魔法戦士プリティーモア(5話) [戻る]
[前へ] [次へ]


そうそう。大事な事を言い忘れました。
実はこうして成田が僕らのサポートをして、着替えも手伝ってくれる事になったのですが、肝心の成田は、僕が今回、このプリティーモアに入っている事を知らないんですよね。
彼とは最近仕事が忙しくて会ってなかった、と言うのもありますが、あえて今回は告げていなかったんです。

それは、その後の計画があったから。

内緒にして、散々自分で着ぐるみの中の人が気持ち良くなるような事を続けて貰う必要がありました。
もちろんその中の人は、僕の事で、僕はその結果、成田の手で、存分に気持ちのいい事をして貰った上、着ぐるみの身体を使って、成田が羨む事を体験し続けられました。
着替えの時は、お尻の割れ目を指でなぞるようにして身体の接着をしたり、胸の上から、新しい身体の胸を被せる時には、ほぼ胸をマッサージするような行為に耐えたりしました。

そして、重要な下半身を閉じる場面は、その気持ちよさも最高になります。
なにしろ僕の固いモノは、上向きに縦に固定されています。
プリティーモアの着ぐるみ達の身体は、縦に割れるように出来ている為、接着剤を塗るには、その僕の固いモノの真上で、縦に糊しろを指で擦って押しつける必要があるんです。
想像出来ます?
何度も何度も指が、自分の固いモノの上を上下に行ったり来たりする事を。
糊をくっつける為には、多少の圧力が必要なので、当然その切ない指は僕のモノを裏スジ側から押し当てるようにして往復する。
衣装も重なった状態でそれをやるのですから、同時に布の感触まで伝わってくる。
その度に、中にいる僕は、その布の感触と指の感触を、敏感なモノに感じ続ける。
可愛らしいマスクの中で、生唾を飲み、歯を食いしばり、目に涙をにじませながら、じっと指先の往復に耐えているんです。
もちろん成田は、裏で固いモノが感じている事には気付いているはずです。
でも態度には出さない。
僕は必死に我慢して、態度には出さない。
お願いだからその指をどけてください、と思いながらも、そのあまりの気持ちよさに、何度も何度も息を止め、生唾を飲み、歯を食いしばる。
着ぐるみの股間に変化がないとしても、中には伝わっているのですから、当然中の人が必死に我慢している、と言う事です。
指が上から下に降りていく時も相当に切ないのですが、指が下から上に上がってくる時の切なさは、想像を絶するぐらいです。
白い液体がその指の動きに導かれて出て来てしまいそうになるぐらいに気持ちいいのですが、じっと動かずにいるので、本当に苦しいんですよね。
苦しいけど、その我慢は本当に気持ちがいいんで、実は接着が終わると、ちょっと寂しいんです。
ただ、その部分の後に残っている股間の接着は、それはそれでまた苦しいので、すぐに必死の我慢が始まります。
股の間を弄られる感覚は、そのまま女性が感じる行為と見なされる為、胸を揉まれる行為と同様、快感の制御が働きません。
その為、このように直接、しかもそれなりの圧力で押して擦る付けるような行為は、そのまま僕の固いモノの裏スジ辺りを刺激する行為となってしまうんです。
友達の指先が着ぐるみの股間を責めている。
目的は違うとしても、事実としてそう言う状況に置かれた着ぐるみの中で、僕はその友達の指先が与える快楽に、涙を浮かべながら耐える事になるんです。
苦しくても、特に股間を弄られている間は呼吸を荒くは出来ません。成田には極力苦しく無さそうに振る舞いたいんです。
そうすればする程、彼は中にいる人の様子が気になって仕方なくなります。
これだけ重装備の着ぐるみの中で、こう言う感覚を受けているのに、興奮していないはずはないんです。
だからこそ、平気なフリを続ける事で、彼を戸惑わせてあげたいんですよね。彼が動揺している様子って、中々楽しいんです。

