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菊池「と言うわけで、エミリアも認める通り、ほぼ真実なんです」
衝撃の言葉に、僕は耳を疑いました。
妄想だから、と思っていた内容が、現実だと言うのです。
それはつまり、ここで僕がフィクションとして書いておくことで、仮に真実がリークされていてもみんながそれを妄想だと思うからです。
確かにその考えは盲点であり、上手い隠し方だと思いました。
美少女着ぐるみフェチと呼ばれる人たちの多くは、僕のサイトを知っていますし少なからず見ています。
時々は、僕のサイトを真似て実際に股間から呼吸する着ぐるみの動画なんかも見かけたりします。
つまり、みんな僕の話はフィクションだと認識しつつ、その中でも取り入れられる構造を取り入れてフェチ着ぐるみ体験をしている。
ですが、そのフェティッシュなフィクションは、菊地さんの言葉やエミリアの頷きを信じるなら、真実なのです。
僕「真実って・・・つまり・・・呼吸とかも?」
エミリアは頷きます。
僕「だ・・だって・・そのスカートだと呼気が籠って息が出来なくなるんじゃ・・・」
エミリアはわざと腕を組んで深刻そうにウンウンと深く頷きます。
しかもその時、エミリアの大きな胸を抱えるように腕を組む為、赤い光沢のあるドレスに包まれた胸が強調されてとても嫌らしく見えます。
菊池「ああやって可愛らしく頷く中でとても苦しんでるんです」
僕「・・・」
菊池「胸を掬うように抱えるポーズは、とても女性的アピールに繋がる訳ですが、ご存じのようにあれは男性器に直結してます。しかもセンサーにより生の男性器より何倍も感度が増してると考えていい訳です。それを艶やかなサテンの生地でぴったり覆われた状態で抱えると、胸がギュッと締め付けられて、それが男性器に伝わって、トロケル程の快感につながるんです。もちろん中に入る人はその快楽を一切態度に出してはいけないルールなので、今頃エミリアの中は快楽との戦いです。もちろん気持ち良くなると呼吸も荒くなりますが、スカートの中の、呼吸の穴は、ショーツやタイツに覆われてますので、とてもとても息苦しい訳です。先程スカートの裾から漏れた熱気を感じましたよね?あれは中に充満する呼気の一部です。エミリアの中に入るとずっとああいう空気を呼吸する事になるんですね。長いスカートは綺麗ですが空気が入れ替わりにくいので、本当に苦しいんです」
菊池さんの説明と、横にいるエミリアの態度を見ているだけで、既に僕の股間はフル勃起状態と言えました。
綺麗なサテンの生地がタイトにエミリアの上半身を覆っている事で、大きな胸がとても窮屈そうにドレスの中に押し込められているのが見て分かります。
想像の世界でもそのイメージで相当に興奮できたのですが、もしあの胸の窮屈そうな感覚や、その胸が自重と重力と慣性によってさまざまに形を変え、その結果胸の圧力で引っ張られいるサテンの生地が伸縮を繰り返し、シワを変化させている感覚が、本当に性器に伝わり続けているとしたら、それがどれ程気持ち良い事なのか、そしてあのエミリアの密閉空間の中でその感覚を与えられながら、態度に出してはいけないと言う事がどれ程苦しいことなのか、想像しただけで悶々としてきます。
エミリアにとってあのドレスは標準的衣装であり、あのドレスを着る事は当たり前の事。
つまりエミリアがエミリアとして人前に存在している限り、あのドレスを着続けている事になります。
エミリアの中の人は、その窮屈そうな胸から伝わる感覚がどれ程苦しくても、どれ程気持ち良くても、それを止める術は無く、ただただエミリアの胸から伝わる感覚に耐え続ける事しか許されていない訳です。
あんなに可愛らしく、あんなに綺麗なお姫様の中で、あれほど性的に見える胸が、中の人にだけ与え続ける快楽。
それがどれ程興奮できる物なのかは自分には想像しか出来ないのですが、今目の前にいるエミリアの中には、それを味わい続けている人がいる。
その事実は、自分にとっては相当に羨ましい事でした。
菊池「ちょっと確認させてあげようかな。エミリア、出来る?」
菊池さんがエミリアにそう言うと、エミリアはウンと頷いて僕の手を取り、スカートの中に導きます。
この手の衣装はリングパニエで広がっている事が多いのですが、彼女のスカートの中はシフォン素材のフワフワな生地がぎっしり詰まっていて、それだけでも熱気がこもりそうです。
