バスツアー(4話) [戻る]
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エプロンを装着したアヤメは、靴は自力で履けると言うことで、自分で履いています。

その時間を利用して、先ほどアヤメが脱いだ下着類を回収してしまうのですが、シルクの下着に触れた瞬間、僕の動きが止まりました。
凄い湿気です。ドレスの比じゃありません。シルクが湿っているのですから通気性は最悪に近いレベルのはずです。
アヤメはこんな下着をずっと着け続けていたんです。

苦しかっただろうなぁ。。。と思いつつも、その濡れた下着に凄い嫉妬を覚えてしまう僕がいました。
湿気を感じる為に指で撫でてみたりするのですが、その行為が、アヤメに見つかってしまいます。

アヤメは僕に気づき、しゃがんで下からのぞき込むように僕を見ます。
指で下着と僕の顔を交互に指さしたり、恥ずかしそうに顔を手で覆ったりしてます。

僕は、困惑して言葉に詰まっていると、アヤメが、頭をよしよしと撫でてくれます。ですが、僕にはその行為は非常に悔しい物でした。アヤメは、自分の下着を見て、明らかに興奮している僕を見て、楽しんでいたのです。
さっきまで自分が着けていた下着に興奮する僕を、どんな気持ちで見ていたのでしょう。

僕がそんなアヤメを無視するように、下着を片付けようとすると、アヤメは僕からその下着を奪うように取って、手に持ち、僕にわざと見えるように、下着で自らの口と鼻を覆って深呼吸します。もちろんアヤメの口や鼻は、呼吸できるような穴は無いのですが、彼女は今までずっとあの下着の中から呼吸をしていた、と言う事を言いたいみたいです。
このシルクの下着が、彼女の中をどれ程苦しめていたか、僕には想像ぐらいしかできません。歩く度に下着がシワを作って悩ましい刺激に変わっていたかも知れません。下着のウエストのゴムがアヤメの中で隠された大事な物の上に乗り、切ない締め付けを産んでいたかも知れません。そんな状況でも脱ぐことは許されず、ひたすらこの下着を着け続け、そんな切ない下着に覆われた場所からの呼吸を続けていたのです。
そんな大変そうな状態であるにもかかわらず、僕にはただただそんな状態を当たり前のように体験できているアヤメと言う立場を、羨ましいと思っていました。
今だってそうです。チャイナドレスよりもずっと厚手で、しかもスリットすらないスカートが彼女を覆っています。
中の様子はもはや僕が知る術はないのです。中は友達ですし、着ぐるみが相手。スカートぐらいめくる気になればめくれるはずなのですが、立場上、アヤメは友達ではなく、あくまでもアヤメという女の子。それがホビー21で着ぐるみに携わる僕らの掟。ですから、彼女が望まない限り、僕がアヤメのスカートをめくって中を知るような事は出来ないのです。

アヤメは一通り僕の様子を観察した後、嬉しそうに下着を返してくれます。
どうやら、心配してくれてありがとう、と言うアピールのようです。

ただ、アヤメの立場では、心配してくれてありがとう、ですが、被害妄想かも知れませんが、北野の立場からすれば、羨ましいでしょ?と問いかけて来ているような気すらします。
悔しくても、今の僕には、彼女のへの嫉妬を解消する方法は無いので、アヤメが差し出した下着を素直に受け取って、さっさと汚れ物として、しまってしまいました。

着替えが終わり、身だしなみが整ったことを確認し、いよいよ外に待っているツアー客達と合流です。

アヤメが先頭で部屋から出て、バスの車内を通って野外に出て行きます。着替えている最中にクーラーが効き始めていたので、再び外に出ると、そこは蒸し風呂と言っていいぐらい暑くなっていました。

アヤメは元気に振り向いて僕に可愛らしくガッツポーズして、頑張るよ!ってアピールします。
でも、今のメイド服は、先ほどのチャイナ服にも増して布の面積が多く、つまりせっかく放熱できる身体を持っていながら、結局、服の保温性によって熱が篭もってしまうことを意味していました。
僕はバスの運転手さんにキーを返すと、アヤメの後を追って農園に向かいました。