何とか股を閉じ終わると、最後に待っているのは顔です。
顔には元々呼吸経路はありませんが、なんとなく新たなマスクが顔を覆うと苦しさが増す気がしてしまいます。
それに、息は苦しくないとは言っても、マスクの中にマスクを入れる訳ですから、当然顔への締め付けも増えます。マスクが密着度を増す感覚は、それはそれで気持ちがいい物なんです。
視界についても、色が変化してしまいますし、それぞれのキャラクターの視界位置が微妙に異なっている為、視野が狭くなりますので、外が見えにくくなるんですよね。
役者さん達は、視界が狭い状態での訓練も積んでいますから、それで困ってしまう事は殆ど無いのですが、実際にハッキリ色が分からないし、視界も小さい空間にいる自分て、ちょっと興奮しますよね。
僕の場合、色んなモノが凄く青く見えていますけど、それぞれのキャラクター達の中にいる役者さんも、それぞれの視界の色に変化しているでしょうし、何より、外にいるスタッフの皆さんが知ってる色、を知らない自分に興奮出来ます。
このステージとバックヤードに、素、で来る事はありませんから、その場の正確な色を知らないんですよ。
その事が、着ぐるみに密閉されている自分、への興奮を生み出すんですよね。

いつだったかなぁ。
成田のサポートで、梨狩りのバスツアーの着ぐるみに入った事があるんです。あれも何度か企画があって、初回以外は僕が担当したんですけど、僕の入っていたアヤメと言う着ぐるみの視界の色でしか、梨園の様子を見た事が無かったんです。
たまたま、成田と遊んでいる時に、そのツアーでの話しになって、彼が、梨園の清々しい緑と、空のスカイブルーのコントラストの気持ちよさについて語ってたんですよ。
そしたら、僕がつい、

「へー、そんな色だったんだ。俺、全部エメラルドグリーンに見えていたから、そう言うところまでは良く分かんなかったよ」

って言っちゃったんです。
実際僕の目には全部緑に見えていましたし、着ぐるみの姿でしか、梨園には行った事がありませんでしたから、本当にそういう景色しか知らないんですよ。
でも、その言葉を聞いた成田は、言葉にこそ出しませんでしたが、凄く羨ましそうな表情になっていました。
そりゃそうです。
普通の色で見ていなかったと言う事は、つまり着ぐるみに密閉されている人にしか言えない言葉だからです。
カラコンやサングラスなら、外せばいい。けど着ぐるみのマスクは、基本的には楽屋以外で取る事は出来ません。
ですから、そう言う立場にいる事の象徴的な言葉になるんですよね。

そして、元々そんな、色の限られた、視野の狭い世界が、成田の手で、更に色の限られた視野の狭い世界に変わっていく過程は、実際に中にいる自分にとってもかなり興奮出来る物なんです。
多分外からは可愛らしい笑顔にしか見えないですが、その裏にいる僕は相当興奮していた気がします。

こうして全身を密閉し終えると、次は他のキャラクターの密閉になりますので、僕は自らの新たな身体に対して衣装を纏う事になります。
普通は着ぐるみを重ねる程、外からの感覚が鈍りそうな物なのですが、この着ぐるみは、着ぐるみを重ねる程、敏感になると言っていいんです。
ですから、衣装を纏う程に、感じやすさも増すと言えるんですよね。
今回のプリティーモアの衣装は、概ね、女子高校生のブレザー型の制服をベースにしています。
この手の制服は、かなりカッチリ感がある着心地で、制服の割には比較的身体の凹凸に対して、フィット感も強いんですよ。
大きな胸もブレザーの上着や、その裏に着ているベストで締め付けられますし、もちろんウエストもそう。
スカートだけはタイトでは無くプリーツですから、動き回る自由度は高いのですが、ヒラヒラが下腹部を擦る感じは、何度経験しても涙が出る程気持ち良かったりします。
この経験をしてからは、女子高生のヒラヒラ揺れる短いスカートを見る度に、自分のモノがあの布のヒダヒダに優しく撫でられる様子を想像してしまい、普通の人とは違った感覚で興奮を覚えるようになってしまいました。
こう言うのも職業病なんでしょうかねぇ。