僕「うっ・・・すごい・・・」
菊池「蒸し暑いでしょー。だよねー。僕らは手を突っ込めば蒸し暑いけど、手を抜けば蒸し暑さから解放される訳だけど、エミリアの中に入ると衣装脱ぐまでずっとこの蒸し暑さとお友達だからねー。苦しいよねー」
エミリアはウンウン頷きますが、自分の事を言われているのに平気な態度です。
エミリアに導かれた僕の手はスカートの中のパニエをかき分け、やがて最初の核心部分に辿り着きます。湿り気を持ったタイツの触り心地。定期的に出入りする蒸し暑い気体の流れ。自分の指先にそれが確認できます。
ハッキリと理解しました。確かにエミリアの中の人はずっとこんなに苦しそうな場所からの呼吸を続けているのです。
今日はまだエミリアが着席してからたいした時間は経過していませんが、普段は数時間、ホビー21でずっとこの姿を保っています。
直接見えませんが手触りから、タイツの下にはショーツも穿いている事は想像できます。
つまり彼女はずっと二枚の布に覆われた場所から、パニエやスカートによって籠った空気を呼吸しているのです。
それがどれ程苦しくても、決してスカートを捲りあげたりしない。
ただただじっと、与えられた空間にたまたっ空気を呼吸しているんです。
そんな苦しそうな空気を呼吸している中の人に同情どころか、僕は完全に嫉妬していました。
そんな空気を吸い続けられる事を、とても羨ましいと感じていたんです。
それと、その呼吸位置に手を触れた瞬間、彼女の身体が今まで見たことないような切なそうな反応をしたのが分かりました。
この辺りにはセンサーがたくさん詰まってると、まぅるさんの妄想設定に出ていました。それが真実だとすると、僕が触れた感触は、この中に隠されている男性器に伝わり、それが快感として中の人の身体を反応させたのでしょう。
それがどれだけ気持ちいい事なのかは僕には分かりませんが、これだけの美少女に密閉されていると言う状況だけでも相当に興奮してしまいそうな自分から見たら、多分僕がどれ程望んでも味わう事が出来ないような快感が伝わっているんだと思うんです。
菊池「どうです?中々苦しそうな場所でしょ?」
僕「え・・ぇえ・・・まぁ・・・」
言葉にならない言葉を何とか絞り出した僕です。
菊池「でも、驚くのはこれからですよ」
僕「え?」
菊池さんの言葉の後、エミリアは僕の手を少し上に移動させます。多分おへそのちょっと下辺り。下腹部と言えばいいかしら。その付近に移動させたんです。
僕の指先をエミリアの下腹部に押し付けるようにして触らせると、僕はすぐに気付きます。
彼女の下腹部には、縦方向に太い固い棒状の存在がある。
そしてそれは中の人の男性器なのだと。
僕が触れるとぴくぴくと、苦しそうに、そして気持ちよさそうに反応しています。
エミリアの態度は全く変わらず淡々としているのに、下腹部にかくされた固いモノだけは、ひたすら気持ちよさそうに反応しています。
エミリアの中に男性が入り、僕の指先に感じてしまっているのだとしたら、確かに指先に感じる固いモノの反応は理解できるのですが、エミリアの態度が全く変わらない事が不思議で仕方ありませんでした。
小説では長い訓練の成果で、快感を味わいながら平静を装う技術が身についている人だけが中に入れる、としていましたが、それが事実なら、今この中には快楽に打ち震えながら眉間にシワを寄せ、歯を食いしばり、必死に平静を装う中の人がいる事になります。
エミリアは空いてる自らの手を使い、自分の大きなバストを揉んで見せます。
すると僕の指先に伝わる固いモノが、何かにマッサージされるかのように動いているのが分かります。
小説の描写をそのまま使うとしたら、それはつまりパッドが胸の動きに追従して中の固いモノを扱いている、と言う状態です。
彼女は軽い揺れから大きな揺れ、軽く触れた状態やマッサージされるような揉まれ方までを再現させ、そのパッドの動きと中身の固いモノの反応を僕に見せつけました。
それはとても羨むような世界。目の前で彼女自身の身体やきらびやかな衣類によって絶えず責められ続けている男性がいる。
こんなに可愛くて綺麗なお姫様に何時間も責められる特権を持った人がいる。
その事実を知り、中の人が羨ましくて仕方なくなったのです。