農園に着くと、既に参加者達は梨狩りを楽しんでいる様子。
アヤメがメイド服に着替えて到着した事に気づいた参加者が、手を休めてアヤメの周りに集まります。
その可愛らしい姿と、強調された大きな胸と、くびれたウエストに、参加者のみんなは釘付けです。

参加者の中には、既に仲良くなって話をしている人達はたくさんいるようで、このアヤメを見て、ひそひそ話として、中の女性が凄く蒸れて大変そうだなと言う声が聞こえてきます。
スタイルの良さもあって、中は完全に女性だと思われています。
ですが、真実を知っている僕からすれば、彼らの推測が事実なら、どれ程楽なことか、と思ってしまいます。
真実を知っている僕だけが分る嫉妬というのは、非常に悔しい反面、着ぐるみの中にいる程強烈ではないにしても、ちょっとだけ優越感は得られるんですけどね。

参加者はアヤメと写真を撮ったり、アヤメに手伝って貰って梨を取ったり、と楽しそう。
アヤメも参加者のみんなのお手伝いとばかりに、一生懸命にメイドさんを演じています。
どんなに苦しくてもアヤメは笑顔を崩しませんし、演者はその笑顔の態度を崩しません。ですから、参加者のみんなはいつしか、アヤメが本当はものすごく苦しい立場に居ることなど忘れてしまっているようです。
誰も、夏場のテーマパークのキャラクター達が、元気で楽しそうな事に疑問を持たず、可愛いキャラクターに抱きついたり写真を撮ったりしているように、今日のアヤメも、お客さん達は次第にその裏側を忘れさせるぐらい可愛らしくて元気な態度を続けています。

そんな時、お客さんの一人が、高い所にある梨を取ってくれと、アヤメにアピールします。
もちろん自分で取ればいいのですが、梨を取っているアヤメを写真に納めたいというのです。

アヤメは、快諾して、一生懸命背伸びして取ろうとします。ですが、そもそも身体が小さく、しかも結構動きが制限される衣装を着ているため、背伸びをして高い所の物を取ろうとして、身体がパツパツに突っ張っている事は分っても、肝心の梨を中々取ることが出来ません。

横で見ていた僕は、脚立を持ってこようと提案すると、アヤメはその提案を拒否します。
脚立に乗れば楽に撮れるのに、わざわざ背伸びをして苦しい体勢で取りたいのでしょうか?

と思ったら、どうも違うようです。
なにやら僕にアピールするアヤメを見て、気づきました。

肩車して欲しいと言っているのです。

確かに肩車なら届くかもしれません。
他のお客に肩車して貰うと、体重が重たいことが分ってしまう為、僕に依頼したのでしょうか。
お客さんも、その提案に乗って来たようで、結局僕がアヤメを肩車してあげることになりました。

僕がしゃがみ、アヤメが肩の上に跨るように乗ります。近くの木を支えにして立ち上がろうとするのですが、さすがに中は僕と変わらない背丈の男性です。見た目とは違いずっしりと重い。
長いスカートが僕の首周りにまとわりつき、スカートの上から両足を押さえているため、アヤメのスカートの間口は極端に小さくなっている気がしますが、それでもアヤメはしっかりと僕の上に乗っています。

何とか立ち上がると、一歩ずつ目的の木に近づいて行くのですが、一歩歩く毎に、アヤメの腰が妙に僕の頭に押し当てられている事に気づきます。その押し当て方はホントに軽い物。実際に押し当てられている僕にしか気づかない程度の。
多分周りから見たら、僕にしっかりつかまっているアヤメ、と言う見た目なのでしょうが、アヤメの腰の裏側には、当然中の人間の大事な物が固定されています。それが押し当てられているのです。

平気なフリをし続けていますが、やはりアヤメの中は相当に苦しいのでしょう。
そんな状態で肩車です。僕が歩く毎に、アヤメに対して伝わる震動も、かなり悩ましい物になっている事が考えられます。しかも肩車しているわけですから両足を開いた状態。感じるのを我慢するのに、両股を閉じて力をいれて耐えたい気持ちがあったとしても、両股を閉じる事が出来ないのです。刺激的な感覚から、大事な物を守る事が出来ない状態で、僕の肩に乗ってるのですから、それはそれは切ないはず。その上スカートの裾が閉じられているような状態ですから、呼吸も大変なはず。
確かにそんな状態なら、我慢するのが辛くなって来るのも分ります。