元々ブレザー型の制服をベースにしていますが、プリティーモアの衣装は、更にそれを複雑に飾り付けています。
その為、重なる布の枚数も多く、全身がカッチリした制服に包まれた上で、色んな部分に付いているヒラヒラの動きに悩まされる事になるんですよ。
制服のデザインは、やはり制服をモチーフした衣装を纏う事の多い、に大所帯のアイドルグループの着ている物にも似ていますが、そこはオリジナルデザインで、可愛らしくて身体の凹凸のハッキリ出やすい物になっています。
これを着て動き回るのですから、当然気持ち良くなるスピードも早いのですが、一番苦しいのは、こう言う衣装が、着ぐるみの中に密閉されている時です。
元々生地自体はそんなにストレッチしない物を使っていますし、しっかりと厚みのある物を使っている部分も多いので、その布をギッチリと別の身体で上から締め付けている状態、と言うのは、中にいる役者さんにはかなり苦しいんです。
そして、そうやって密閉される事を分かっていながら、衣装を着る行為もまた、僕を猛烈に興奮させてくれます。

衣装を纏うと、その上から全身を覆うボディーパンストを着るのですが、これにより、衣装の密着度が増すことになります。
こうして、全部で4回の切ない着付けが終わる事になります。
まだ成田の着付けは数える程しか経験していないとは言え、毎度彼の手先に悩まされているので、いつかきっと着替えている最中にイカされてしまう気がします。

そうそう。全く触れていませんでしたが、呼吸についても書いておきましょうか。
本来、この手の短いスカートの制服であれば、僕らのように訓練された役者さんにとってはそんなに苦しい物ではありません。
パンツタイプの衣装や、長いスカートの衣装に比べたら、その苦しさは初級レベル。
青海さんの場合は元々タイツを穿いていますから、その分ちょっと呼吸を遮られて苦しいはずなのですが、それでもホビー21の着ぐるみの中には、もっともっと苦しい衣装を纏う事になる着ぐるみは多いんです。
ですから、例えば1体だけであれば、僕らからすれば余裕です。

でも、今回の着ぐるみはそうではありません。
元々僕は、錦戸京香と言うスーツアクトレスに入っています。
彼女は、ブルーのレオタードを着ているので、それだけならもちろん呼吸は余裕と言えます。
この上から、青海さんに入るんです。呼吸はもちろん股間からしますから、苦しさは増しますが、まだ裸ならマシです。
青海さんは、女子高生として唯一のタイツ穿きなのです。タイツを穿いていても、ミニスカートであれば、呼気の籠もり方は、そんなに激しい物では無いのですが、既に錦戸京香を纏っている状態ですので、呼吸を遮られている感覚は強くなります。
一番裏で纏っているレオタードや、アンダーウェアの香りが、その上で空気を遮られる事で余計に蒸されているのか、普通に纏うよりもずっと強く臭いを感じます。
レオタードの布をマスクにして呼吸をしている感覚が非常に強く、僕の呼吸する空気は凄くナイロン臭が強くなっています。
この後も、何枚もタイツや下着を重ねる事になるのですから、当然そう言う香りが強くなるんですが、この香りを嗅ぎながら仕事をすると、なんかこう、女性のイケナイ場所から呼吸をしているんだなぁと言う感覚が強くなり、とても興奮してしまうんです。
苦しいけど、この香りが興奮を呼ぶ、と言うのですかね。
握手会しているお客さん達の前でも、何食わぬ顔して可愛らしい女の子になっていますが、目の前の女の子のこんな場所から空気を吸っているなんて知ったら、お客さんはどんな顔をするんでしょうね。
もちろんお客さんがその事実を知る事は無いわけですが、だからこそ自分だけの秘密っぽいこの状況が興奮を誘う、とも言えますし。
それに、お客さんは知らなくても、成田は事情を知ってます。
彼は、彼が重ねる着ぐるみの中で、役者がその香りに包まれ続ける事を知っているんです。
その上で仕事として、自らの手で着ぐるみを重ねていくと言うのですから、彼にとってはそれだけでも嫌な仕事だろうなぁと思います。
また、スカートも意外とくせ者です。
短いとは言え、呼気を遮るのももちろんなのですが、重ね着した時に呼吸の穴を塞ぐんですよね。
股の間に入り込んで、動く度にその部分を刺激するのはもちろんですが、呼吸経路を塞いでしまうので、かなり呼吸が苦しくなるんです。
籠もる苦しさというよりは遮られる直接的な苦しさではあるのですが、そうやって外部に出た空気は、短いとは言ってもスカートに覆われた場所に籠もるので、感覚としてはかなり苦しいんですよね。
エンジェルモード、プリティーモア、もう一度青海さん、と重なった頃には、僕は実は相当に一生懸命に呼吸していると言えます。
可愛いスカートをヒラヒラさせながら、楽屋でくつろいでいる青海さんの中で、僕は頑張ってその青海さんのスカートの中に籠もる空気を吸い続けているんですよね。

