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バスが店の前に着くと、アヤメと僕は一旦バスの外に出てお客さんを最後に見送りです。
アヤメに取っては今日最後の仕事となるのですが、疲れた様子はなく、相変わらず可愛らしくバスの車内通路を歩いてバスの外に出て行きます。
アヤメがこの衣装を着たまま余り歩き回る事は無かったので、この時が多分一番長距離を歩いている事になります。
歩く毎に、スカートが揺れ、衣装が揺れ、ヒモやリボンがアヤメの身体を擦り、締め付けているはずですが、可愛らしい後ろ姿はそのままです。
本当にアヤメの中では、あの一歩一歩が、中にいる役者の息子から込み上げるものを必死に我慢しながらの動きなのでしょうか?
僕にはとても信じられないのですが、僕の推測が間違っていなければ、あの衣装に身を包み、散々僕に虐められ、それでもお客さん達の相手を
し続けていたアヤメに取っての一歩一歩は、息子の中から込み上げるものを我慢する一歩一歩と言って差し支えないぐらい、苦しい事のはずです。
歩く度に起こるスカートの揺れや衣装のシワは、体中に巻き付くようにヒモによって連結され、ヒモの動きが股間のアンダースコートに伝わって、裏側にヒダヒダのあるアンダースコートを押し当てながら擦るように動くのです。
想像しただけで切なそうな刺激ですが、アヤメの中では絶えずその感覚が襲っているはずなのです。
バスの表に出たアヤメは、バスに向かって可愛らしく手を振っています。
僕も後を着いてバスの外に出ると、夕方とは言え、ムッとする残暑の空気に包まれます。
通常であれば、表に出た瞬間の空気は、着ぐるみの中には取り込まれにくい訳ですが、アヤメはバスのステップを降りて外に出ています。
つまり、外に出た瞬間、スカートの中いっぱいに、外気を取り込んでいるはずなのです。
息苦しくて臭い吐息に包まれた空気が、新鮮な外気に入れ変わったはずなのです。新鮮な外気と言えば聞こえはいいですが、要するに空調の効いたバスの中ではなく蒸し暑い野外の空気を取り込んでしまったのです。
鮮度がいいので一瞬、スカートの中の篭もった噎せ返る香りからは解放されるはずです。ですが、呼吸する毎に、着ぐるみの中の空気がスカート内に広がる訳ですから、結果的には割とあっという間に、元の香りに包まれてしまう事にもなるのです。
むっとした熱気+着ぐるみの中の臭気ですから、それはそれは苦しそうです。けれども当然、アヤメは何事もないかのような振る舞いを続けています。
僕はお客さんを誘導し、みんなが順番にバスを降りてくると、お客さん達はアヤメと最後のお別れも兼ねて、簡易の撮影会をやっています。
その間に僕がバス内の忘れ物チェック等を行い、最終的な確認後に解散となるわけです。
今回は特にバス内の忘れ物は無かったのですが、お客さんに大人気となっているアヤメが、みんなに写真を撮られまくっていて、なかなか解散に踏み切れずにいます。
最後の最後に、なかなか解放して貰えないアヤメ。僕には想像しかできませんが、それって相当に苦しいことのような気がします。
今この瞬間も、アヤメの中は、蒸し暑い空気を、蒸れたスカートの中から呼吸しながら、絶え間なく続く快感と戦いながらの操演となっているはずなのですから。
最終的に、15分程かかって本当に解散となりました。たった15分と思うかも知れませんが、この着ぐるみの中での15分は、普通の感覚の15分とは全く異なっているはずなのです。
お客さんを全員下ろし、解散が終了したら、バスは直ぐに僕らを乗せてホビー21裏手の専用駐車スペースに移動します。
ここで僕らとバスの運転手さんも下車し、運転手さんが鍵の確認をして全て終了となるのですが、今、アヤメが着ている衣装は、自力で脱着するのが大変な衣装です。ですから、僕が着替えを手伝う必要があります。
その為、今回はバスの運転手さんから鍵を受け取り、最終的に鍵の返却先を確認して、僕が施錠して終了となりました。
運転手さんが帰った後、アヤメと僕はバスに乗り込み、バス後部の楽屋へと移動します。
僕はアヤメの後ろ姿を見ながらの移動です。
それにしても、最後の最後まで本当に可愛い後ろ姿です。衣装がファンタジックで、色んな飾りがついているのですが、それが歩く度にヒラヒラと揺れています。
もちろん後ろからは見えないですが、胸についている大きなリボンもヒラヒラと揺れているはずです。
バスの中で帰りに着替えていますから、この衣装を着てから、それ程歩き回る事は無かったわけですが、歩けば色んな飾りの揺れが、衣装を通してアヤメの身体に伝わっているだろう事は簡単に想像できます。
しかも、この衣装は、今日着ている衣装の中でも、トップクラスに苦しい衣装だったはずです。チャイナドレスやメイド服で野外を動き回っていた時も苦しかったはずですが、この衣装は、恐らくバスで椅子に座っているだけでも苦しいはず。そんな衣装を着て、もうお客さんも、バスの運転手さんもいない状況にも関わらず、未だにアヤメはアヤメとしての可愛らしさを崩すことは無いのです。
こんなに着ぐるみの後ろ姿に嫉妬したのは生まれて初めてと思えるぐらい、今のアヤメの事が羨ましい自分がいます。
アヤメの後ろ姿に猛烈な嫉妬を覚えながらも楽屋への階段を下りきると、アヤメは鏡の前で、くるくると回るようにポーズを作って満足そうにしています。
