由佳里のバースデー(11話) [戻る]
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 由佳里は、僕にスッと顔を近づけ、目をゆっくりと閉じ、口にチュッとキスをしてきたのです。

「ん・・・」

 それは軽い口づけでした。
 笑顔を崩せない関係で口先でキスをするのは難しいのですが、由佳里の柔らかい顔の感触を感じ、女の子のシャンプーの香りが僕の鼻孔をくすぐり、僕のドキドキは最高潮。
 と同時に、由佳里の瞳が閉じられている事実を目の当たりにします。
 先程確かに、自動モードに戻っているはずだった瞬きは、いつの間にか手動モードに切り替えられていたと言う事です。
 つまり、やはり先程までの行為は友達を回復させるのに十分だったのでしょう。
 これだけ長時間由佳里に密閉され続けている友達です。
 いくら我慢強くても、既に何度か果てているのは間違いないはずです。
 後半になればなる程、回復には時間がかかる様になるはずなのに、この短時間で回復を済ませているのです。
 余程気持ちが良くなければ、そんな短時間での回復は不可能だと思えますが、実際に目の前の由佳里は目を閉じてキスをしてきたのですから、友達が回復を済ませている事は確かなのです。
 それほど、この目の前にいる由佳里の中は、気持ちが良いと言うことです。
 新人が始めて入ったのであればともかく、ベテランの友達が、繰演の後半に、こんなに早く回復を済ませるぐらい気持ちが良いのです。
 そんなに直ぐに回復出来る快感、とはどれ程の快感なのかは分かりませんが、少なくとも僕には外からその様子を眺める権利しかありません。
 ですが、友達は実際に由佳里の中でその快感を、今も浴び続けているんですよね。
 そんな事を想像している僕は、どんな顔で彼女を見つめていたのでしょう。
 少し驚いたような顔をしていたのか、照れた顔だったのか、一瞬の事だったのでよく分かりませんが、由佳里はキス直後の僕の表情を見ていたはずです。
 どんな風に見えていたのでしょうね。
 あの優しく触れた顔の感触にもドキドキしましたが、そのほんの数センチ裏側には、密閉された蒸し風呂の世界が存在しているはずなのに、全くそんな世界を感じさせないぐらい見事に、柔らかい顔の肌触りでした。
 こんなに可愛らしくて柔らかくていい臭いのする顔に詰め込まれていると言うのはどんな気分なのでしょう。
 僕が戸惑っていると、今度は首に手を回して抱きつくようにして、僕にせがむようにキスをしてきます。
 もちろんそのキスの度に、ゆっくりと愛おしそうに瞼を閉じて来ます。
 体重がかかると、さすがに由佳里の中は男性ですし、ドレスも重いせいもあって、結構重いのですが、そのせいで僕は床に倒れ込んでしまいます。
 レスリングで言うマウントスタイルとでも言えばいいのでしょうか?
 由佳里は僕の上にまたがるように乗り、丁度彼女の股間が僕のパッドの上に乗るような位置で座ると、身体を傾けて僕に顔を近づけてきます。
 スカートが挟まっていますから、ダイレクトに股間を摺り合わせているわけではないですが、明らかに彼女は僕の上で股をクイクイと動かして僕を刺激しています。
 その感触はドレスの生地のサワサワ感こそ伝わらない物の、生地が挟まる事で生まれる凹凸も含めて擦られるので、僕にもクラクラする程の快感が伝わってきています。
 同時に彼女は自らの胸を僕の身体に押しつけています。
 由佳里の背が低いので、この体勢だと僕の鼻に彼女の頭の先が来る感じになり、彼女のシャンプーの香りが物凄く伝わってきます。
 綺麗で可愛い由佳里が、バースデーパーティーで着ていたドレスの姿で僕に乗り、僕を気持ちよくしてくれている。
 それはファンからすれば夢のようなシーンかも知れませんが、由佳里の中では恐らく僕の何倍も、いや、何十倍もの快感と戦いながら演技を続けている人間がいるはずなのです。
 僕ですら彼女の股間の擦れは、これほどに気持ちいいのです。
 彼女の中は僕よりもずっとずっと敏感ですから、当然僕の感じている感覚とは比較にならないぐらいの快感に包まれているはずなのです。