フル装備になった青海さんの身体は、気を抜くとすぐに快楽と苦しさで演技をする気力を奪われそうになるぐらいに気持ちがいいのですが、楽屋といえども気は抜けません。
特に成田の前では、絶対に苦しい素振りは見せてあげないようにしないと。

ただ、彼の手伝いのおかげで、着替えが早く終わる様になったので、そのおかげで、僕らは一番苦しい状態で待機する時間が長くなった、とも言えるんですよね。
この姿での10分は、楽な衣装で過ごす着ぐるみの30分ぐらいの感覚に近く、その時間が延びる程、僕らは苦しくて気持ちのいい時間を過ごす時間も延びてしまいます。
青海さんの身体の中に埋もれている何枚もの制服の布は、周りには見えないのですが青海さんの身体の中で、僕を苛め続けます。
この状態で、普通に女の子を演じるのは相当に苦しいのですが、多分周りからは普通の女の子にしか見えないはずです。
そんな普通の女の子を、こんなに苦しくて切ない空間に密閉されながら演じるのって、本当に興奮するんですよね。
みんなに見えている青海さんの裏には、僕がいるのではなく、まだまだプリティーモアやエンジェルモード、そしてもう一度青海さんがいて、最後に錦戸京香と言うスーツアクトレスがいる。
その事実が、どれ程僕を興奮させているかを、外から見ている人は気付かないでしょう。

こう言う興奮の中で楽屋を過ごし、出番になると、いよいよショーのスタート。
青海さんが変身するシーンでは、出さないように堪えるのが僕のいつものパターン。この段階で出してしまう人もいるみたいですが、僕はエンジェルモードへの変身シーンまで、取っておくんです。
エンジェルモードへの変身シーンそのものも、もちろん気持ちがいいのですが、その前に、このエンジェルモードの衣装を裏に隠したまま、プリティーモアの姿で敵と戦う事がもの凄く気持ちいいんです。
サテンで出来た艶々の衣装が、プリティーモアの身体の中で擦れ合う感覚は、何度味わっても涙が出てくるぐらいに気持ちがいいんですよね。
もちろん一番外側に青海さんを着ている状態でも、この感覚はあるのですが、変身した後の方が、敵と戦うために激しく動く為、気持ちよさは上なんですよ。
青海さんのまま激しく動くシーンがあったら、きっとそれで気持ちいい気がするのですが、青海さんの姿の時は平和なシーンが多いんです。
その点、プリティーモアに変身すると言う事は、プリティーモアが闘う場面と言う事ですから、動きも激しくなるし、その分気持ちも良くなるんです。
特に最後の方で、敵にやられて倒されて苦しむシーンなんかは、実際、スカートの中がお客さんに見えてしまっても大丈夫なように股を閉じて倒れ込んで苦しむ演技をしますが、股を閉じてますから、本当に苦しいんですよね。
もちろん息が苦しくなると言うのもそうなんですが、この姿で倒れ込んで股の間をギュッと閉じる行為は、中の人には、自分のモノをギュッと締め付けながら、耐えなさいと言われているような物。
裏に着込んだエンジェルモードの衣装の感触も加わって、中にいる僕は、本当に込み上げるモノを堪えるのに必死になります。
お客さん達からは、敵にやられている苦しさに見えるでしょうが、僕自身は、自らの出したい衝動に耐える苦しさなんですよね。
そんな事実をお客さんが知ったら凄く嫉妬するでしょうが、お客さんはその事実を知らないんで、僕も助かります。
もちろんお客さんだけでなく、成田も、さすがにこの苦しい演技が真実だとは思っていないようですから、真実を知ったらどんな顔をするのか、ちょっとだけ気になるんですよね。

