由佳里のバースデー -inside-(14話) [戻る]
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 今すぐにでもイキたい中で、こうして可愛い演技をするのは相当大変なのですが、これもこの着ぐるみの中に入れるからこそ味わえる醍醐味なので、必死に我慢します。

「でも・・・由佳里ちゃん、まだスッキリしてないんじゃないの?」

 彼は僕がまだ出していない事に気づいていました。
 本当は出したくて仕方がない訳ですが、そこはまるで平気と言う態度を取り続ける意味で、彼にメモを書いて手渡します。

「私は大丈夫よ。成田君がスッキリしてくれればそれでいいわ!」

 すると成田君は食い下がります。

「いや、由佳里ちゃんは大丈夫だろうけど・・・中は明らかに固かったし・・・」

 心配している様子ですし、実際ホントに気持ち良くなりたいのですが自分自身にも意地悪をするかのように、優しく彼の頭を撫でながらウンウンと頷いて聞いてあげます。

「最後までした方がいいだろ?手伝うよ・・・」

 もしかすると彼からすれば、由佳里の中で固い状態のままと言うのが羨ましいからさっさと出させてしまうという感じなのかもしれません。
 ですが、ここで意地悪く彼にメモを手渡します。

「今の私は由佳里なの、中は気にしちゃダメよ?」

 この言葉を書きながら、実はさらに固さが増していました。
 中は気にしちゃダメ、ってまるで由佳里が書いてるように僕が書くわけですが、書いている僕は由佳里の容姿とは裏腹に今にも爆発しそうな固い物を必死でなだめながら存在している。
 この状況に興奮しているのです。
 このメモを見た成田君は、しぶしぶ納得したかのように言います。

「確かにそう言うルールだけど・・・じゃあ、ドレス脱がせるけど・・・いい?」

 そう。ようやく着替える場面です。
 ですがここに罠があるんです。
 ここですかさず僕は、彼にもう一枚メモを書いて渡します。

「ふと思ったの。ドレス脱がせてくれた後、あなたはどうやって戻るの?」

 スカートの中に隠れて入って来た以上、スカートの中に隠れて出ていく必要がある訳です。
 つまり、彼はここに入って来た時から、もう一度由佳里のドレスのスカートの中に身を置く必要があるという事なのです。

「た・・・確かに・・・それはヤバイな。通行証がないから守衛に絶対捕まるだろうし・・・」

 分かっていましたが、そうだねーと言うようにウンウンと頷きます。

「まいったな。こりゃ。いい案思いつかないよ。」

 成田君は困っている様子ですが、答えは一つしかありません。
 スラスラっとメモを書いて彼に手渡してあげました。

「来た時と同じ方法で出ればいいんじゃないかしら?」

 それを見た彼の困惑する表情がまたなんとも楽しいんです。

「いや、だって、ドレス脱いだらさすがにスカートの中には隠れられないじゃん・・・」

 そう来ると思いました。ですがそれは予測済み。

「さっきの車まで、着替えを持って、このドレスのまま行けばいいのよ。」

 すると気づいたように言います。

「確かに・・・って、だったら最初から、由佳里ちゃんが着替えだけ取りに戻れば良かったんじゃないの??2人で一緒に来る必要無かったんじゃ・・・」

 そう。その通り。
 実に正しい見解です。
 腕組みしながらウンウン頷いて見せます。もちろんその腕組みのせいでバストが締め付けられて、少しだけ納まっていた息子の疼きが再び増したんですけどね。
 そして、彼の無念そうな表情がすごく興奮を加速させます。

 いろいろ思案したようですが、結局僕の提案を受け入れる成田君。
 そうと決まったら、着替えを持って、成田君をスカートに入れて移動開始です。
 成田君がスカートに入る時に、一瞬空気入り替わったわけですが、僕の興奮はそんなもので納まるはずもなく、多分あっという間にスカート内の環境は悪化しているはずでした。
 実際僕の吸う空気も一瞬だけ新鮮だった気がするものの、あっという間に元の熱気と湿気をたっぷり含んでスカートの中の布たちの香りが漂う素敵な空気に戻っていました。
 ちなみにちょっとだけ成田君の呼気も交じってるので若干臭うんですけど、それもまた着ぐるみの中に密閉されている僕の興奮をあおりました。

