60時間、その後
月曜日の午前10時、エリカが部屋の中で寝ている。エリカは外出着のまま
だ。むくりとエリカが起き上がる。あたりを見渡す。誰もいないことを確認すると、
時刻を確かめて、そして、玄関へ駆け寄る。室内なのに白いハイヒールのニーハイ
ブーツを履いているのでちょっとよろける。エリカは手早く玄関のチェーンをかけ
た。そうすると、部屋の電気をつけて、服のまま横になる。
《やだ、どうしてブーツはいてんだろ。夕べ帰ってきて、ブーツも脱がないで
寝ちゃったのかな。もう体力の限界だったからなあ。ううん、一度、ブーツを脱いだ
のを覚えてるよ。やだ、***さん、わたしにブーツ履かせて遊んだってこと?えっ
ちくさいんだからあ。
エリカは寝たままミニスカートの中に両手を入れるとパンツだけをひざあたり
まで下げた。
《まずは息を確保しないとね。パンツ脱ぐだけで、ずいぶん息が違うんだよ
ね。パンツはいたまま寝ちゃったけど、案外死なないもんなんだな。息詰まっても不
思議じゃないんだけどね。
《あーなんだか、三日も何も食べずに過ごしたんだよねえ。あっという間だっ
たな。***さんとデートして原宿行って、面白かったな。あーなんだか、これ(エ
リカ人形)脱ぎたくないなあ。おなかすいてるはずなんだけどね。空腹を通り過ぎて
なんともなくなっているのかな。
《この調子で1週間くらい断食できるんじゃないかなーー。脱ぐのに30分、
また着るのに1時間はかかるからなーー。めんどくさいよなーー。このまま脱がない
でずっと飢え死にしちゃってもいい感じ。***さん見取ってくれそうだしなーー。
《ん?そうだ、アレ、やってみようかな。
エリカはパンツを完全に脱ぐと、立ち上がって台所へといった。ストローを
持ってくると、その場にウンコすわりした。エリカはミニスカートをたくし上げると
陰部を右手の指で広げ、そこに左手でストローを差し込んだ。そこまですると、スト
ローを股にさしたまま自分のスーツケースの所まで行って、中から紙パックの野菜
ジュースを取り出した。その口をあけると、倒れないように床において、その上にウ
ンコすわりした。注意深く股に刺さったストローをジュースの中に入れた。
まったくヘンな情景だ。この世のものとも思えない美少女の人形がミニスカー
トをたくし上げ、あそこにストローをさしてジュースを飲もうというのだ。
《へへへ。禁断のジュース飲み。この間、思いついたんだよね。まず息をいっ
ぱいはいて、ふーーーー。で、すう。と。じゅるじゅるじゅるじゅる。ぷ
はーーーーっ。うまい!!これ、肺活量がいるな。もう一回、ふーーーー、じゅる
じゅるじゅるじゅる。うまいねえ。こんなうまいジュース飲んだことないよ。これで
おなかいっぱいになっちゃうよねえ。
エリカはジュースを飲み終わると、ジュースのパックを片付けて、そしてまた
服のままリビングに横になった。やにわにエリカは両手で自分の胸から腰の辺りをさ
すり始めた。
《だってこの体だもんなあ。この腰のくびれ!ゼッテエ女の子だって思うよな
あ。それに、息子はないし、ま*こはあるしさ。
エリカは自分の陰部を触り続けた。
《あああああ、ま*こ触ると感じちゃうしさあ、週末だしてないから、イッペ
ン出しておこうかなーーー。
エリカはムクリと起き上がった。そして、全身が写る鏡の前に立った。
《へへへ。パンツはいてないからねえ。ミニスカートをペロリ、なんちゃっ
て。ウワッ。ちょっと、そこの鏡の中のめちゃかわいー女の子、エッチすぎますよ。
自分からスカートめくっちゃだめじゃない。なんちゃってね。これ、オレか・・・
・。この、オーバーニーソックス、むちゃくちゃかわいーよなあ。このブーツ似合う
じゃん。オレ、この格好で渋谷歩いたんだよなあ。みんな振り返るよなあ。スゲー快
感。このシャツだって、ぱつぱつでエロいよなあ。
《さて、シャツだけでも脱いじゃおうかな。ああ、おっぱいだってあるしな