こうして苦しみのシーンを乗り切ると、いよいよ僕が一番好きな、エンジェルモードへの変身シーンです。
この瞬間の気持ちの良さを味わうために、今までずっと我慢を続けているのですから、それはもう、たぶん見た目からは想像がつかないぐらい、僕は興奮しています。
毎回、ポーズを決める瞬間は、本当に出す寸前と言っていいぐらい興奮しているんですよね。

レッドモアが変身を終えると、いよいよ自分の番。
決められた立ち位置に移動し、足を固定すると、機械が自動的に変身処理を開始し始めます。
音声もその自動変身処理と連動していて、僕はその声に合わせてポーズを決めるんです。
両足が引っ張られ、次第に体が左右に引っ張られるように力をかけられます。股の間にかかる力も、食い込みとは逆方向ですが、引っ張られることで固い物を押し付ける感覚での締め付けが増して行くんです。
その後、次第に股が裂け、衣装毎足元から左右に身体が分離し始めます。
時間にすると数秒なのですが、実際にギュッと締め付けられて真ん中からビリビリと分離する感じは、何度味わっても続々してしまいます。
ちょうど固いモノの上を引き裂かれるように身体が分離するときは、モノの根元から左右に擦られるような感覚が襲い、そのときの体調によっては、この段階で出してしまう程気持ちがいいのです。
左右に身体が引き裂かれる時には、同時に裏に着込んでいるエンジェルモードの衣装も押し当てられながら擦られる感覚になるので、その切ない気持ちの良さは、立ってポーズを決めているのも辛い位ですから。
でも、僕は出来ればここで出したくない。
ここを乗り切ると、ほんとに限界ぎりぎりぐらいまで出しかかってる状態。
そのまま我慢するだけでも猛烈に気持ちいいんです。
もちろん外から見たらかっこいい変身シーンですから、僕がこんなにこみ上げているものを我慢しているなんて気づいている人はいません。
ですが、我慢の先にはもっと素敵なものが待っています。
そのまま上半身を引き裂かれ、いよいよ胸が引き裂かれるんです。
左右の胸は、しっかりと裏側の胸を包み込んでいますので、それが左右に引っ張られるときの切なさは、そこまで我慢していたモノを崩壊させるには十分なんです。
股間部分が裂けた時に出している場合、出しながらここの刺激が襲ってくるので、その切なさも相当なもんですが、そのシーンで我慢している場合は、ここで100%出してしまいます。
そのぐらい、胸が左右に引っ張られ、カップの中からエンジェルモードの胸が引き出される感覚は気持ちがいいんですね。
何しろ衣装毎、プリティーモアの身体から引き出されるんです。
エンジェルモードの身体は通常よりサイズが大きいので、引き剥がされた瞬間の今まで締め付けられていたものが緩む切なさと、多き胸が弾けて揺れる切なさ、そして、その大きな胸が纏う衣装の、艶々したサテンの生地の感覚が合わさり、絵も言われぬ快感に包まれるんです。
出しながら、顔が引き剥がされ、視界が少し開けるのもまた興奮を煽るのですが、ポーズを決めて出している時間は僅か。
すぐにイエローモアに変身シーンを譲るため、その場を離れる必要があるのです。
出しながら、この身体で、華麗に移動するのは、ベテランでも相当に苦しいのですが、周りにバレる事無くすばやく移動。
再びポーズを決めたままイエローモアの変身を待ちます。
華麗にポーズを決めて待つ時間なのですが、溜まっていた時には、ここでもまだドクドクと放出が続く切ない時間である場合も多いですし、既に放出が終わったあとであれば、その後に襲ってくる息苦しさとの戦いの場面でもあります。
綺麗に可憐にポーズを決めているエンジェルモードのブルーモアの中には、出した直後の不快感と倦怠感、そして物凄い息苦しさの中で、外の空気を吸いたいと思いながら、ナイロンの香りに包まれた股間から導かれた空気しか吸う事を許されないまま、じっと呼吸を整える僕がいるんです。
その横にいるレッドモアをチラリと見ると、明らかにおなかが苦しそう。
毎度のことですが、やはりこの身体での変身はほかの人たちにも気持ちがいいのでしょう。必ずと言っていいほど、変身後にポーズを決めて待っているレッドモアも、恐らくは出した直後だと思われる呼吸の整え方をしている様子です。
すごく可愛い姿なのですが、彼女の中もまた、僕と同様に切なくて苦しい空間が存在しているんですよね。
見た目がまったくそう見えないので、事情を知らない人は確実に騙されるでしょうが、事情をよく知っている僕の目は誤魔化せません。
レッドモアがあんなに可憐で可愛らしいので、中の人が羨ましくなってしまうのですが、冷静に考えると、今僕が纏っているレッドモアも、彼女に負けないぐらい可憐で可愛い容姿なのですから、人から見たら、僕もその羨ましい空間にいるんですよね。
それって何度思い返しても優越感に浸れることです。