 良く、セックスは女性の方が気持ちいいと言います。

 その時、僕はまさに今、目の前の女の子の中に、そう言う立場を体験している同性がいる事に激しい嫉妬を覚えていました。
 僕と同性でありながら、由佳里の身体を借りる事で、僕の何倍もの快楽を当たり前のように独り占めしているんです。
 スカートやパニエが、ドレスが、由佳里の身体をどう虐め、それがどう中に伝わっているのか、僕には分かりません。
 ですが確実に、その世界は僕から隠された状態で、今も目の前に存在し続けているのです。
 由佳里の胸の押しつけも相当に気持ちが良く、僕は次第に我慢の限界が近づいてきます。

「ち・・・ちょっと・・・もうヤバイかも・・・」

 僕の一言に、由佳里は手を自分の股間に持って行き、僕の息子をパッドの上から確認。
 ウンウンと頷くと、今度はその場でくるりと向きを変えて、僕にお尻を向けて僕の上に乗り、上手にスカートで僕の頭を覆ってしまいます。頭の上を膝立ちでまたぐように座り込み、僕の目の前には彼女の股間が現れます。
 そしてスカートのによって視界が遮られた僕の股間を、柔らかい手の感触が包みます。
 今度は彼女が手で弄り始めたのです。
 スカートの中の空気は、向きを変えたときに少し入れ替わっている気がするのに、それでも想像以上に蒸し風呂状態で、それは僕がこの部屋に来るときにスカートの中に隠れていた時に感じた物と比べても更に輪をかけて蒸し風呂になっています。
 そんな状態でスカートが僕を覆ってしまったので、更に湿度が増して、ツンとする臭いが、シルクやパニエの香りに混じって僕を包みます。
 何度知っても羨ましくなる空気です。こんな空気を吸い続けているのです。苦しくても、逃げ出したくても、由佳里は新鮮な空気を裏側に届けてくれる事はなく、自らの一番卑猥な場所にあるスリットから届く、この濃密な空気が裏側に届いているんです。
 スカートの中にこだまする呼吸音も凄く、サワサワガサガサと言うスカートとパニエの衣擦れする音以上にハッキリと、スーーーッハーーーッと言う呼吸音が漏れ聞こえてきます。
 それもその音はリズミカルではなく、非常に悩ましい何かに耐えるためなのか、とても激しくリズムを変え、裏の世界の堪らない感情を少しだけ、僕に伝えてくれます。
 この裏側で、友達は僕の想像も出来ない様な快感に包まれているはずです。
 憧れのヒロイン由佳里と、その由佳里が纏った豪華な布が産み出す快楽は、全て由佳里が包み隠して、僕ら、外にいる人には見せてくれることはありません。
 ですが、確実に、そんな羨ましい世界が由佳里の中には存在しているんですね。
 そんな想像をしながらどんどん興奮していく僕。
 その間も由佳里は僕を一生懸命に気持ちよくしてくれているので、僕はどんどん限界に近づいていきます。
 僕も手を動かして由佳里の股間を弄ったり、由佳里の中で固定されている固くて羨ましい物を上から弄って応戦するのですが、その時の彼女の吐き出す吐息の切なそうなリズムと、腰がひくひくと動く様子は、本当に気持ちよさそう。
 それでも、全く固さを失っていない事からも、由佳里の中の戦いはまだ終わっていないと言う事なので、僕も負けないように必死に耐えるのです。
 ただ、元々僕は我慢強くないから着ぐるみの外にいるのです。
 いくら着ぐるみの中にいる方がずっとずっと感じやすい状態になっているのだとしても、元々かなり我慢強い人間が入っているのですから、僕の我慢などでは対抗出来ないんですね。
 結局、僕は由佳里の手によって、パッドの中で処理されてしまいます。
 僕がスッキリしたのを確認した由佳里は、行為を辞めて、すぐに僕の身体から降り、僕の横に寝転座り込みます。

「は・・・ははは・・・気持ちよかったよ・・・ありがとう・・・」

 僕の言葉にウンウンと頷きながら頭をよしよしと撫でてくれる由佳里。
 本当に可愛い仕草ですが、彼女の中はまだスッキリしてないはずなのです。
 直前まで触れていた、隠れた固い物の感触は、まだまだ固さを維持し続けていたのですから。