でも、アヤメは、肩車されて、今まさに梨を取りに行こうとしている所なのですから、嫌らしい、悩ましい気持ちは全く見せずに、可愛らしい態度で僕の方に乗っているはずです。

そんな状態のまま移動して、目的の木までもうちょっととなった時、足場にちょっとした木の根がある事に気づきます。そして、その木の根を避けようとした僕は、思わずバランスを崩して、おっとっと、、としばらくふらついた後、ついにその場で倒れ込んでしまいました。

アヤメが上に乗っている為、アヤメを守る意味でも極力ソフトに倒れ込んだのですが、倒れた瞬間、僕は気絶してしまったのかと思うほど視界が真っ暗になってしまいました。
そして次の瞬間感じたのは、異様な蒸し暑さと埃っぽさ。ナイロンと埃と汗の臭いと呼気の臭いの混じった非常に臭い空気の悪さです。
直ぐに異常に気づいたのですが、冷静に判断するため、倒れて何秒間かは動かないでじっとしていました。
すると、次第にその場がはっきりします。

スカートの中です。

アヤメのスカートが倒れた勢いで僕を覆ってしまっているのです。僕の首はアヤメの太もも辺りに乗っているようです。そしてスカートの中の蒸し風呂のような空気と共に、スーーーーッハーーーーッと言うアヤメの呼吸が聞こえてきます。その呼吸はとても苦しげ。足りない空気を一生懸命吸おうとしているのが分ります。
こんなに蒸し暑い空気をいくら吸っても、満足な呼吸が出来るとは思えないのに、アヤメの中にはこの空気しか与えられないんですね。そして、さっきまでのアヤメも、この空気を吸い続け、可愛らしく振る舞い続けていたんです。
苦しかったんだろうなぁとも思ったのですが、それ以上に、こんな空気を吸ってアヤメの中に入っている北野に、強烈な嫉妬心も覚えました。悔しかった僕は、思わずアヤメの股に手を伸ばし、呼吸の穴のある辺りを指の腹で押さえたりしてみます。
いるとアヤメは太ももで僕の手をどけようと切なそうに動かします。
手を離してあげると呼吸は更に激しくなっていて、本当に苦しそう。
でも恐らく外にいるお客さん達には、可愛らしく倒れ込んだアヤメと、スカートの中に上半身を突っ込んでいる僕が見えているだけなんでしょうね。

羨ましかったアヤメの股間を少し爪の先でカリカリと弄ったりするのですが、その度に、外にバレない程度の最低限の抵抗をするアヤメ。その太ももを擦り合わせる切なそうな動きは、実際弄ってる僕の方が興奮する程の気持ちよさそうな動きです。悲しい事に、僕はここを弄られた時、その感覚が中にどう伝わっているのかを想像できてしまうのです。ここは裏スジ辺りと直結していると言っても過言では無く、そこを爪でカリカリ弄ると言うことは、中の人にとっては裏スジをカリカリ刺激されているに等しいのです。それを想像すると、この状態でそう言う刺激を受け流すのは相当に苦しいはずです。
でも、そんな事を続けていられる時間もせいぜい30秒ぐらいがいい所。
外からは大丈夫ですか?と心配する声が聞こえました。あまりここに留まるのは不自然きわまりないですからね。
僕は、このとっても蒸し暑くて苦しくて臭くて、そして羨ましい空間から出て行くしかなくなります。

大丈夫という返事を返し、ごそごそと羨ましい空間から出て行くと、スカートの中よりもずっと新鮮な空気が僕を包み込みます。
呼吸が急に楽になり、その場で立ち上がる僕ですが、アヤメはそんな僕を見て、うんうんと頷くように立ち上がってスカートの裾をはたいて着崩れを直しているようです。
あのスカートの中の空間を知ってしまった僕には、その行為も非常に切なく見えてしまいます。