このエンジェルモードのブルーモアの中には、青海さんの身体が衣装毎詰め込まれています。そしてその中には更にレオタードを着込んだ錦戸京香がいて、やっと僕の身体に到達出来ます。
ですから、2つの身体を剥ぎ取った後とは言え、まだまだ僕のいる空間は通常の着ぐるみの数段増しの苦しさを保っています。

出した直後の倦怠感の中で、すぐにこの纏った身体を脱ぎ捨て、新鮮な空気をめいっぱい吸い込んで落ち着きたいと言う衝動もあるのですが、新鮮な空気が広がる外の空間は、僕からは遙かに遠く感じます。
こんなに可憐な女の子の中で、こんな苦しい時間を過ごしている自分に、再び興奮を覚えてしまうのには時間はかかりません。
自分自身は見えませんが、レッドモアやイエローモアを見ていると、それはつまり、自分もそんな姿なんだと想像出来てしまうからなんですけどね。

変身の後の戦闘シーンは、この感じやすくて苦しい身体を目一杯動かして、必死に可憐な殺陣を展開します。
もちろん、その可憐な動きの中で、僕の出したばかりのモノは、みるみる固さを取り戻して行く事になるのですが、このシーンで僕がこんなにも気持ち良くなって行っているなんて、周りのお客さんは想像も付かないはずです。
ただ、唯一それを分かっていそうな人がいます。
それが成田です。
こう言う衣装で、しかも中にも別の身体を着込んだ状態で動き回ったら、中の世界がどんな風になるかは想像ぐらいしているはずですから。

時々視界に入るのですが、舞台袖でじっとこっちを見ている成田は、本当に羨ましそうな表情を浮かべちゃってるんですよね。
そんな彼の顔を見る度に、今自分がいる空間に感謝すると共に、彼にもっと羨ましそうな表情を浮かべて貰えるように、頑張るんです。


[前へ] [戻る] [次へ]