あ。オレ、男だよなあ。でも、24時間こんなおっぱいがあったら、一日もんじゃう
よなあ。じゃ、出しちゃおうかな。ちょっと内股にして、「ああーーーっ」とか声出
して、腰ふっちゃったりして。で、ま*ことおっぱい触りまくりーの、ああ、息子が
もうピンと立ってるよ。ああーーっ、もう行っちゃうよ?エリカちゃーーん、エッチ
しましょう。ハーーーイ。とか自問自答したりして。あっあっああっ。オレの胸、柔
らかいなあーー。あっあっーーー・あーーー。いっちゃった。パッドはもう一回くら
い大丈夫じゃないかなあ。ま、いーや。メシ食って、パッド取り替えて、***さん
が帰ってくる前にもう一回しよっと。
《あーでも、脱ぐの面倒だよなあ。脱ぎたくないなー。そうだ、このままコン
ビニ行っちゃおうかな。で、野菜ジュースいっぱい買いだめしておけばいいんだ。
あーでも、ヘンな人に後つけられるとヤだしなあ。しかたない、皮脱ぎますか。
《あー腕細くなっちゃったなあ。地が骨っぽいと、エリカの手まで骨っぽく
なっちゃうよなあ。やっぱ、肉食べたほうがいいのかな。よし、決めた。こんど、*
**さんに一週間有給とってもらうんだ。で、遠いところへ旅行へ行こう。そした
ら、お人形のままずっといられるし、野菜ジュースだけでもストローから飲めるんだ
から、いいんじゃない?一週間お人形でい続けたら、***さんむちゃくちゃびっく
りするよ。きっと。そしたら、もっともっともーーーっと、挑発してやるんだ。二人
で手錠して一週間すごす、なんていーんじゃないかなー。
《そろそろ***さんのちん*んをもんであげたくなってきたなー。そういえ
ば、ここ来てからまだマトモに見てないもんね。エリカの口、ちっちゃいから、アレ
をくわえるのはムリかなー。でも、チュッチュしながらもんであげたら、一発で行っ
ちゃうよ。こんなかわいい子がもんであげてるんだから。
《あーもう11時だ。そろそろ皮ぬいで夕食作らなきゃあ。あー脱ぎたくない
なー。だって、エリカでいるの気持ちいーんだもん。顔、ロリ入っているしさーこ
れ、オレの顔だよなあ。こんなかわいいのになー。皮脱ぐのいやだな。でも脱がな
きゃなー。
《そうだ、***さんをメールで急に呼び出しちゃおうかな。たぶん、***
さんは「エリカは昼間、皮脱いでくつろいでる」って思っているはずだからな。それ
に土日はずっとエリカでいたし、水飲まないと死んじゃうと思ってるよな。おあいに
くさま、ま*こからジュース飲んでますよーだ。365日、24時間、ずっとエリカ
でいられますよーだ。仕事中だから呼び出しちゃ悪いか。
《子供ほしーなー。女の子?ううん、男の子がいいな。誰かに代理で生んでも
らえないかなー。孤児院から養子もらってくる、っていうのでもいいな。で、3歳く
らいになったら、家にいる間はずっとお人形の格好させとくの。これな。3歳の子供
は、本当のお人形サイズだからな。2重にゴムの全身人形を着せて、フランス人形の
服着せて、ガラスケースの中にたたせておくか。絶対泣くだろーな。これが気持ち
いーんだよ、って教えてあげればわかるんじゃないかな。カブキの家に生まれた子
だって、3歳くらいからはじめるでしょ。絶対できるよ。エリカは、子供の前では
ずーっとエリカのままでいるんだ。子供に絶対素顔を見せない。24時間お人形でい
られるってことを体を教えてあげるんだ。そしたら、中学生くらいになるころにはホ
ビー21のショーウィンドウに飾られても大丈夫なんじゃないかな。男のエロ心を刺
激する快感っていいよなあ。そういうのを子供のときから植え付けておけば、ちっぱ
なお人形になれるよ。ぜったい。
《あーいくらなんでも、もうそろそろ皮を脱がなきゃ。こないだみたいに管理
人さんに会わないといいなあ。今晩はカレーでも作ろうかなー。つくりだめできる
し。あー、でも、ずっとエリカのままでいたいな。こんなにかわいいんだもの。もと