この衣装を着た直後は、思わず腰が引けてしまっていたのに、今回は至って普通でした。でももちろん刺激が止まった訳ではなく、あくまでも「伝わる刺激を想像できたから我慢が出来た」だけで、今頃その裏では、我慢の代償として激しい切なさと戦っているはずです。
僕はその様子を無視して、アヤメが着てショップ内の楽屋に戻る為に、来るときに着ていたレオタードを出そうとします。
レオタードと下着類を一通り見つけ、着替えの準備をするのですが、手に取った下着には、うっすらと汗染みと言うか吐息のシミが付いているのが分ります。出発前からチャイナドレスを着るまで、アヤメの呼吸口を塞ぎ続けていた布ですから、それなりにアヤメの吐息と汗を吸い込んでいたはずです。それが、バスの中に置かれている間にシミとなってしまったのでしょう。
この部分はレオタードに隠れるので、シミ自体は大して問題にはならないのですが、僕はアヤメに気づかれないようにそっとその布を指で擦って、その付着した香りを嗅いでみます。
すると、凄い汗と吐息と繊維の入り交じった何ともキツイ香りです。ショップ内の楽屋に戻るまでの間と言う短い時間とはいえ、これから、アヤメの中には、この香りが充満する事になるはずです。
本来なら、こんなに臭くて苦しそうな空気を呼吸しなくてはならないアヤメの中にいる北野には同情すべきなのかもしれないのですが、僕はそんな状況を密かに嫉妬していました。
新品の下着を用意してあげたいと思ったのです。
ですが、決して北野を救おうと思ったわけではなく、あくまでも北野にこの香りまみれの下着を穿かせたくなかったからなのです。
そんな葛藤をしつつ、アヤメの下着を手にとって、着替えの準備をしていました。
アヤメは、そんな僕を無視するかのように、部屋の隅の方にトコトコと歩いて行き、何かをじっと見上げます。
僕はそのアヤメの行動に直ぐに気づきます。
アヤメも僕が気づいたことを確認するように、僕に振り向いて、指先で上の方を指します。
僕が仕込んだローターを発見したのです。
アヤメを悩ませ続けた諸悪の根源を発見したのです。
アヤメは、腰に手を当て、少し偉そうな態度で「これは何?」と僕に訴えてきます。
もちろんですが、アヤメはあの衣装を着っぱなし。全く苦しさからは解放されていないのですが、まるで平気な態度で、僕に事情を説明させようとしているようです。
「あ・・あのさ・・・」
僕が少ししどろもどろになっていると、胸の前で偉そうに腕を組んでウンウンと聞き入っています。
当然ですが、腕組みしたら胸を締め付け、その感触は身体の中に伝わっているはずですが、その態度からは快感に打ち震える様子は全くありません。
全く普通に、女の子が「これはどういう事なの?説明してくれるのよね?」と詰め寄って来るようにしか見えないのです。
「あ・・あ・・・いや、これはその・・」
明らかに僕が不利です。今はお客さんがいないどころか、関係者も僕以外はいませんし、他の関係者がここに来ることもまず考えにくいのです。
つまり、アヤメは、存分にこの装置についての説明を僕から聞けるのです。僕は無い頭を総動員して、アヤメに対する言い訳を考えます。
「こ・・これはあれだよ・・・アヤメの私物のバッグの中に入ってたんだよ・・」
僕のしどろもどろの答えに「だから?」と言う態度のアヤメ。
「入ってるって事は使いたいのかなぁ・・と思ってさ・・・だからちょっと・・・使ってみたんだ・・・」
アヤメは指を口の前で立てて、左右に振ります。「ちっちっちっち。そうじゃないよね?」って言いたいようです。
「・・・・」
僕は何も言えなくなってしまいました。
アヤメはツカツカと僕の前にやってくると、僕が下着を握っている手を持って、手を持ち上げます。
そして、もう片方の手で下着のシミを指さして見せます。
「え?・・・な・・なんのこと?」
僕がとぼけた態度を取ると、アヤメは僕から下着を奪い取って、僕を指さした後、下着を自らの鼻に当てて、僕の方を見ます。
そう。僕がさっきやっていた事を再現したのです。
「み・・・・見てたの?」
アヤメは僕の態度に、ウンウンと、まるで「当たり前でしょ」と言いたげに頷きます。
「あ・・・これは・・その・・・」
僕が完全に困ってしまい、言葉に詰まると、アヤメは再びその場で腕を組み、ウンウンと頷いた後、片方の手で僕の手を握り、パツパツに張った衣装の上から、自らの胸を触らせました。
その感触は、これが自分の息子に伝わっているとしたら、何もしていなくても締め付けが切なくて苦しいだろうと言うことが直ぐにでも分る程、アヤメの大きな胸をしっかりと衣装が締め付けているのが分ります。僕が胸を握った瞬間、アヤメの身体がぴくりと反応したのが凄く良く分かりました。想像通り、アヤメの中は相当に気持ちがいいのでしょうね。
そして、もう一方の手で、アヤメが僕の股間にそっと手を触れます。パッドの上からなので膨らみは全く分らないのですが、僕の息子は仕事中からずっと痛いぐらいに固くなっていました。見た目は分らないけれど、触れて確認したら、パッドがカチカチになっている事は誰にでも分るはずです。
「あっ・・」
アヤメの手がそのカチカチになっている息子に振れ、その気持ちの良さから僕は思わず腰を引いてしまいます。
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