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僕は、成田君に可愛らしくペコリとお辞儀をすると、彼もお辞儀をしてきました。
彼は、由佳里の中が僕か加藤君である事は知っていますが、今日の由佳里の中にどちらが入っているのかは知らないんです。
まぁ実は今日だけは2人でローテーションして入ってるのですが、それも知らないので、どちらかが入っていると思っているはずです。
由佳里の挨拶を見て、目が恥ずかしそうに泳いでいるのもまた可愛いんですよ。
きっと色々想像してるんだろうなぁと思いますが、ホビー21の役者は、一旦着ぐるみの中に入ったら、そのキャラクターでいる、と言う基本ルールがあるので、僕は成田君の友達では無く、あくまでも由佳里として接します。
まぁ仲がいい友達だし、あとで少しぐらいサービスしてあげるつもりですけどね。
周りのスタッフ達も、由佳里とは仲良くしたい人が多いはずですから、その中で成田君と特別に仲が良くしてあげれば、成田君の株も上がるし、優越感も味わえるでしょうし。
ですから、今日は僕が特別に、成田君と仲良しの由佳里になってあげようと思ってます。
憧れのヒロインに仲良くして貰えるなんて、中が僕だからの特権だよね。
成田君も、有り難く思ってくれるかな?
あー、いや、でも僕なら絶対悔しくてモヤモヤした気持ちになりそうですね。成田君は慣れてるから大丈夫だと思うけど。
そんな事を考えながら挨拶を済ませると、早速ドレスへの着替えを開始します。
今着ている衣装を手早く脱ぐと、下着一枚でみんなの前に立つのですが、この時はかなり恥ずかしいんですよね。
守る物が殆ど無い裸に近い状態で、みんなに見つめられると、大きくなった固い物が下半身に浮き出てる気がしちゃって。
もちろんそんな事はないんですが、なんかそんな気がするぐらい、由佳里の中では固い状態を保たされ続けているので。
それと、ブラも取っちゃったので、胸が揺れる事が多くて、それも、下半身が気になる大きな理由の一つです。
多分みんなの前では可愛らしく裸の由佳里が立ってるだけに見えているかもしれませんが、僕は相当に恥ずかしくみんなの目線を感じながら、由佳里の身体の中で、固く勃ってる物を一生懸命になだめているんです。
このギャップは何度経験しても興奮出来るんですよね。
そんな状態で、まずはタイツです。
薄手の白いタイツですが、これは結構サポート力は強いので、かなり足が細くなるんです。
でも、殆どの時間をロングスカートのドレスで過ごす由佳里に、何故こんなに足が細くする必要があるのかは疑問です。
ホビー21の衣装部が用意する衣装は、毎回こう言う不必要にタイトだったり、息苦しかったり、無駄に感じやすい場所に感じやすい布を配置した衣装だったりする物が多いんです。
役者さん達も、一緒に話をすると、確かにおかしいよね、って言うんですが、みんな抗議まではしないんですよね。
僕も抗議するつもりはないんですが、ホントに何故こう言う設定の衣装を用意するのかがとても不思議なんです。
タイツを穿くのも手慣れていますので、割と簡単に穿けますが、サポート力が強いおかげで、タイツの下半身への締め付けに頭がクラクラします。
もちろん僕のモノもその締め付けを感じて、じんわりと嬉し泣きしてますけれど、これから先のことを考えたら、まだまだ我慢しなければいけないんですよね。
足にタイツがフィットした事を確認して、スタッフにOKサインを出すと、スタッフが由佳里の身体に衣装を着せていきます。