 彼も先ほどと同じように手を回しているので、彼の手が僕の息子の上に乗っています。
 さっき成田君を責めた時からずっと出したいのを我慢して固さを保っているため、彼にも僕のモノが固い事はすぐにわかるでしょう。
 そして手の動きのわずかな変化が僕の息子をどんどん気持ち良くしていることも分かるはずです。
 由佳里の身体が生み出す快感は、制御によって寸止めもされますが、直接手で弄られるものについては制御が働かないので、ただただ僕は我慢するしかないわけです。
 一歩踏み出せば、彼の体重が手にかかり、それが僕の息子を確実に締め付ける事が分かっている状態で、第一歩を踏み出す勇気って結構大変でした。
 全身を強張らせれば耐えやすい訳ですが、今は彼が触れている身体ですからあまり強張った身体だと中で耐えている事がバレてしまいます。
 なので極力バレないように歯を食いしばって快感に耐えながら、歩き出します。

 由佳里の中で僕がこんなに切ない感情と戦ってる事なんてたぶん成田君にはわからない訳ですが、それはそれでまた興奮できるんですよね。

 歩けば彼の手はもちろんですが、この纏ったドレスと身体によって生まれる快感が止まる訳ではないので、彼の手と同時に由佳里の責めも受け続けます。
 綺麗なドレスの大きなリボンの重みが伝わって歩く度にギュっギュっと切なく締め付けられる感覚や、大きなバストが重力や慣性によって揺れ動きながらドレスの生地を突っ張り皺を作って僕を刺激する感覚に、立ち止まってしゃがみこみたくなるのですが、もちろん成田君に気づかれる事になりますから、そんなことは絶対にできません。
 それに、彼も僕の息子がどんな刺激を受けているか気づいているはずです。
 つまり、こうやって歩いて耐えれば耐えるほど、彼は中で耐え続けている僕に嫉妬するはずなのです。

 君がスカートの中で触れているものは、僕が実際に由佳里と君に気持ち良くしてもらっているものなんだよ。だから良く触って、僕がどんなに気持ちいい時間を過ごしているのか、じっくり味わってよね。

 心の中でそんな感覚になりながら耐え続けます。
 込み上げて来るモノにゾクゾクしながらも耐えて歩けるのは日ごろの訓練のおかげですが、彼はそういう訓練でいつも耐えれないからプロになれないのです。
 こうして見せつけてあげれば少しはやる気になるかとも思うのですが、何よりこうして彼に見せつけていることで僕がすごく興奮できる、と言うのはあります。

 そしてしばらく歩き続けると、役者仲間の園田さんが向こうからやって来ました。

「おー、これが由佳里ちゃんかー。凄いなー。え?今、何処行くの?もう仕事上がりなんじゃないの?」

 園田さんの質問に首を横に振って、まだ仕事上がりじゃないと告げます。

「ドレス凄いなぁ。これ着て日中にショーやるんでしょ?うわー、蒸し風呂だよねー」

 身振り手振りを交えて園田さんの質問に答える僕。
 そのせいで衣装のしわや締め付けが変化して気持ち良くなるのですが、それは僕の固い物の反応を通して多分スカートの中にいる成田君にも伝わっているはずです。
 僕としては彼の指先が触れているせいですごく切ないまま、由佳里の身体が伝える刺激を貰って、ホントに苦しい訳ですが、そこに成田君も気づいているはずだと思うと興奮が増していきます。