その後、僕の手は解放され、ようやく蒸し暑いスカートの中から手を出すことが出来ました。
僕の手はこうして涼しい空調の利いた部屋に存在出来ていますが、エミリアの中身の人は未だにあの蒸し暑い空気の中にいる訳です。
菊池「どうです?外から確認できる事はだいたいそんな感じですが、割と小説の話に近かったでしょ?」
僕「凄すぎて・・・どういっていいのか・・・・」
菊池「まぁその股間見たらだいたい分かります。と言うかまぁそうなりますよね」
僕「ごめんなさい・・我慢できなくて・・・」
膨らんだ股間の事を僕が恥ずかしそうに謝ると、横にいたエミリアがよしよしと撫でてくれました。
でも、僕は単に大きくなっているだけですが、エミリアの中はそれがずっと責められてるって事ですから、そのよしよしすら苦しいはずなんです。
それを気にする事も無くエミリアとしての態度を崩さない、と言う事に僕は屈辱的気持ちを持ちました。
菊池「でもさ。1つ疑問なんですよね。コン太さんは何故今興奮しちゃってるんだろう?」
僕「何でって・・・」
そんな事、理由は一つに決まってました。
菊池「あれかな。中の人が責められてる様子を想像してるって事かしら? コン太さんはつまり、中身が女性か男性かはともかくとして、着ぐるみの中で責められて苦しんでる人を見て興奮している、と」
菊池さんの言う事は確かにそうかもしれません。
でも、なんかちょっとニュアンスが違うと言うか、単に責められている中の人を想像している訳ではないんです。
菊池「例えば目の前に美少女着ぐるみがいて、好きにしていい、と言われた場合、コン太さんは縛ったり手錠かけたりして身動き取れない状態にして電動マッサージ器なんかで責めたりする遊びをしたい感じかな?」
それを聞いた僕は、菊池さん、それは違うんです。と思いました。
僕「い・・いえ、あまりそういう事はしたいと思いません・・」
菊池「でもアマチュアで着ぐるみをやっている人達はずいぶん電動マッサージ器を持ってる人が多いんじゃなですか。コン太さんも持っているとブログに出てたでしょ?」
僕「確かに持ってます。着ぐるみ相手に使った事もあります・・・」
菊池「じゃあやはり、コン太さんもそうやって身動きが取れなくなたっ着ぐるみを責めて、中の人が苦しんでいる様子に興奮するんじゃないのかな?」
僕「違うんです・・・逆です。逆なんです・・」
菊池「逆?」
僕「どっちかと言うと・・・される側というか・・・」
菊池「じゃあ縛られて電気マッサージ器を当てられたい、と?」
僕は少し考えました。
確かにそういう責めは興奮できそうですが、自分の理想はそうではない。どちらかと言えば責められてもいいけれど身動きは撮れる方がいいのです。
僕「うーん、ちょっと違うんです。確かにネットとかで着ぐるみのフェチプレイを見ると殆どの人は拘束された状態で呼吸を奪われたり性的快感を強制的に与えられたりする行為をしています」
菊池「ええ。ちょっと調べてみた限りそういうフェチが多い印象でした。でも、コン太さんはそうではないと?」
僕「僕の理想は、まさに小説に書いている世界です。誰かに責められる、とかではなく、結果的に責められている状態が理想ですし、縛られいているとかではなく、着ぐるみが着ぐるみとして健全な状態がいいんです。誰が見てもフェチプレイをしている、と言う状態ではなく、それこそキャラクターショーの最中の着ぐるみの中で、実は責められている、みたいな状態が理想なんです」
菊池「・・・なるほどね」
菊池さんはしばらく考えるように間を開け、納得してくれました。そして話を続けます。
菊池「エミリアはどう思う?今の彼の発言」
するとエミリアは再び腕を組んでウンウン頷いています。そして指先でOKのマークを作って見せます。
菊池「うん。やはりそうか。では話を続けようかな」
エミリアと菊池さんの中で成立しているらしい同意の後、菊地さんは話を続けます。
菊池「まー見て貰って分かるように、エミリアをはじめとするホビー21の着ぐるみ達は、その大半が男性を中に詰め込んでいる。そしてコン太さんの小説にある話はほぼそのまま現実になっている。まぅるさんには、コン太さんのサイトにその構造をフィクションとして書いて貰うように依頼した。そしてコン太さんは見事にその小説を書きあげてくれた。僕らとしては今後もこの小説の内容を、あくまでもフィクションとして書いて欲しいと願っている。万が一にもホビー21の着ぐるみの真実が外に漏れた場合にうちが受ける被害を考えると、極力その漏洩は避けたいんだ」