立ち上がった僕は、やっぱり脚立を持ってこようかと提案します。
するとお客さんの1人が、肩車じゃなくても取れるんじゃないか?と言ってきました。
背伸びしても届かなかったと言うことを説明すると、そのお客さんは、背中におぶさればいいんじゃないのか?
と言ってきました。
確かに、おんぶでもギリギリ届きそうな高さですし、おんぶの方が肩車よりも安定します。

結局その場にいる何人かの話に、アヤメが賛成してしまった為、僕がおんぶする事になってしまいました。
仕方ないので、その場でしゃがむと、アヤメが背中におぶさってきます。アヤメの両足を手で抱え込むと、スッと立ち上がってみます。今度は肩車と比べても体重を感じず、安定しています。
ただ、肩車よりはっきり、腕で足を固定しているのと、腕に彼女の体重がある程度かかるのもあって、スカートは完全に僕の身体と腕に挟まれて、肩車にも増して出口が狭くなっているように思えます。

僕の押さえているスカートの裏側は、先ほど僕が入ってしまったあんな空間なんでしょうか?
背中に乗っているアヤメの中で、北野はあの世界を独り占めしているのでしょうか?

そう言えば背中にしがみつくアヤメのせいで、彼女の大きな胸が僕の背中に軽く当てられているのも分ります。
柔らかく当てられ、そこに嫌らしさはないので、周りのお客さんは何とも思っていませんが、軽く触れただけでもかなりの感度で中に伝わるはずです。増してや、あれでけパツパツした衣装で胸を覆っているのです。何もしなくても締め付けで気持ち良くなっていても不思議ではありません。
その状態で軽く当たる胸は、中にいる人間には、本当に切ない、柔らかい締め付けになっているはずです。

もちろん僕は内情を知っていると言うのもありますが、現実にアヤメを背中に背負っているおかげで、彼女の身体の微妙な反応が凄く良く分ってしまうのです。
実際、アヤメは、胸の圧力に反応するように、太ももがヒクヒク反応して、腰が切なそうに動いています。僕が動いているおかげもあって、彼女のそんな反応は全く外には分らないようですが、アヤメの中にいる人間は、そんな切ない刺激を我慢し続けているはずなのです。もちろんそんなに切ない刺激を受けて興奮しても、スカートの裾が僕の手で塞がっているため、空気は殆ど入れ替わらないはずです。
もしかすると北野は、今すぐにでも僕の背中から降りて、スカートを大きくめくり上げ、タイツも下着も下ろして深呼吸したいぐらいに苦しいのかも知れません。ですが、アヤメは可愛い女の子。アヤメがそんな下品な行動を、理由もなくする訳にはいかないのです。北野がやりたいと思った行動も、アヤメにとって不自然なら、それは出来ない行動なのです。ですから、アヤメは可愛らしく、僕の背中に乗って、梨を取ろうとし続けるしかないのです。

僕の背中には、そんな世界が乗っています。

こんなに悔しい事って無いのですが、残念ですが、僕はそう言う世界をおぶる事しかできません。僕の背中に乗り、そう言う世界でアヤメを演じるのは北野の仕事なのですから。

アヤメは背中で、背伸びをして梨を取ろうとしています。精一杯背中で背伸びをする度に、身体が突っ張り衣装に締め付けられているはずです。その度に彼女の腰が切なそうに僕の背中に押しつけられ、太ももが僕のウエストを締め付けるように反応しています。背伸びの度にトロケルような快感に耐え、アヤメとしての振る舞いを続けるのは、相当に苦しい事のはずですが、さすがにアヤメを演じる立場なだけはあり、少なくともお客さんにその演技の裏側を見破られる事は無さそうです。