「でも・・・由佳里ちゃん、まだスッキリしてないんじゃないの?」

 思い切って聞いてみた僕。
 すると由佳里は、再び先ほどのメモを手に取り、何かを書いて僕に渡します。

「私は大丈夫よ。成田君がスッキリしてくれればそれでいいわ!」

 とだけ書かれています。

「いや、由佳里ちゃんは大丈夫だろうけど・・・中は明らかに固かったし・・・」

 由佳里は僕の頭を撫でながら、ウンウンと頷いています。

「最後までした方がいいだろ? 手伝うよ・・・」

 僕の提案に、由佳里は少し考えて、またメモに何かを書いて手渡します。

「今の私は由佳里なの、中は気にしちゃダメよ?」

 確かにそれはこの世界のルール。
 僕がそのルールを確認し、ウンと頷くと、由佳里は可愛らしく小首を傾げてウインクします。
 演者が着ぐるみに入っている間は、例え知り合いであっても、キャラクターとして接するし、中の人間も、自分ではなくキャラクターとして存在するのです。
 ウインクまでして、僕に由佳里の可愛らしいところを見せつけるのですが、それはつまり、友達はまだ立派に固さを保っている証拠であり、今でも由佳里が友達を気持ち良くし続けている事の証拠でもありました。

「確かにそう言うルールだけど・・・じゃあ、ドレス脱がせるけど・・・いい?」

 すると、またメモを手渡す由佳里。

「ふと思ったの。ドレス脱がせてくれた後、あなたはどうやって戻るの?」

 そう書かれています。
 確かに・・・スカートの中に隠れて入って来ている楽屋です。ここは厳重に監視されていて、通行証がなければ例え社員と言えど、ゲートの通過時に守衛さんに捕まって色々こっぴどく怒られてしまいます。

「た・・・確かに・・・それはヤバイな。通行証がないから守衛に絶対捕まるだろうし・・・」

 由佳里はウンウン頷いてます。

「まいったな。こりゃ。いい案思いつかないよ。」

 そう言っていると、由佳里は再びスラスラと何かを書き、僕に手渡します。

「来た時と同じ方法で出ればいいんじゃないかしら?」

 その案に、少々戸惑う僕。

「いや、だって、ドレス脱いだらさすがにスカートの中には隠れられないじゃん・・・」

 僕の答えを多分予測していたのでしょう。
 僕が答えを言い終わると、得意げに既に書き終わっているメモを渡して来ます。

「さっきの車まで、着替えを持って、このドレスのまま行けばいいのよ。」

 ・・・・なるほど。僕はちょっと上手い方法だなと思ってしまいました。が、次の瞬間、猛烈に後悔します。

「確かに・・・って、だったら最初から、由佳里ちゃんが着替えだけ取りに戻れば良かったんじゃないの?? 二人で一緒に来る必要無かったんじゃ・・・」

 腕を組んでウンウンと頷く由佳里。
 今になってちょっとだけ気づきました。この潜入作戦を考えたのは由佳里です。
 そして、由佳里は、あの時既に、こうなる事を予想していたのかもしれないって事に。
 でも、もう遅いんです。
 既に潜入してしまっている以上、僕は何とか守衛さんに見つからずに表に出る方法を考えなければいけないのです。
 そして、一番現実的に可能な方法が、由佳里の提案する、スカートの中に潜り込んで移動する、と言う方法です。
 やむなく、僕はその案を受け入れる事になります。
 由佳里は手提げの袋に着替えを詰め込んで、準備が完了すると、僕は再びキャスター台に乗り、しゃがんでスカートの中に潜り込みます。
 先ほどから時間は殆ど経過していないのに、あっという間に物凄い熱気になっている事が分かり、再び僕も熱い物がこみ上げてくるのが分かりますが、今は一刻も早くここから出たい気持ちで、じっとこの羨ましい空間に、我慢して潜る事にします。
 来るときと同様に、由佳里の腰の辺りに手を回して抱きつくようなスタイルになります。
 こうしないとさすがに後ろが盛り上がりすぎて不自然らしいので、仕方ないのですが、僕自身は外から眺めたわけではないので、本当に後ろが不自然だからギュッと抱きつかないといけないのでしょうか。
 その辺りは確認する術がないので、万が一にもバレた時の事を考えると、従うしか有りません。
 もちろんギュッと握れば、手の先に由佳里の中の固い物を感じる事になります。
 先ほど弄っていた時と比べれば幾分落ち着いている気もしますが、それでも相当に羨ましい固さを保ったまま存在しているのが分かります。
 さらに僕が触れた瞬間から、トクントクンと反応を始め、その固さはみるみるうちに増していきます。
 この反応は、外から見たら瞬きに反映されているはずですが、スカートの中にいる僕にはその様子は分かりませんけどね。
 もちろんそれに併せて、スカートの中に広がる呼吸音も、苦しそうに、切なそうに、深くストロークの長い物に変わって行きます。
 彼女が移動を開始すると、静かにローラーのシュルシュルと言う音と、スカートの衣擦れするカサカササワサワと言う音、そしてコツコツと言う彼女のヒールの音が響き始めます。
 一歩一歩歩く度に、僕の手が彼女の大事な物を締め付けているのが分かり、それもツライのですが、それにも増して、彼女の中では、相変わらず一定のリズムでその歩きのリズムに合わせて、固い物がパッドによって締め付けられ、ゆるみ、を繰り返しているのが分かります。
 もちろん推測が正しければ、背中の大きなリボンが歩く事で揺れ、それに伴ってリボンを固定しているドレスの生地が引っ張られ、それが最終的に胸の生地を引っ張り、胸を締め付けているのです。
 来る時もずっとそうでしたが、帰りもこの地獄のようなリボンの感触を、由佳里はその中にある、この固い部分に、羨ましいぐらいにいやらしくて切なそうな動きとして伝え続けているのです。
 今は誰にも見られていないから、こうして手の中の固い物は、その刺激に存分に反応して、僕にも分かるぐらいヒクヒクしているのですが、普段の演技中は、瞬きのモードによっては、この反応すら出来ない訳です。
 それがどれ程苦しい事なのか、想像するのもイヤになるぐらい、羨ましい状況に思えて来まする。

