くなるはず。
なんだか裏側はとても大変そうですが、着ぐるみさんは、可愛らしく笑ってるはずです。
それと、トランクを閉じたときに呼吸経路を確保する意味で、トランクの外側の呼吸口付近の素材を変更し、その付近だけ布張りにしてあげるのも必要かもしれません。
いよいよトランクを閉じましょう。
パチンとロックしたら、外からは、正しい手順で無いともう開かないでしょう。
着ぐるみさんは万が一の時に自力で脱出できる方法を持っているはずですが、きっとあなたがどれだけ望んでも、あなたがロックをはずすまで、出て来てくれない気がしますよね。
つまり、次にあなたがトランクを開けてあげるまで、箱の中にいる着ぐるみさんの状態は、着ぐるみさんの中にいる誰か、だけにしか分からない真実なんですね。
トランクのキャスターをころころ転がして移動すると、ハンドルの部分にもゴロゴロ振動が伝わります。
ピッタリ固定された着ぐるみさんは、トランクの中でこの振動をダイレクトに感じているはずですが、着ぐるみさんは箱から出てくる様子は無いですよね。
ただ、あなたがハンドルから感じる振動の全てが、地面から伝わる振動とは限りません。もしかすると知らず知らずに、着ぐるみさんがヒクヒク反応している振動が伝わっていたかもしれません。真実は分かりませんけどね。
そうこうしてると、あなたの知り合いが目の前に現れます。
時間には余裕はあるし、慌ててると変な疑いをかけられますから、立ち話に付き合ってみましょう。
そう言えば今日は天気もいい夏。直射日光があなたを照らして、汗が吹き出てきます。友達もあなたも汗をハンカチでぬぐいながら楽しい立ち話をしていますが、あなたが手を握るハンドルの先にあるトランクの中は、きっと過酷でしょうね。
そういえば時々トランクから振動が伝わるようです。
もしかすると、蒸したトランクの中で、呼気が結露して、ビニール袋のスリット付近に水滴が付着して、その水滴が水着に染みて、水着のフィット感が変化しているかもしれません。
ムズムズと切ない感覚に襲われているとしても、殆ど身動き出来ない中で、必死に切なさから逃れようと太ももの辺りをギュッギュッと動かしているのかもしれません。
ですが、外から見ているあなたに真実は見えないんですよね。
ようやく友達から開放され、再びゴロゴロと移動。
なんとかホテルに着いたら、今度はベルボーイさんが気を利かせて荷物を台車に乗せて部屋に運んでくれるようです。
重いトランクをあなたと協力して台車の上に横倒しした状態で乗せると、部屋まで移動します。
部屋に入り、トランクを下ろそうとした時、ベルボーイさんがある事に気付きます。
そう。トランクの底にあった、呼吸用に貼ってあった布です。
どうやらそこから結露して水滴が周りについている様子。
あなたがトランクを転がしている時は、その布はトランクの底でしたので、あなたの視界に入らなかったんですね。
何か水分が漏れているのかもしれない、と心配したベルボーイさんがトランクを開けるように提案しますが、もちろんあなたは拒否します。
今開けたら、きっと中に篭った熱気が外に漏れて、中の空気も入れ替わって、着ぐるみさんには楽なはずですが、あなたは開けません。
トランクの中であなたとボーイさんのやり取りを聞いている着ぐるみさんの気持ちも中々素敵そうです。
ボーイさんはトランクを開ける事は諦めたようですが、でも濡れた部分はタオルで丁寧に拭き取ってくれるようです。
トランクに付着した水分を丁寧に拭き取ると、布の部分に染みた水分を、染み取りをするように、トントン叩きながら拭き取っている様子。
その真裏に、何があるのかを知らないボーイさんの罪な行動によって、トランクの中の着ぐるみさんが更に素敵な状態になっているはずですが、トランクの中の真実は、あなたからは見えないんですよね。
さて、ボーイさんが帰ったあなたの部屋で、あなたはこのトランクをいつ開けます?
もちろん着ぐるみさんはもういつでも自力で出てきていい状態ですが、果たしてあなたは、着ぐるみさんが自力でトランクを開けて出てくるまで、そのトランクを放置する精神力はありますか?
一刻も早く出してあげないと、トランクの中の着ぐるみさんは、その中にいる誰かにだけ、ずっとずっと素敵な世界をプレゼントし続け、あなたには何一つ見せてもらえない事になるんですけどね?
なんて感じですかね(笑
|
2011-10-19 23:22:17 |
|