この時も由佳里として可愛くポーズを作るのですが、ブラをしていない事をすっかり忘れていたので、ポーズした途端、胸が揺れて、びっくりしました。
ただ、周りに人がいるのと、まだ我慢できる興奮度だった事もあって、なんとか態度に出さずに済みました。
態度に出ないから、気にしていないと思われるかも知れませんが、態度に出ない時は由佳里の中で闘っている可能性は高いです。
顔に出なくても酔っぱらっている人と同じで、見た目に何とも無さそうな時でも、その裏ではとても苦労している事は結構あるんですよ。
周りのスタッフはみんな気付いていないようでしたが、唯一、成田君だけは、由佳里の胸に視線が来ているのを感じましたので、多分彼は僕が我慢している事に気付いている気がします。
男の目線て、ホントに胸とか足とか股間とか、結構ストレートに感じるので、演じていると面白いんですよ。
自分の身体を武器にして、男の視線を集めるのってちょっと快感だったりします。
見たい? でも見せてあーげない! って隠すときの男のガッカリした表情って結構好きだし、見えちゃいけない物がチラリと見えた時の男の目線も凄く楽しいし。
こう言う目線を感じながら着替え開始です。
と言っても、僕は殆どやることがなく、着付けをしてくれるスタッフにお任せする感じになっています。
最初にブラジャーを着けるのですが、本来、このぐらいは自力でやるんですけど、今回は完全に人任せ。
でも、楽なのかと言うと、そうでもなく、胸みたいな感じやすい部位を、人に自由に触られるのは、かなり苦しいんです。
だって、胸と僕のモノは殆どリアルに繋がっている状態なのです。
スタッフは、中に女性がいるとは言え、一応表向きは、作り物の胸を弄っている程度にしか思っていないでしょうけど、その裏ではスタッフにモノを遠慮無く弄られる僕がいるんですから。
しかも感じる素振りは出来ないので、与えられる刺激をひたすらやり過ごす必要があります。
これ、短時間でも実はかなり苦しいんですよね。
なんとなく想像出来ますよね?
そんな苦しい作業なので、僕らベテランであっても、太ももとかは時々ピクピク動いちゃいます。
ですから、それを誤魔化すのも一苦労です。
おかげで、スタッフの殆どは由佳里の変化には気付いていないのですが、唯一、成田君だけは、羨ましそうに由佳里を見つめているんです。
彼は、裏の事情を知っていますから、僕が反応しなければ、しないほど、裏の苦しみを想像してしまうんでしょう。
可愛そうだけど仕方ないですよね。
ブラジャーの後は、シルクで出来た補整下着。要するにコルセットですね。これを装着します。
これも素材がツヤツヤですから、身体に巻き付いたら相当に気持ち良くなるのですが、これを着けて、由佳里のスタイルを更に良くする事で、みんなから見た魅力もアップしますから、僕は我慢する事になります。
コルセットがウエストに巻き付かれ、ヒモでギュッギュッと締め上げられる行程は、何度体験してもゾクゾクしてしまいます。
締め付けられて苦しいのもありますが、なによりピッタリとウエストにフィットしたシルクの素材感が、僕の固くなっているモノに伝わるので、本当に気持ちがいいんです。
しかも、こうしてヒモをクロスして縛られると、お尻に出入り口があっても、このコルセットを外さない限り外には出られません。
もちろん下着やタイツのせいで既に出入り口は塞がれているのですが、こう言う補正具のような物は、その拘束感をより強くして、僕が由佳里の中に密閉されている事を凄く強く感じるようになります。
それに、ウエストの締め付けにより伝わる快感だけではなく、このコルセットは意外と丈も長いので、下腹部も結構覆うんです。