「それにしても、このドレス、凄いなー。つやつやテカテカじゃん。胸とかウエストの締め付けもかなりエッチだよね-。相当苦しいんじゃないの?」

 園山さんも役者ですから僕の状況は察してるはずです。
 それでわざとこう聞いてくるんですから意地悪ですよね。

「ははーん。そうなんだー。やっぱり苦しいんだ-。じゃ、ちょっとその締め付けを確認させて貰うかなー・・・」

 そういうと、園山さんは遠慮なくムニュっと由佳里の大きな胸をドレスの上から揉んで来ました。
 正直、ここまでダイレクトに攻撃されるとは想像してなかったので、実は一瞬頭が真っ白になるぐらい気持ち良かったのですが、僕は由佳里だ、と言い聞かせて必死に我慢します。
 すでに物凄く気持ちいい状態の所に、不意打ちのような刺激ですから、これって通常ならイク可能性が高い責めなのですが、今は下に成田君がいる、と言う最後のブレーキによって寸前の所で放出は回避できました。
 ですが、その気持ち良さは相当なもので、出したいと言う感情と、出しちゃダメだという理性との物凄いせめぎ合いは、最終的にギリギリの所で我慢し切った訳ですが、その結果ついつい腰がヒクヒクっと反応してしまいました。
 たぶん成田君ならこの反応には感づいていたはずです。
 僕が出したくて仕方ない中を頑張っている事に気づいた成田君は、スカートの中でいったいどんな感情になってるんでしょうかね?
 いつもは成田君からは僕が見えませんが、今は僕からも成田君は見えませんし、しかも成田君は僕の固いものに触れることで中の様子が今まで以上に分かってしまう訳です。
 いつもの逆のような立場、って考えたら、僕が成田君に嫉妬するんでしょうかね?
 いやいや、そんなことはありません。
 成田君にとって、この僕の外側の様子が見えない今の状況で、音と下半身の反応だけを知らされる事は、外から僕の姿を眺めているより何倍も羨ましく感じているはずです。

「ははっ。こりゃー気持ちよさそうだねー。じゃ、俺、帰るから、またねー」

 園田さんは楽しそうに去って行きました。
 僕も仕事上がりに他のキャラクターと会うと悪戯する事もありますから、そういう意味では園田さんも割とノーマルな対応なのですが、今の僕はもともと成田君によって責められ続けている状態でしたから、園田さんの攻撃は受け流すのがとても大変な物でした。

 さらに進んでエレベーターに乗り、フロアを移動したらいよいよ守衛のいるゲートです。
 カードをピピッと反応させてゲートを通り、ようやく一般の人達の居るエリアにたどり着きます。
 車まではもう少し。
 もうちょっとだけ辛抱して、成田君をスカートの中から出したら、彼に内緒で放出してしまおうと心に決め、必死の我慢は続いていました。

 すると、もうちょっとと言う所でバッタリと女性社員さんらしい3人組に会います。
 彼女たちは着ぐるみスタッフではなく一般社員さんである事は首からぶら下げた社員証から分かります。
 役者さんなら適当にあしらってでもさっさと車に戻るところですが、一般社員に対する振る舞いは、あくまでもそのキャラクターである必要がありますので、僕はお客さんに対応するように対応します。

「すごーい。わー見て見てー」
「あ、由佳里ちゃんだ-。知ってる、これゲームのヒロインなんだよね-」
「いいなー。すごーい。私よりスタイル良く無い??」

 喜んでいる3人組を見て、僕も精いっぱい可愛らしく振る舞いますが、内心、早く出したくて仕方ないのですごく苦しい時間でした。
 成田君さえいなければ、出してしまうのですが、彼に触れられたまま出すのはちょっと悔しい気がするのです。
 出来ればイク瞬間は内緒にしておいた方が、彼の嫉妬を煽れますので。

 ですが3人組はテンションが上がってしまい、なかなか解放してくれません。

「ねぇねぇ。写真撮ろうよ。」
「うん、いいね。オッケー」
「写メいい??」

 写真をせがまれ、嫌と言うことはありませんので快く引き受けるのですが、ホントに出したくて仕方ありませんでしたので、この時間は地獄と言えました。

「おー、いいって!やったー!」

 そう言うと彼女たちは由佳里に抱きつくようにポーズを作って写真に納まり始めます。
 携帯のカメラを向ける人が必要なので、つまり全員撮るには都合3回抱きつかれる事になるのですが、そのどの抱きつきも、彼女たちの腕が由佳里のバストを押していたり、お腹辺りに手を回してキュッと引くものだから、その手の感触がドレスの生地のしわと締め付けを通じて伝わる事で、思わず声が出そうになるぐらいに気持ちいい瞬間でした。
 由佳里は可愛いでしょうけど、中の僕は君たちの責めでこんなに嫌らしい事になっちゃってるんだぞ、って文句の一つでも言いたいぐらいに気持ち良くて、多分息子も想像以上に反応していたはずでした。

