強制収容 (その4)-「契約」 [戻る]
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 私は就職浪人のひろし。ちょっと、気晴らしに遊びに来た風俗?の店でとんでもないアルバイトの口を見つける事に・・・

 今の私は男性では無く、女子校生の「セレン」になっている。身体にピッタリの窮屈なラテックスのような着ぐるみを着せられ、話す事も、自分で元の男性に戻ることも出来ないのだ。
 しかし、このときはそんなにあわてても居なかった。ただの気楽なバイト程度の考えでいたからだ。この姿のままでしばらく過ごす事になるとは思いもしなかった。。。

 遊びに来た部屋で遊んだ後に睡眠薬入りのコーヒーを飲まされた私は気が付くと女の子の着ぐるみを着せられその姿でアルバイトをしてくれないかと頼まれた。私は今、部屋に一人で思案中だった。

「確かにこのスーツは気持ちがいいし気に入ったんだけど。。。この姿で人前で少女を演じる勇気はないなァ。どうなんだろ?せっかく女子高生の制服もあるし練習してみようかな?どれどれ」

 さっきまでいたユキに着せていた制服を持って来て着てみる。そして鏡の前に立ってみた。

「お~!結構似合うじゃん!って、この顔だからな。中に男が入ってるなんて思わないだろうし。」

 そう考えながら両手をグーにして口の前に持って来て

「エ~、ウソ~!」

 とか言いそうなポーズやクルリと回ってしゃがみ込んだりと、いかにも女子高生的なポーズをとって鏡で眺めて見る。

「ははは。結構サマになるナァ。って、何をやってるんだ俺は。だけど、こんなに簡単に女の子になれるなんて凄いよな~。自分自身にこんな願望があったなんて、自分に驚いたわ。・・・うん!これなら外でこんな格好していてもばれないかも。それにしても、この敏感な全身のセンサーはどうにかならないのかな。こんな興奮状態のままじゃ神経がおかしくなりそうなんだけど。」

 スカートのプリーツが足をなでるのでさえ下半身に伝わって来るのだ。

「こんなんだったら、さっきのレザーのロングスカートだったら、どんな感覚だったんだろ?まだ、琴美さんは来ないよな。着てみよっと♪」

 そして先ほどのフリルのブラウスにフェイクレザーのロングのタイトスカートに着替える。ユキにしたのと同じように前の紐もギュッと締めた。

「うわ!これもいいな~。常に胸も足の太ももも圧迫されてるんじゃん。呼吸はかなり厳しいな。苦しくて座ってられないや。良くユキはあんな体勢でいられたな~。歩くとスカートがこすれて。。。あ!ダメダ・・・」

 2回目・・……(-。-;ボソッ

「あちゃ~。。。パッドは大丈夫なんだろうな?・・・ 次はと。」

 ウエディングドレスに着替える事にした。ヘッドドレスや手袋など一式を揃えると、早速、手順良く身に付ける。ブーケまで手に持って鏡の前で決めポーズ。ついでにカメラをテーブルに置いてタイマーで写真も撮った。
 全くのナルシスト状態。ひろしと言う人格がどこかに飛んで行ってしまったようだった。
 このドレスも胸の圧迫と、歩くとパニエが心地よく足を刺激し、それが下半身に伝わった。

「そうだ。さっきユキにやったように足の拘束をやってみよ!感じ過ぎて意識が飛んじゃう位、気持ち良いらしいし。手は自分じゃ出来ないからしょうがないか・・・」

 とりあえず、足の先から幅広のバンドで留めて行く。ウエディングドレスのスカート部分はひろがっているので手間取った。続いて膝上を固定。
 フェイクレザーほどでは無いがさすがに足を閉じてドレスの上から固定してしまうと息も苦しい。しかし、我慢出来ないほどでは無かった。
 固定した足をモソモソ動かすと、凄い!