僕「ま、、まぁそこは分かりました。でも今後も、、と言われても・・・」
菊池「まぅるさんには今後もネタを提供してあげるように言ってあるんだ」
菊池さんの言葉を聞きながらエミリアは横で頷いています。
菊池「だから、それを元に小説にしてほしい、と言うお願いをするために、コン太さんを今日ここに呼んだんだ」
僕「・・・なるほど・・」
僕が呼ばれた理由は良く分かりました。つまりホビー21の情報漏洩対策に協力してくれ、と言う事なんでしょう。
それに協力する代わりに、僕はホビー21の秘密を知る事が出来た。
でも、こんな秘密、知らない方が良かった気がします。
こんなに可愛いエミリアの中で、今でも呼吸を奪われながら蒸し風呂のような空間で性的な責めに耐えている男性がいる。
その事を知ってしまったんです。それは僕にとっては屈辱的な事でした。
僕「確かに元々まぅるさんがくれたメッセージに反応したのは僕でしたけど、まさかそういう事になるとは・・」
菊池「まぅるさんとは結構連絡取り合って状況は聞いてたんだよね。コン太さんが良くお店に通ってる事も聞いてたし」
僕「あーそうか。確かにまぅるさんはスタッフの人だから僕を観察出来てたのか。凄く不思議だったんですよ。ファンの中にまぅるさんらしい人が見当たらなかったから」
菊池「そうそう。まぅるさんはスタッフだから」
僕「でも、サポートしてる人達って何人かローテーションしてるように見えたんですが、その中にまぅるさんは居たんですかね。サポートの人が違うな、と思うときもメッセージでは割と的確に僕の観察をしてるように感じたんですけど・・」
菊池「まぅるさんはスタッフだけどサポートではないからね」
僕「サポートでなは無いのか・・どこかの監視カメラで店内を見てたりしたのかな・・・」
菊池「あー、そういう話は直接まぅるさんに聞いてみたらいいんじゃないかな」
僕「まぅるさんに聞いていいのです?」
菊池「もちろん、ダメと言う話は無い」
僕「じゃあまぅるさんが来たら聞いてみますよ」
菊池「じゃあ今聞いてみたらいい」
僕「今?」
菊池「さっきからずっとまぅるさんも同席してるから」
僕「へっ?・・・・・・」
僕は菊池さんの言ってる意味が一瞬わかりませんでした。
5秒か10秒か。しばらく沈黙しました。
そして次の瞬間、その意味を理解しました。
僕「ま・・まさか・・」
僕はチラッとエミリアを見ます。
エミリアは可愛らしくコクンと頷いて見せました。
僕「う・・ぅそ・・エミリアの中身が・・・」
エミリアはウンウンと頷いてます。
なるほど。まぅるさんが僕を観察出来ていた理由が分かりました。
まぅるさんはエミリアの中にいたのです。あの時も、今も。
そりゃ一方的に観察できる訳です。
着ぐるみの中からは外が丸見えだけれど、外からは中身は完全に隠されている。その特殊な状況をまざまざと見せつけられた訳です。
菊池「と言うわけなんだ。実は彼はエミリアの中身だ。だからコン太さんに伝えていた妄想は真実なんだ」
僕「なるほど・・・」
菊池「今後もコン太さんにメッセージを送って、コン太さんのお話の手助けを出来たらいいなと考えている」
僕「そ・・それは・・・」
菊池「ダメかな? 出来る事なら書いて欲しい。コン太さんに書いて貰えると我々としても助かる」
僕「秘密を知れたのは嬉しいですが、僕には色々と悶々としてしまう事ですし・・今後もこれが続くと思うと・・・正直ツラいです」
菊池「うーん、ダメかぁ。やっぱりまぅるさんの言う通りだったな」
エミリアは再び僕の頭をよしよしと撫でてくれました。サテンの手袋で包まれた手が髪の毛越しでもツヤツヤとした感覚を伝えて来ていました。
あの感触が中身のまぅるさんの固いモノに伝わってる、そう考えると、せっかく慰めてくれているのに、まぅるさんが羨ましくて仕方ありませんでした。
僕「まぅるさんの言う通り?」
菊池「あぁ。多分コン太さんはそれでは納得しないと思う、と。僕がさっきコン太さんにした質問、覚えているかい?」
僕「質問、て・・」
菊池「どういう事に興奮してるのか、と言うやつだ」
僕「あぁ。さっきの・・」
菊池「実はまぅるさんには、コン太さんの回答は多分こうだろう、と予想してたんだ。実際コン太さんの答えはまぅるさんの予想と同じだった」