 そしてその瞬間が訪れます。
 多分息子が反応している様子を指で感じた成田君は、あろう事かその指で僕の固いものを刺激してきたのです。
 羨ましがっている成田君が、僕をさらに気持ち良くするような責めをするとは思っていなかったので、不意打ちもいい所でした。
 その結果、さんざん溜めまくった僕の白濁の液体は、ついに身体にとどまる限界点を超えて、固い物の先端からリズムよくビュクビュクと放出されていくのでした。

 放出した瞬間の反応も、その後の息苦しさも、抱きついてる女の子たちにバレないように必死にごまかしましたが、そのせいで息苦しさは猛烈なものになのりました。
 イッた直後の呼吸の苦しさは経験した人じゃないと分からない物ですが、本当にマスクをはぎ取って深呼吸したい衝動との戦いでした。

 やっと撮影が終わると、女の子が離れたのを確認して、凄く頑張ってスカートの中にある酸素をなるべく取り込むように呼吸します。
 苦しいし臭うし全然新鮮じゃないのですが、それでもこの苦しみから逃れるためにも必死に呼吸をしました。

 そしてまだ苦しいままなのですが、なるべく早く楽になりたかった僕は、少し物陰になってる場所に移動して、成田君の頭をコンコンコンと3度叩きました。

 成田君はその合図でスカートの中から出てきます。
 スカートがめくられたとき、スカート内に新鮮な空気が入り込んでいるのですが、さすがに直ぐにはその空気を感じられない為、しばらく深い呼吸を繰り返して、なるべく早く新鮮な空気を取り入れる努力をします。

 とはいっても、ようやく新鮮な空気を味わうことが出来ても、このスカートですから直ぐに元の蒸し暑くて息苦しい空気に戻ってしまいますけどね。

 それにしても、成田君にトドメを刺されると言う悔しい状況でしたので、ちょっと悔しさを紛らわせる意味でも、仕返しをしてやろうと思って、成田君に対して少し怒ったような態度を取ってみます。
 もちろん可愛い由佳里として破綻無い怒り方ですから、不自然さは無いはずです。

「え?な・・・なんで怒ってるの?・・・」

 成田君は言います。
 でも、分かってるはずです。今、僕が君の指先によってイカされたという事実を。
 もちろん彼からすれば、こんな可愛い着ぐるみの中で、こんな苦しそうなドレスを纏って、まるでそれを気にしない素振りを見せながら存在する僕に嫉妬もしているでしょうし、そのうえさっき女の子達に弄られている事も知っているでしょうから、その状況に相当羨ましい感情はあったはずです。
 ですが、だからと言って、見えないし手出し出来ないスカートの中で僕を弄るなんて、ちょっと悔しかったんですよね。
 もちろんすごく苦しいけど、凄く気持ちよかったのも事実ですけど、成田君にイク瞬間を悟られるのはちょっと悔しかった。

 なので怒った態度のまま、自分の股間辺りを指さしてみるのでした。

「あ、さ・・・さっきの?」

 成田君も理解した様子。
 僕は凄くゆっくりハッキリと頷きました。

「あれは・・・ほら、なんか反応が凄かったから、つい・・・」

 そんな事は分かってました。
 なので、その言葉を無視するように、一歩成田君に近づいて、しゃがみ込むと、目の前にある成田君の股間を指でつんつんと押してみます。
 もちろん股間にはパッドが入ってるのも分かっていますから、その上からつんつんと。
 成田君の息子は、パッドの上からでもハッキリ分かるぐらいに大きく膨らみ、相当に苦しそう。このままちょっと弄んだら簡単に出してしまいそうな状態だと分かりました。