当然そこには上向きに固定された僕のモノが固くなって苦しんでいるわけですから、その上からギュッと押し潰されるように締め付けられる事で、もの凄く込み上げてくる気持ちのいい衝動との闘いを強いられます。
締め上げる係が成田君だというのもまた興奮を誘います。
彼は、由佳里のヒモを締め上げると、僕が苦しいことを分っていて、それでも仕事として、ヒモを締めなければならないんです。
彼の手で僕がどんどん、彼にとって羨ましい世界に幽閉されていくのです。
その事もあり、かなり精神的にも興奮してしまいますが、何より、本当にこのシルクのコルセットは付け心地が気持ち良くて、由佳里の中の僕はその快感との闘いで、成田君の存在を一瞬忘れてしまう程。
締め上げられた直後は特に酷くて、出さないようにひたすら頭の中で九九を唱えたり、じゅげむじゅげむを唱えたりしました。
しばらくすると落ち着くのですが、それでも締め付けが緩んでいるわけではないので、身体を動かすとここにテンションがかかって窮屈感は絶えず変化する事になります。
それと、このコルセットの締め付けは、胸を持ち上げる効果もあるようで、このため僕の固いモノは、更に反り返るような感覚にも襲われてしまいます。
コルセットが固定されたら、その反り返る感覚もずっと続くことになり、それもまた僕を悩ませるんです。
苦しいけど、これがホビー21の着ぐるみの醍醐味でもあるので、僕はこれからひたすら、この切ない状態で固定され、快感に晒され続ける僕のモノとの闘いを始める事になります。
これだけ気持ち良くなると、呼吸も荒くなりますが、今は薄手とはいえタイツも穿いている状況なので、呼吸も結構篭もるんです。
スカートみたいな広い空間を覆ってしまう物は穿いていないので、外の新鮮な空気を吸う事は出来るのですが、シルク製の下着と、タイツのおかげで、呼吸口そのものが軽く塞がっている状態なので、息は結構頑張って吸っているんです。
ただ、お腹の動きが激しくても、着ぐるみの持つ細胞の補正のシステムが働いて、見た目には大きく呼吸しているようには見えないはずです。
身体に触れて呼吸音を感じて貰うと、ゼェゼェと結構派手に呼吸しているのですが、肩で息をする程の状況にならなければ、見た目はそんなに苦しそうに呼吸しているとは思えないはずです。
そんな苦しさを知らないのか、あるいは気付いていても知らない振りをしているのかは知りませんが、成田君は、由佳里にパニエを穿かせます。
柔らかいシフォン素材を幾重にも重ねたロングパニエですが、ロングで、かつボリュームを持たせているのでそれなりに重いんです。
触り心地はフワフワですが、重量はそれなりにあるのと、前に比べて後ろ側にボリュームを持たせてあるので、前後が動かないように、しっかり固定する必要があります。
そこで、このパニエは、先程由佳里の身体に巻き付けたコルセットに固定する仕組みを取っています。
コレセットがしっかり身体に固定されているので、そこにパニエも固定する事で、位置がズレたりする心配が無くなるんです。
固定方法は、コルセットのウエストラインに開けられた穴に、パニエのヒモを巻き付けるように固定するのですが、これがまた苦しいんです。
何故なら、穴を通ったヒモは、スルスルっと擦れながら何周か由佳里のウエストに巻き付いて、最後に背中でリボン結びで固定される事になるんです。
ヒモがスルスルとウエストを擦ると、当然ウエストで感じたスルスルの感触は、僕のモノにも伝わってきます。
これ、想像しただけで苦しそうですよね?