「う! さっき出したのにもう元気になってきた。この刺激は・・・!ついでに頭の仮面も被ってみよ。暗闇になったらもっと興奮しそうだし。」

 私はシルバーに輝く仮面を手に取ると、前の部分を顔に押し当てて見た。

「うん。大丈夫だな。」

 呼吸が出来るか確認してから後の部分をパチンと閉じた。鍵をしないと勝手に開くので、鍵もはめる。

「カチ!」

 小さな音で鍵が閉まったのが分かった。・・・あれ?はめたのは良いけど外す鍵をどうしたっけ?・・・汗が吹き出した。
 近くにあるはずだ。手探りでテーブルの上を探すが見つからない。足も固定したままなので探すにも動き回るのがままならない。
 手の先までラテックスの手袋状態なので、感覚も今ひとつなのだ。

「どうしよう。見つからないよぅ・・・う! こんな状態でも興奮状態だし。」

 何とかソファーに腰掛け落ち着こうとしているところに玄関のベルが鳴った。
 安心したのと、今の自分の格好を見られたくないのとで私はソファーにあわててうずくまった。恥ずかしい。。。来たのは琴美だった。
 それを見つけて琴美は、

「あら~!しっかりはまってるじゃない(笑)これじゃ返事を聞くまでもないか。お~い。生きてる?(笑) 楽しい?・・・よ~し。ついでにサービスしちゃおう! ちょっと立って?」

 仮面のせいで遠くから琴美の声が聞こえる。
 とにかく琴美に従った。両手をつかまれ後に回された。
 あ!さっきのユキと同じ状態にされる。分かっていても従うしかなかった。
 琴美は私の手を掴むと皮の袋の中に肘まで突っ込み、袋の先のベルトを腰に固定した。肩から胸も同じようにクロスして固定される。同じ刺激が下半身に送られキュッと締められた。

「こ、こんなに感じるなんて。。。自由が利かない。女装をしている。波のように下半身を刺激する。ユキはこんなのに耐えていたのか!これじゃ気を失うのも分かるな。。。あ!」

 3回目・・……(-。-) ボソッ

 いろいろ考えながらもがいていると、あっさりと行ってしまった。それでも刺激が収まることがない。
 それを見ていた琴美は、

「どう? 感じる? で、返事を聞いていないんだけど・・・バイトを手伝ってくれるのかな? 嫌だなんていったら、まだまだその拘束を外してあげないぞ! どうする?(笑)」

 意地悪っぽく琴美が私に質問をする。返事をしたくても出来ない。どうしようか考えた私はなんとか首を3回縦に振った。

「よしよし。分かったわ。じゃあ許してあげる。あら?私ったら、女王様みたいになっちゃってるわね(笑) そんな事ないのよ。私は優しいんだから。」

 そう言いながら琴美はひろしの身体のおそらく感じるであろう部分を触りながら抱きしめる。

「可愛いわね(笑) ウフフ。こんな抱きマクラが欲しいわァ。人肌に暖かいし柔らかいし。こんなに可愛い女の子だし。そうだ。今日はその姿で私の抱きマクラにならない? 明日のバイトはそのまま私の家から車で送ってあげるから。ね!」

 嫌だなんてこの体勢で言える訳がなかった。

「いくらなんでも、その拘束は外してあげるから。そのスーツを着ている限り私を襲うのも無理だしね(笑)。とりあえず、拘束を外してっと。。。」

 そう言うと、琴美は私の拘束具を外しだした。

「あれ?また仮面の鍵は?・・・もう、また探さなきゃ。」

 鍵を探し出す琴美。私は暗闇の中、ただボーっと立ち尽くすしかなかった。やがて、

「あった、あった。はい。仮面を外すわよ。」

 そう言って、ようやく仮面が外された。呼吸が楽になった気がした。やはり視界があるのは楽だ。大きく深呼吸をする。

「ちょっと、この部屋で待ってて。洋服を取って来るから。ウエディングドレスのままじゃ外を歩けないでしょ。(笑)」

 え? ホントにこのスーツを着たまま琴美の家に行くのか。。。まあ、私は全身スーツで顔も分からないし良いんだけど。妙にワクワクもする。
 すっかり私は女装に目覚めてしまったのか?部屋のいろいろなドレス等を片付けていると、琴美が帰って来た。手には洋服を持っている。
 黒のキャミソールのようになったワンピース。紫のサテンのシャツ。