「ち・・・ちょっと何・・・何すんだよ」

 突然の行為にビックリした様子の成田君ですが、僕は無視してその場でウンウンと頷いてみせます。
 僕もこうしてしゃがんでる状態なので実は股間付近の締め付けが増して気持ち良さも増してしまっていますが、イッた直後と言うこともあり、まだ割と余裕で我慢は出来ていました。
 でも全体的にギュッと締め付けられる感覚によって立って過ごすより感じやすい為か、回復速度は想像するより早くなっています。
 そんな状態なので、彼の股間を確認したら直ぐに立ち上がってしまいます。

 あんまり簡単に回復してしまうとその先がまた苦しいので、立ち上がった後で一呼吸置いて、そのまま成田君を見ると、突然股間を触られて、状態を確認された事に対する恥ずかしさとか嫉妬とかいろいろな感情が表情になって表れていました。

 僕は、すぐに彼の頭をナデナデしてあげます。
 もちろん、僕と違って出したくても出せない彼に同情してると言うのもありますが、それ以上に、こうして可愛らしくナデナデしてあげることで、彼にとってはかなり悔しい状況になると考えたんです。

 僕も彼にイカされる事は度々あるんですけど、彼がその瞬間を知るって事は殆ど無いんですよ。
 イク瞬間に股間に触れられている事なんて殆どありませんから。ですから彼に内緒で彼にイカされる事は何度も経験してますし、実際それって相当に気持ちいいわけですが、さっきみたいに彼に触れられたままイクと、彼に僕が耐えきれなかったことを悟られてしまう訳です。
 それって結構悔しいんで、こうして仕返ししてあげる訳です。
 まぁたぶん僕が感じた屈辱的な感覚より、今、成田君が感じた屈辱的感覚のほうがずっと強いとは思いますが、それはまぁ僕が着ぐるみに入れる特権だと思っていますしね。

「って、おい、何だって・・・」

 ちょっと悔しかったのか、成田君も怒ったような口調になりますが、僕は無視するかのように振り返って歩き出してしまいます。
 後ろは振り返りませんでしたが、雰囲気から成田君もキャスターを抱えて後を追って来ている様子は分かりました。

 建物の外に出て、車に向かって歩いて行くと、成田君より一足先に車に到着します。
 もちろん歩いている最中にバストの揺れやら下着やタイツのシワや締め付けの変化、そしてドレスの生地の締め付けやらシワやらパニエが敏感なところを擦ったりと言った刺激は常にありますから、車に到着したころにはすっかり固さは回復してしまいました。
 距離でいえば成田君がスカートから出て100メートルもない訳ですが、それで、何度も出している僕が回復するぐらいに由佳里と衣装の産み出す快感は凄いってことです。

 車を前に、振り向いて成田君の方に向き直します。
 すると丁度成田君も追いついて、僕の目の前に成田君がやって来ました。
 僕はすぐに鍵を開けてくれと言うボディーランゲージをして見せます。

「あーはいはい。分かりました分かりました。」

 少し投げやり気味ですが、それは成田君の役目ですから直ぐに鍵を取り出して車のドアを開けてくれました。
 鍵が開くと、真っ先に車に乗り込みます。
 もちろんこの日の気温や湿度を考えたら、車の中はかなりの熱気になっている事は予測済みですが、そんな空間に真っ先に入る事で、成田君がどう感じるのかを想像したら、少々の熱気ぐらい気になりません。
 と言うかまぁこんなに蒸し暑い中で由佳里に密閉され続けるのは結構な興奮なんですよね。
 汗一つかかない由佳里の中で、蒸し風呂のような空間を味わっている自分に。
 もちろん倒れるほどの灼熱地獄だと問題なのですが、ホビー21のスーツはその辺りがすごく良く出来ていて、きちんと熱を発散してくれるし、汗のように見える水分ではないのですが、ちゃんと湿気も放出しているので、必要以上に内部の温度と湿度は上がらないのです。
 もっとも、ドレスを纏っているせいで、由佳里の身体から放出している熱気や湿気は外に逃げにくいんですけどね。
 特にスカートの中は凄いので、呼吸は苦しいまんまです。


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