実際、かなり苦しくて、ちょっとヒモの動きを止めて欲しいって思う瞬間もありましたが、由佳里は言葉を話せませんし、これで感じる事を知っているのは、成田君だけですから、僕は目を潤ませながらじっと気持ちよさに耐えていました。
それにしても、このヒモのスルスル攻撃は、かなり危険ですね。
リハーサル中もこの衣装でしたが、今日は、ヒモを結んでいるのが成田君だと言うのが、余計に危険度を増しています。
彼も裏を想像しているはずなので、由佳里が無反応な方がきっと色々想像するでしょうし、そうやって想像されると僕も嬉しいので、じっと我慢するんです。
でも、実際には相当に気持ちがいいので、その狭間で、悩ましい瞬間を過ごす事になるんですね。
しかも、そうやって我慢すれば呼吸は荒くなりますが、パニエによって呼吸口の周りが覆われてしまった事で、いよいよ空気の遮断が始まり、そのせいで息苦しさが急速に増して行きます。
空気がパニエの中に篭もり始めて、熱も湿気も多めになり、臭いも結構キツくなり始めます。
パニエのシフォン素材や、タイツのナイロン素材、シルクの下着の素材の臭いが入り交じった独特の布の香りと共に、吐息や汗や湿気が、由佳里のボディーの呼吸口付近が発する僅かなゴム臭と混ざって、いよいよ臭くなってきます。
でも、逃げ出したくなるような、気持ちの悪くなるような臭さではなく、虐げられた由佳里と言う女の子の中の世界を実感するので、凄く興奮するんです。
さっきまで吸っていた新鮮な空気は、今やフワフワのパニエの外にあり、僕はパニエによって、より一層由佳里の中に閉じ込められている事を実感する事になりました。
でも、苦しくても僕は由佳里ですから、こう言う綺麗な衣装を身につけていく過程を楽しむ必要があります。
着た衣装の確認のためにも、そしてフワフワのパニエのボリューム感がお気に入りと言う雰囲気も出すため、鏡の前でくるっと回転してみることにします。
ただ、その行為は、可愛い女の子がパニエをヒラヒラさせて回転するだけに見えて、僕には相当に負担がかかる行為です。
くるっと回る行為によって身体にかかる力が産み出す締め付けや緩みも、実はそれなりに感じます。
特に股間辺りは足を軸に回転させる時に、太もも辺りにも力がかかり、そのせいで締め付けられ、緩み、下着もシワを作り、と結構な快感を産んでくれます。
ですが、それ以上に、問題なのはパニエ。
フワフワのパニエが、サワサワっと足や腰回り、特に下腹部辺りを優しく擦りながら、由佳里の身体の回転に合わせてフワリと膨らみ、回転が止まると、元の状態に戻る。
この当たり前の動きが僕の固定されたモノの上で展開されているのです。
慣性とか重力とかのおかげで、涙が出る程にソフトで気持ちのいいパニエの擦れを感じながら回転する事になりますから、外から見ている人には分らないぐらい切ない行為なのです。
それと、パニエを固定しているヒモのせいで、ウエストにもテンションがかかるので、回転の開始時と停止時にはヒモの感触も伝わって来て、更にトロける程気持ちいい瞬間があります。
これから先の長丁場を考えたら、ここで出す事は避けたいと思っていますが、まだ着替えも完了していないのに、いつ出してしまってもおかしくないぐらい、僕のモノはカチカチになっています。
この事実に、周りの人は誰も気付いていないと言うのが、また余計に興奮するんですよね。
成田君は想像ぐらいはしているかもしれません。
けれど、実際にどのぐらい気持ち良くて、僕がどれだけ悩ましい快感を我慢しているかは、彼ですら、想像は出来ても、真実は分らないんです。
これが着ぐるみの中にいる役者さんと、外でサポートするスタッフとの決定的な差ですが、彼には申し訳ないけど、外から色々想像して楽しんで貰うしかありません。
僕は由佳里の中で、リアルにこの空間を実体験しつづける事になりますけどね。
何回かフワフワのパニエをくるくるっと回して、着心地に満足したように、ウンウンと可愛らしく頷いて見せます。
満足したように見せていますが、当然、本音で言えば、快楽に溺れそうなぐらい気持ちのいい布にまとわりつかれているんですけどね。