僕「まぅるさんに読まれていた・・」
菊池「そうだね。まぅるさんはコン太さんの言動と反応を見て回答を予想したんだ」
僕「なんか・・・もう僕は圧倒的に負けてますね。一方的に観察され、小説まで書かされ、行動まで読まれて・・・」
僕は圧倒的な立場の差を感じました。
まぅるさんは今でもこうしてエミリアの中に入り続け、あの環境を独り占めしています。
一方の僕は、外から想像しただけで、人も前でこんなに股間を大きくさせられて、それを菊池さんやエミリアの人見越しにまぅるさんに見られています。
まぅるさんは完全無欠とも言える着ぐるみの中で、一方的に僕を観察し僕の行動をコントロールしています。
そんなまぅるさんには羨ましさや悔しさの他に、圧倒的立場の差から来る敗北を感じた訳です。
その敗北感に満ちた僕の感情を察したのか、菊地さんは言いました。
菊池「コン太さんが何に対して負けと言っているのかは追求しないつもりだ。けれど、コン太さんの感情はある程度分かっているつもりでもある」
僕「では、分かっててこう言う場を設けた、と。。。」
菊池「コン太さんには悪いとも思ったんだ。実はまぅるさんも申し訳ないと言う話はしてた。けれど、こちらとしては会社を守るうえで必要な措置として、コン太さんのサイトのフィクション小説としての認知度を利用した事になった」
僕「まぁ。結果的に書いたのは僕ですし、まぅるさんに強制されたわけではないのも確かですが、それでもなんかすごくモヤモヤします」
菊池「その辺りの感情も理解できているつもりだ。こちらとてしも事前にそういう反感を買う事はある程度織り込んでいたから」
僕「だったら何故。。何故今日僕をここに呼んだんですか。。。」
菊池「一つの目的として、先程説明したように、出来る事なら今後もこの設定の小説を書いて欲しいと言う理由かな」
僕「それならきっと、今日ここに呼ばなかった方がいい気がします。知らない方がいい、と言う事は確実にあるし」
菊池「でもコン太さんは興味から守秘義務の書類にサインしてここに来た」
僕「確かに・・・僕の意思で来ましたけど・・・」
菊池「そして真実を知った」
僕「ですね・・・」
菊池「まぁコン太さんが今後、この設定の小説を書いてくれるかどうかは分からないし、我々は強制も出来ない。あくまでも守秘義務さえ守ってくれれば問題はないから。ただ、もしもコン太さんがこの設定で小説を書き続けてくれるのであれば、我々としては今後も情報を伝えるつもりだよ。使えそうなエピソードはいろいろあるから」
僕「色々、ですか・・」
菊池「そうそう。何しろホビー21のキャラクター達は沢山いる。まぅるさん担当だけでもこのエミリア以外に2人いる。それぞれの衣装や設定で対応する客層も変わるから、当然中で起こる事も変わってくる」
エミリアはウンウンと頷いています。
僕「変わってくる・・」
菊池「同じ衣装で同じ設定のキャラクターでも日々起こる事は変わってくるから、キャラクターや衣装が違えばだいぶ変わる事が多いのよ」
僕「なるほど・・・」
菊池「そういう情報も、書いてくれるなら伝えてもいいと思っている。もちろんフィクションと言う立場を貫いてほしいけれどね」
僕「ま・・まぁ少なくとも今書いている話は完結させるつもりですけど・・」
菊池「いずれにしても、今後も話として使えそうなネタはまぅるさん経由で伝えていくつもりなので、コン太さんがどう使うかはお任せしますよ。読み捨てるもよし。ネタに使うのもよし」
僕「ですか・・・ま・・まぁ今の段階では書くとはとても言えません。とりあえず今日はこれで失礼させていただきたいです」
菊池「そうか。今日はわざわざ来てくれてありがとう。いろいろ話が聞けて良かった」
僕「僕はなんか微妙ですけど、でもまぁいろいろ教えてくれてありがとうございました。。」
僕は少し憮然とした表情を浮かべながら、この場を離れました。
最後までエミリアは可愛らしく存在していて、中の状態が隠され続けました。結局まぅるさんに会う事も出来ませんでしたし、色々悶々とした気持ち湧抱えながら帰宅したのでした。
そしてその夜。
1通のメッセージがまぅるさんから届きました。
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