 こんな状況で歩き続ける事が、僕には出来るのでしょうか?
 こんな状況でこの空気を吸い続ける事が、僕には出来るのでしょうか?
 そして、こんな状況で由佳里を演じ続ける事が、僕には出来るのでしょうか?

 今の僕にはとても無理です。
 多分この段階で気持ちよくてしゃがみ込んでしまうでしょうし、苦しくてスカートをまくり上げたくなるはずなんです。
 ですが、現に目の前でその羨ましい空間に身を置く友達は、スカートの中にこだまする呼気こそ、物凄く息苦しくて切なそうですし、この固い物だけは、恥ずかしいぐらいに反応させ続けていますが、きっと外から見たら可愛い由佳里であり続けているはずです。
 彼ら、役者は、この状況で演技を続けられる持久力があるから、こうして羨ましい空間を独り占めし続ける事を許されているんですね。
 残念ながら、僕はこうして外から羨ましい場所を確認して、その状況を想像して自分の物を固くする事ぐらいしか許されていません。
 しばらく歩いていると、由佳里は不意に立ち止まります。

「おー、これが由佳里ちゃんかー。凄いなー。え? 今、何処行くの? もう仕事上がりなんじゃないの?」

 どうやら、声からは、先程とは異なる同僚の役者さんのようですね。

「ドレス凄いなぁ。これ着て日中にショーやるんでしょ? うわー、蒸し風呂だよねー」

 声に合わせて、会話が出来ない分、身振り手振りで受け答えしているらしい由佳里。
 そのせいで僕の手に伝わる固い物がパッドによって締め付けや振動が絶えず変化し続けているのが分かります。身体の各部位の伸縮やそれに伴う衣装の締め付けやシワ、擦れの変化が集まって、ここに、こんなにも羨ましい世界を伝えているんですね。
 ですが、固くなった物の反応はさっきまでと違い、凄く少なくなっています。
 そう。
 人前で、由佳里を演じる時は、自然な瞬きに戻しているんです。
 衣装を着て可愛らしくリアクションを取っている裏では、何気ない動作であってもかなり切ない刺激が伝わっている可能性が高い事が、こうして手で触れてみて分かりました。