頑張って、何個か梨を取り、お客さんからも拍手を貰い、ようやくアヤメが背中から降りたのは、おんぶが始まって5~6分でした。
僅か5~6分なんて思っている人がいたら、多分その考えは変えるべきです。
恐らく、電動マッサージ器を押し当てられるよりも気持ちいい時間を、アヤメを演じ続けながら、しかも嫌らしい態度は一切見せずに過ごしていたはずです。そして、その間、呼吸が苦しくても、得られる空気はアヤメのスカートの中に篭もった蒸し風呂のような空気が殆どだったはずです。そんな時間が5~6分も続いて、平気でいられる人なんて、そうそういないはずですから。
しかも、その5~6分の前にも、アヤメは、ずーーーっとアヤメとして存在していたんです。その間、程度の差こそあっても、数々の悩ましい時間を過ごしていたはずです。もちろん着ぐるみの中にいる人間は、我慢にも限界がありますから、一日の操演中に、何度かは、その裏側で、周りの人間には気づかれないように処理しているはずです。
ですが、一日に処理出来る回数と言うのは、せいぜい4~5回でしょう。着ぐるみの中では、常に興奮状態を保つ必要があり、果ててから15分~20分の間に元に戻らないと、それ以降、着ぐるみの身体が持つ特殊な効果の殆どは機能を失い、本当にただのゴムのスーツと化してしまいます。そうなるとどんな人間であっても我慢できる限度はある為、着ぐるみの操演者は、常に残りの操演時間を考えながら、自分の残りの回数を計算して、我慢し続ける必要があるのです。
もちろん着ぐるみ自体も、その我慢に協力するため、中々処理出来ないように工夫はされています。普段の操演では、余程の初心者じゃない限り、処理できるほどの快感が与えられないのです。だいたい、盛り上がって来たいいところで刺激が弱まり、落ち着くと再び刺激が強まる事で、絶えず堅い状態をキープしつつ、処理はなかなか出来ない状態も保つようになっています。
これは実は非常に苦しいのです。イキたくてもイカせて貰うことは出来ず、でもそんな状況下にあっても、常に可愛らしい女の子を演じ続ける必要があります。

中の人間がイクには、実際に女性が感じるような行為をした場合か、あるいは、不可抗力によって、敏感な場所が刺激され、コンピュータの予想よりも早く出してしまった場合しかありません。
あまりに気持ちのいい時間が続くと、コンピュータの制御も間に合わないぐらい突然達してしまうことがあり、そう言う場合には、何も嫌らしい行為をしてなくても、中で果てている事はあるのですが、そう言う場合が実は一番苦しいとも言えます。
嫌らしい行為をされていれば、それなりに感じる態度をしても、演技の一環と言えますし、そう言う行為によってイク場合、演者も心の準備が出来ます。ですが、普段の演技でイクというのは、周りから一切不審に思われないように自然な振る舞いの中で、しかも、我慢に我慢を重ねた結果、コンピュータの制御も間に合わないぐらい感じてしまい、果ててしまうと言うことです。そんな、我慢できないほど気持ちいい状態にあっても、全く周りに気づかれないように処理するのはもの凄く苦しい事だと言うのは想像できると思います。
なにしろ、普通に歩いている女の子が、実はイキながら歩いてる、とか、可愛らしく握手しているその裏側でイッている、とか、そう言う事なのですから。

そして、アヤメは、今日、そんな苦しい世界に、何時間もいるのです。北野がアヤメの身体の中で、何回果てていたのかは僕には知る術はありません。
ですが、これだけ長時間アヤメとして存在しているのですから、1回や2回は最後まで達していてもおかしくないはずです。ですが、もし、まだ一度も達していなかったのだとしたら、先ほどまでのアヤメの中が、我慢に我慢を重ね続け、イキたくてイキたくて、でもアヤメの中でひたすら我慢を続けている北野が存在していたはずなのです。
仮に何回か達していたとしても、その後に時間が経てば当然再び苦しくなってきていたはずです。もしそうだとすると僕がさっきスカートの中でカリカリと触れてしまった事も影響しているかも知れません。僕が触ったのはホントに僅かな時間ですが、それで興奮度が高まってしまったのだとしたら、その後僕におぶさって梨を取っていた5~6分の時間は、きっと地獄だったに違いありません。
長時間の操演では、どれだけ我慢できるかがポイントになります。我慢し続ける時間が長ければ、操演の時間も伸びる事になり、その分、残り時間に余力が出るのです。
ですから、演者は極力我慢を重ねる訳ですが、その為に大変に苦しい時間を過ごすのも事実なのです。

いずれにしても、僕の背中で見せたアヤメの反応は、アヤメの中で起こっている戦いを垣間見せてくれました。
そして、そのあまりにも切なく、あまりにも苦しそうなその反応に、中にいる北野を同情するどころか、そういう場所にいる北野が、心の底から羨ましく思える僕がいました。


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