「はい。このタイツも履いて。サングラスをすればマスクを被っているのもばれにくいでしょ。もうちょっと前髪を下ろしてっと。」

 ウエディングドレスを脱がせてもらい、少女の裸体になった。
 まず、パンストを履く。そしてハイウエストのガードルも。。。
 さらにウエストが締められた。呼吸もちょっときつい!
 そんな事にはおかまいなしで、琴美はワンピースを持って待ち構える。

「自分で着れる? はい、バンザイをして。」

 そう言われてバンザイをすると、上からスルリとワンピースを被せて着せられた。この服なら楽だ。そしてシャツを着て、前髪を直し、サングラスをかける。

「うん。完成。大丈夫っぽいわね。どう?鏡で見る?」

 私は鏡の前に立った。

「ふ~ん。これなら分からないかも。どこにでもいるお嬢さんかな?って、少しスカート部分が短くないかい?」

 スカートの裾を下に引っ張る私を見て、

「ホントの女の子みたいね(笑) 大丈夫よ。階段の下からじゃないと見えない位よ。心配だったらこれを履かせてあげる。」

 そう言って差し出されたのは見えパンと言うか今度は黒のガードルだった。履いてみると、確かにショーツは見えないだろうけど、全体がゴムで出来たような物。さらに圧迫される。

「うわ!ちょっと、きつ過ぎじゃあ・・・呼吸も苦しいよ~・・・」

 脱ごうとすると、

「ダメよ。履いてなきゃ。うふふ。苦しいんでしょう。その位の方が興奮が続くんじゃない?(笑)さてっと。ちょっと事務所によってから帰りましょうか。」

 私は自分の着て来た服を部屋にあった紙袋に入れて、琴美と部屋を後にした。サンダルが歩きにくかった。後から見たら不自然だろうな。。。

 事務所に着くと、先ほどのおじさんが居た。

「おや。良く似合ってますよ。普通にしていたら、そのスーツを着ていることは分からないでしょう。あ、それとバイトが終わった後で簡単なアンケートを書いてもらいたいので明日のバイトが終わったらまたここに寄ってください。まだ一応そのスーツは試作段階でもあるので。まだ、しばらくバイトを続けたいって言うのでしたら良いんですが。」

 おじさんの前の椅子にすわると、どうもスカートの短さが気になった。裾をなおすと、横で琴美がクスクスと笑っている。
 それから簡単な書類を書かされた。バイトの同意書や連絡先など。
 ついでに亜希にメールを打っとかなきゃ。

「面白いバイトが見つかったので。。。中身は内緒だけど、また今度教えるから。それで、今日、明日はそのバイト先の先輩の家で内容をいろいろ教えて貰うので、留守にします。明日の夜には帰ると思うから。」

そう打って送信すると琴美が、

「あ、そうそう。このバイトのこと。特にそのスーツの事はまだ他言はしないでね。まだ試作品だし企業秘密の部分もあるから。」
「え? 今、メールで亜希に打ったところなのに・・・まあ、何か理由を考えれば良いか。」

 私はだまって琴美の言葉にうなづいた。話さなくて良い(話せないのだが)のは結構、楽ちんかも。。。

「さあ、それじゃ行きましょうか。あ、そうそう明日の衣装も持って帰らなきゃ。明日は漫画のキャラクターでメイドの格好をしてもらうからね。(笑)」

 そう言って奥からピンク色のスカートの部分がフワフワと広がったミニのワンピースやウイッグ。靴などの小物を持ってきた。

「このキャラクターになってもらうから。ビデオも借りて帰りますね~。あ。自分の服はここに預けておいて良いんじゃない?また明日もここに寄って帰るんだから。」

 そう言って明日、私のするキャラクターの写真を見せられた。そこには「いかにも」と言う感じの女の子向けのキャラクターが写っていた。普段、そんなアニメを見ない私には何の漫画かは分からなかった。

 そして、琴美と私は車に乗って走り出した。

「今は何時頃なんだろう。。。?」

 興奮状態が続き、ボーっとした頭で私は考えていた。

「ううん。う~。。。」

 横で運転する琴美に聞こえないほどの小さな声で、呻き声がもれた。

  <終り>。。。かな?

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