「それにしても、このドレス、凄いなー。つやつやテカテカじゃん。胸とかウエストの締め付けもかなりエッチだよねー。相当苦しいんじゃないの?」

 さすが役者さん。ストレートに聞いてます。
 まぁ自分も似たような体験を常にしている人達だから、わざわざ遠回しに聞く事もないのでしょうね。

「ははーん。そうなんだー。やっぱり苦しいんだー。じゃ、ちょっとその締め付けを確認させて貰うかなー・・・」

 声がそう言った直後、固くなっている物が、ぐぐっと締め付けられて動くのが分かりました。
 その瞬間、由佳里の腰が切なそうにヒクヒクっと動いたのも分かります。
 声の主が確認と称して胸を揉んだりしたのでしょう。
 固い物を反応させられないからなのか、凄く切なそうに腰が動くんです。
 ゴージャスでボリュームのあるスカートだから、外から見たらきっとこのぐらいの腰の動きは分からないんでしょうけど、いままでも、ずっと由佳里の中で、こんな切ない腰の動きがあったのかもしれません。
 その余りの気持ちの良さに、固くなった物が反応し、腰までつられて反応してしまったんでしょうね。
 実際、その瞬間の呼吸は、長いストロークから一瞬だけ止まって、短い、フッフッと言う強めの呼吸に変わり、その後数秒止まって、さらに今まででも最も長いゆっくりとした呼吸になったんです。
 僕の指先に伝わってくる固い物が、羨ましいぐらいに固さを増ししているのが分かります。
 ですが、反応させるのを必死に我慢しているからなのか、腰の動きがもの凄く切なそう。
 綺麗で可愛い由佳里の身体の中で、いったい今、に何が起こっているんでしょうね。

「ははっ。こりゃー気持ちよさそうだねー。じゃ、俺、帰るから、またねー」

 最後にこう言い残して、声の主は帰っていったようです。
 再び歩き出す由佳里ですが、先ほどまでと比べ、明らかに苦しそう。
 呼吸も凄いし、固い物が先ほどからトクントクンと、今にも爆発しそうに脈打ちながら、ヒクヒクと反応しているのが分かります。
 声の主が去ったことで、ようやく自由に反応出来るのでしょう。
 多分僕ならもうとっくに我慢の限界を超えている気がしますが、由佳里の中ではまだ戦いが続いているんですね。
 そして、この戦いは、よく考えると、僕が楽屋で由佳里を弄っていた時からの戦いです。
 その後、一旦は少しだけ落ち着いたのでしょうが、再び僕がスカートの中に潜ってこうして触れ、移動しているときには衣装やリボンによって刺激が続き、そして今みたいに遠慮無くイタズラされ、それでもまだ耐えた事で、相当に苦しい気がするのです。
 もちろんスカートの中の空気は、更に蒸し暑くて臭い、独特の空気になっています。
 既に僕はこの空気から逃れたい気持ちが芽生えていますが、もちろん由佳里の中にいる限り、そんな要求が満たされる事は無いはずです。
 いくつかのエレベータを乗り継ぎ、しばらく進むと音が聞こえます。

「ピッピッ・・・ガチャン」

 どうやら守衛のいるゲートを出る時に反応する音のようです。
 もちろんその間は股間の固い物のヒクつきは収まり、代わりに切なそうな腰の動きが僕に伝わってきています。
 こうして無事に着ぐるみの専用エリアから外に出て行く由佳里。
 まだ建物内ですが、もうちょっとすれば、僕もスカートの外に出られるでしょうと、ホットしつつ、由佳里の歩きを見守ります。
 先ほどから固さを失うどころか、いっそう固くなりつつある由佳里の中の物ですが、どうにか僕が外に出るまで持ちこたえてくれそうなのにもほっとします。
 僕が触っているときに出した事が分かったら、多分相当に悔しい気がするんです。
 と思っていたら、また別の声が聞こえてきました。

「すごーい。わー見て見てー」
「あ、由佳里ちゃんだ-。知ってる、これゲームのヒロインなんだよねー」
「いいなー。すごーい。私よりスタイル良く無い??」

 今度はどうやら、着ぐるみの役者とは関係ないスタッフの女の子達に見つかったようです。
 由佳里はやはり身振り手振りで対応を始めたため、僕の手にその動きが伝わってきます。
 もちろん再び固い物の反応は一気に少なくなりました。
 呼吸も再び荒くなって来ているのが分かります。
 毎回リアクションの度に、由佳里の中はこんなに悩ましくなってしまうのですね。
 さすがにそこまで大変なのだとは思っていませんでしたが、本当に何気ない動作が苦しいんでしょうね。

「ねぇねぇ。写真撮ろうよ。」
「うん、いいね。オッケー」
「写メいい??」
「おー、いいって!やったー!」

 女の子達はその後次々に由佳里と写メを取っていますが、中には由佳里に、テーマパークのキャラクターのごとく抱きついている子もいる様子。
 抱きつかれれば、当然抱きついた位置によっては、胸やウエストが締め付けられる事になり、それはつまり由佳里の中につたわってしまう事になります。
 事実、ある女の子のタイミングで、由佳里の中の固い物が、今までにないほど激しく締め付けられているのが分かりました。
 その、あまりの変化に思わず僕が指先で由佳里の中の固い物の状態を確かめようと弄ってしまった瞬間、最大の変化が訪れたのです。


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