のダサイ男に戻りたくないよなー。鏡、鏡。このかわいい顔、エロリンだよなあ。
あーじゃあ、もう一回だけイッて、そしたら皮を脱ごう。この顔・・・この顔、口が
動くんだよなー。ぱくぱく。わ、鏡の中の人形もパクパクいってる。まばたきもでき
ると、もっといーんだけどなー。にや。お、鏡の中の人形もにやっとしたぞ。あと、
声が女の声で出せたらなー。どうやったって男の声だからな。ようし、思いっきり高
い声出してみよ。
「あーーーー」
《やっぱ変。***さんだって、こんなかわいい顔したエリカがこんな変な声
じゃいやだろうしなあ。
《あーほんとにもう脱がなきゃ。いや、カレーぐらいエリカのままだって作れ
るぞ。一度やってみよ。材料買ってあるし。
エリカは立ち上がり、ブーツを脱いで玄関に片付けると、上半身裸のままエプ
ロンを着けた。冷蔵庫からジャガイモやニンジンを取り出した。手にゴム手袋をは
め、水道からお湯を出して念入りに手袋を洗った。
《手袋はめちゃうと、三重に手袋はめてるから、指先の感触がないんだよ
なー。ホウチョウもって大丈夫かな。ま、いーか。一度やってみよう。
器用にジャガイモの皮をむき、一口サイズに切り刻んだ。スライサでニンジン
の皮をむいてこれも一口サイズに切った。そのとき、ちょっと手が滑って指に包丁が
当たってしまった。
《つ!いけね!
手袋が切れ、エリカの人工皮膚も切れ、すき間から血がにじんできた。
《やば!やっぱ、皮を脱がなきゃできないか。
エリカは傷口をなめようかと指をくわえたが、もちろん人形の口からはよだれ
は出ない。しかし、ティッシュを使って押さえていたら、じきに血は止まってしまっ
た。
エリカはエプロンを脱ぎ、ミニスカートを脱ぎ、オーバーニーソックスも脱い
で、一糸まとわぬ姿になった。天女のような美しさだ。いつもなら裸になってから鏡
でこれを鑑賞するのだが、今日は指に怪我をしているので、急いで皮を脱ぐことにし
た。
エリカはお尻のあたりに手をやると、つめで引っかくようにしてていねいに皮
をはがし始めた。皮がはがれ、下からは薄ピンク色のゴムの色が見える。エリカは慎
重に手袋を脱ぐ要領で指から皮をはがした。腕を折り曲げ、腕の部分の皮を脱いだ。
エリカは腕なしマネキンのようになった。肩のところには中身のない皮だけの腕が垂
れ下がっている。
体の内側からエリカは自分の顔をはがし始めた。みるみるうちにかわいいエリ
カの顔はくしゃくしゃのゴム膜の塊となった。背中のあたりの皮をびろーんと広げる
と、サッと上半身の皮を脱いでしまった。そこに現れたのは、「ピンク星人」とでも
呼べそうなゴムで覆われた全身ピンクの人形だった。髪の毛はなく、つるつるしてい
る。顔のところは女の子の形をしているが、口や鼻の穴があいているわけではない。
目のところだけ、サングラスのような茶色いガラスが入っている。
エリカは急いで足の皮を脱いでしまうと、今度は後ろ頭に手をやり、ここから
ジッパーをチーッと背中まで下ろした。このピンク星人はウルトラマンみたいに、
ジッパーで脱ぐことができる様だ。力を込めて、頭のところをはがすと、若い男の頭
が現れた。彼がエリカの内臓君だ。
彼は手早くピンク星人から外の出ると、急いで自分のスーツケースへ行ってス
プレーを取り出した。そしてピンク星人の内側をスプレーで消毒した。股のところの
パッドをはずすとコンビニの袋に入れた。
《あー、たまってる、たまってる・・・
指の怪我はたいしたことはなかったようだ。しかし、人形に変身している間に
怪我をしないように気をつけなければいけないと彼は反省した。
《人形にナイフが刺さって、そこからどろどろと血が流れる・・・・なんてシ
チュエーションはできないかなあ・・・できないよね。
そう思いながらカレーを作り続ける彼だった。
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