由佳里が落ち着いたのを見計らって、サポートの人がドレスを持ってきます。
リハーサルで何度も着ているし、その度に苦しかったのを覚えているのですが、こうして、みんなの前で本番用に着るのは、また興奮します。
目の前で背中がパックリと開いたドレスが準備されているのを見て、自分がこれからあのドレスの中に入ると言う事を実感し、また自分のモノを固くしてしまいます。
素材はコルセットと同様にツヤツヤのシルクサテンですが、色は薄いブルー。
おとぎ話のお姫様が着ているドレスのような透明感のある艶やかなブルーです。
パニエを穿いている関係から、背中からドレスに入る事は出来ないので、上から被るように入り込むのですが、背中が開いた状態でも、ドレスの一番絞られた位置のサイズは、実はバストサイズより小さいのです。
これはデザインを、ゲームの衣装に近づけたためで、ゲームやアニメの中には、現実に着るとかなり無理があるデザインというのも多々あるのですが、このドレスは、まぁそう言う意味では、忠実に再現すると由佳里には着にくいデザインと言えました。
ウエストラインに少し余裕を持たせるといいのでしょうが、ホビー21は再現性も重視しますので、見た目優先となっています。
2人のスタッフによってドレスを頭から被されるようにして、ドレスの中に潜り込んで行きます。
この段階でも、胸やらウエストやらがドレスの生地と擦れて気持ち良くなってしまうのですが、間口の一番狭い場所を胸が通過する時は、胸がかなり押し潰されて、中にいる僕は相当に切ない思いをします。
(ん……んぁ……そこ…っ気持ちいいって……)
両方同時には通せないので、右胸、左胸、と順に通すのですが、その度に由佳里の中で締め付けられる僕のモノを必死になだめます。
でも、左胸を通しにかかる時、どうもいつもならスルッと抜けるぐらいに締め付けられているのに、その締め付けが中々緩みません。
(ま……まって…そんなに締まった所で止めたら…ヤバイって……)
僕の願いは由佳里の外に届くことはなく、由佳里は優しく笑い続けているはずですし、僕はそんな由佳里で居続ける必要がありますので、出そうになっている込み上げてくる物を、必死で逆流させる闘いを続けます。
息も苦しいし、身体も中途半端にバンザイしてパフスリーブの中に袖を通しかかっている状況なので、ますます何も出来ません。
しかも、締め付けが一番強い場所で止まっただけではなく、そこで微妙にドレスを引き下げようと、スタッフが力をかけている為、胸が更に締め付けられたり、緩んだりを繰り返し、本当にもう限界かと思う程、頭が快感で真っ白になってきます。
まだ何も始まっていないのに、イクのは絶対に避けなければ、と、由佳里の中での闘いを続ける僕に気付いている人は、きっと成田君だけなのですが、そんな成田君の視線すら忘れてしまうぐらいに気持ち良くなってしまいました。
(ぁあぁ…ヤバイかも…ホントに駄目……も……もう出ちゃう…ホントに厳しいよ…)
僕の役者としての理性と、次々に襲う快楽との闘いでしたが、本当にそろそろ屈服しそうな状況でした。
本当に出そうになっていた、その瞬間、スポッと胸のつかえが取れ、胸がプルンと弾けるように揺れ、急激に締め付けが緩んだ後、モノが揺らされる刺激へ変化し、思わず腰がくの字に曲がってしまいます。
その瞬間は、本当に出してしまったかと思ったほどに気持ちが良かったのですが、なんとか、一線は踏みとどまってくれました。
そのせいでこの先が、かなり疼き続ける事になったのですが、何より、着替えているだけでイクなんて言う初心者みたいな事にならなくて良かったと、ホッとしました。
パフスリーブに袖も通して、ようやくドレスが背中を残して由佳里の身体を覆ってくれました。
ここまで来たら、あとは開いた背中をヒモで編み上げて固定すれば完了です。
背中に回ったスタッフがしっかりと身体にフィットするようにヒモを編み上げてくれるので、僕はただじっとしていればいいのですが、ウエストの辺りはコルセットの上から更にシルクサテンが重なるので、キシキシと衣擦れする時の感触が僕のモノに伝わってくる事になります。
シルク同士の衣擦れする振動が伝わると、かなり気持ちいいって知ってました?
ウエストなんて、結構動かします。息をするだけでかすかに動きますし、立つときも、座るときも、歩くときも、普通に動かすので、微妙な布同士の擦れる振動は、絶えず僕に伝わる事になります。
また、胸もかなり締まります。
背中からギュッと締め付けられる感じが更に強まって、本当に僕の固くなったモノを休ませてくれない様子。
無駄に放出したくないのでひたすら我慢するのですが、大好きな女の子に扱いて貰っている時と比べても、何倍も気持ちがいいと言えるこの快感は、一度味わったら止められないですし、何時間もこの中にいる為に、ひたすら我慢を続ける事になるわけです。
ハイネックのデザインのドレスなので、首の辺りまでヒモで編み上げて固定され、ようやく、由佳里の身体をドレスの中に入れる事が出来ました。
この先しばらく、僕は由佳里の着るこのドレスによって外界と遮断されてしまうのです。
スカートは地面に付くぐらい長く、フワフワのパニエによって凄く綺麗にプリンセスラインを描いています。
このスカートの中に、僕と由佳里だけが知る秘密の空気が充満し、僕はその空気を吸って演技を続けるんです。
下着がシワを作ってても、これだけボリュームあるパニエに遮られると、ほぼ自力で下着を弄って直すことは出来ません。
パニエの布が邪魔して、さらにタイツも覆っているので、直接下着に触れる事が出来ないのです。
自分の身体にフィットしているのに、自分の手が届かない場所に、自分を快楽に引きずり込む布が存在する。
自分の身体なのに弄りたくても弄れない場所がある。
これは、着ぐるみに入って演技をする人間にとって、もの凄く切ない状況と言えました。
また、ハイネックのデザインなので首も結構ピッタリとフィットしてますし、胸元辺りもシルクのドレスがフィットしています。
頷いたり首を振ったり、首をかしげたり、と顔を動かすと、この辺の布がシワを作ってそれがまた僕の固くなっているモノに伝わり、これもまた快感へと変わっていきます。
首を動かすだけで、僕のモノが気持ち良くなるなんて、悪夢のような衣装だと思いませんか?
実際ハイネックの衣装って色々あって、どれも本当に気持ちいいのですが、特にこのドレスのようなシルク素材は、伸縮もなく、ツヤツヤで、しかもフィットしている状態だと、苦しさに拍車がかかります。
それでも、由佳里が衣装として着るのですから、僕はどんなに気持ちが良くても、由佳里を演じる事は止められません。
いや、厳密に言えば、僕が本当に操演の限界を感じたら、いつでも中止できる権利は与えられています。
そのぐらいホビー21の着ぐるみは守られていると言えるのですが、僕から言わせれば、そんな勿体ない事をしようと思う演者がいるとは思えません。
確かに逃げ出したいぐらいに気持ち良くて苦しいし、蒸し暑いし締め付けられて動きづらい由佳里の中ですが、こう言う世界でファン達の注目を浴びる女の子になって、ファン達の前で人知れずイク事の興奮を覚えると、絶対に放棄するのは勿体ないと思ってしまいます。
第一、この中に入りたくたって、入れない人もいっぱいいるんです。
ホビー21には、潜在的に着ぐるみの中が気になって、自分も入れる物なら入ってみたいと思っている人は、働いている人達にも、お客さんにも沢山います。
もちろんこれだけの美少女の中に男性が入れるとは思っていないのか、殆どの人はその時点で中に入ると言う願いは捨てて、中で苦しんでいるであろう女の子を想像しているみたいですが、そんな中でも、万が一にも入れる可能性を想像し、自分があの中にいられたらどれ程興奮するだろうって想像しているんです。
彼らは、この着ぐるみの仕組みなど知りませんから、単に女の子の身体に密閉される苦しさを想像しているだけなんでしょうが、現実はそこに、快感という要素が加わるので、その事実を知ったら、きっと更に中に入ってみたくなるはずです。
そして、そんな真実を知っている人物も僅かながらいます。
色んな審査をパスして真実を知り、着ぐるみ操演者となるべく研修を受けている人達です。
ホビー21には絶えず十数人そう言う人がいますが、成田君もそんな一人。
僕は、そんな成田君が羨むような世界を独り占め出来るんですから、それを放棄するなんて、本当に生命にでも関わる状態じゃなければ絶対に嫌ですよね。
むしろ、苦しんでいる僕を成田君にあれこれ想像して貰えるなら、もっと苦しくてもいいぐらいです。
あ、もちろん苦しいって、息が苦しいだけじゃなくて、由佳里の身体と衣装の締め付けによるムチムチパツパツの感覚とかもありますし、何より、僕のモノに与えられ続ける甘くて切なくてゾクゾクする快感に対しての感情でもあります。
ですが、まだ終わりではありません。
この後、色々苦しい備品の装着が待っています。
どれも、由佳里を可愛く綺麗に着飾るためのアイテムなのですが、由佳里の中にいる僕にとっては、そのどれもが、快感を増幅させるだけの悩ましいアイテムです。
まずは背中に大きなリボンです。
リボンは背中の腰のちょっと上辺りに何カ所かあるホックに固定するのですが、リボンがかなの大きくて、その重みで、実はドレスの生地にテンションがかかって、それが最終的に胸を締め付ける事になります。
スタッフの人がカッチリとホックに固定すると、しっかりとリボンの重みが胸を締め付けて、スカートの中でかなり長くて切ないと息を漏らしてしまいます。
ただ、このリボン、かなり大きくて可愛いので、由佳里のドレスにピッタリで、リボン無しのデザインは、一度このデザインを見た後だと物足りなくなるんです。
ですから、由佳里としては、このリボンは必須なんですね。
問題なのは、じっとしていれば、一度締め付けられた後はそんなに締め付け感が変化する事は無いのですが、この状態で歩くと、歩く振動に合わせてリボンが揺れて、その度に胸の締め付けと緩みが交互に襲ってくる事。
身体が動くだけでも背中に引っ張られるような重みがかかりますから、可愛いリボンが僕の固くなったモノをクイクイっと虐め続けるのは、実は想像以上に苦しいんです。
もちろんこの事実にも成田君だけは気づいているはずです。
つまり、成田君は、由佳里がこのドレスで歩く度に、きっと優しくバストを締め付けたり緩んだりを繰り返す綺麗なドレスを見て、裏にいる僕を想像してくれるはずです。
実際にその切ない快感を体験出来るのは僕だけですが、想像だけでも楽しんでくれるといいな、とは思いますけど、そうして想像してくれる人がいると、我慢するのも楽しいんですよね。
そして、次はその成田君が、ネックレスを着けてくれます。
背中に回って手を首に回して、大きな宝石がついたネックレスを着けてくれます。
このネックレスがまたくせ者です。
実は、かなり緩いと言うかルーズに首に掛かるので、宝石が胸元辺りに来るんですね。
この状態で動くと、宝石が揺れて、ドレスの生地の上を宝石がツツーっと擦るんです。
しかも、宝石が結構胸元の深い位置にあるので左右に揺れると胸の左右のふくらみの上を擦る事になります。
おかげで、硬い宝石が、柔らかい胸の左右の山を擦る快感とも闘う事になるのです。
これだけだったら、僕ぐらい慣れていると耐える事も難しくないのですが、他にも色々感じている状況で、追い打ちをかける物としては、かなり苦しい装備ですよね。
でも、このネックレスを首から掛ける作業をしてくれた成田君の気持ちを思ったら、僕はこの快感を受け入れようと思ってしまいます。
きっと成田君は、このネックレスの生み出す世界も想像しているはずで、そのネックレスを由佳里にぶら下げると言う事は、自らの手で、中にいる人間を苦しめる事が分かっていて、それでも仕事だからやっているのです。
僕だったらきっと悔しくてやりたくないと思うんですよ。
目の前で気持ち良くなるはずの装備を身につけながら、平気な振りをし続ける、着ぐるみが存在しているんです。
しかも、その中には、自分の友達が入っている。
僕か、加藤君のどちらが入っているのか知らないと言う事も、成田君の気持ちを悶々とさせる材料になっている気もしますから。
さっきから目線が合うと、度々、本当は僕なんだよ、って、成田君を見て訴えているんです。
でも、成田君からは、由佳里の可愛らしい笑顔しか見えていないんですね。
僕の、この切ない感情も、真実の世界も、成田君には伝わりません。
全ては由佳里の中に封印された、僕だけが知っている世界なのですから。
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