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マユの言葉を聞き再び熱くなり始める着太郎。
その様子を見逃さないマユは、リモコンを取り出し、何かのスイッチを弄った。
「んっ・・・・」
着太郎の機具が先程までとは違った動きを始める。マナは殆ど動いていないのだが、急に締め付けが強くなり、気持ちよくなり始めた下半身をさらに興奮させる。
『今度はマオお嬢様にリンクさせてみました。窮屈なフローラ姫を着ているマオお嬢様の世界を堪能して下さいね。』
マユに紹介されたフローラは、着太郎を向き、広がったスカートの裾を両手でつまみ、軽くしゃがんでお辞儀をする。
たったこれだけの行為でも、今まで以上に締め付けられた着太郎の息子を、タイツやドレスがしごき上げる様な感触が伝わる。ロープの這いずる刺激とも、レオタードの柔らかい感触とも全く違う、ゴージャスなドレスとタイツの作り出す世界である。
フローラの動きに合わせてスカートが揺れると、その重みがドレスを引っ張り、ウエスト辺りが若干突っ張る様子も見ていて分かる。そして、その若干突っ張ったドレスが、絶妙に圧力を変えて着太郎を責めてくる。
フローラの裏側、いや、さらにその裏側にいるマオの中は、こんなにも凄まじい世界なのかと、着太郎は言葉を失う。どうしてこんなにツライのにマオはフローラを脱ごうとしないのだろう。どうしてこんなに切ないのに、マオは平気なふりをし続けているのだろう。
普通なら、一刻も早く逃げ出したい程の刺激である。いや、もしかすると、こういった凄い快感は体験してみたい人間はいるのかもしれない。だが、体験してみたいと思っている人間も、その快感を表現せずに平静を装う事までしてみたいと思う人間など、普通はいないはずだ。
それでも実際に、フローラの裏側には、誰に強制されているわけでもなく、本人の意思でその中の世界を体験し続けている誰かが存在するのだ。
「ね・・ねぇ。。マオちゃんはいつまでフローラの中にいる気なの?」
着太郎は思わず聞いてしまう。
『お嬢様に出てきて欲しいんですか?着太郎さんがそうして欲しいならお願いしてみます?』
「こ・・これは切なすぎるよ・・・さっきのより苦しいよ・・」
『着太郎さん、もうダメなんですか?』
「も・・もうダメかも知れない・・・」
『あらあら、マオお嬢様の中にいる人も頑張っているんですから、着太郎さんももう少し頑張って下さいね。』
「そ・・そんなぁ・・」
着太郎の願いは聞いて貰えない。
それどころか、その話を聞いていたマナが、突然話に割り込んでくる。
『着太郎さんが苦しそうだから、私が楽にしてあげますねー』
そう言ってフローラの後ろに回って羽交い締めにし、そのまま両胸をムンズと掴んで弄り始める。
「ぬぁぁっっ・・」
マナの手が胸を掴み、その圧力が着太郎の息子に伝わり、間接的にマナに弄られ始めてしまう。
もともと締め付けられている状態で弄られると、感度は相当増し、着太郎の理性がそぎ取られていく。
『あー。フローラ姫も感じちゃってるー。腰がピクピクいってるよー』
フローラの背中にしっかりくっついたマナは、フローラの腰の動きも敏感に感じ取れていた。
そして、その状況をわざわざ声に出して伝える。
着太郎は自分がマナに責められているような錯覚をしていたが、その一言で、ふと我に返る。
ちょっと見ただけでは、普通に立ってマナに胸を弄られているだけのフローラ姫なのだが、その裏では、自分と同じような攻撃にひたすら耐えている人物がいるはずなのだと思うと、それだけで切なくなる。
着太郎はこうして床に座り込み、快感を受けたぶんだけ悶える事が出来るが、フローラ姫はそれをしない。
恐らく相当にキツいはずなのに、その場に立ち続けているのだ。
「な・・何で立ってられるんだ・・・」
着太郎はつぶやきながら、目の前でそんなに切ない姿を見せつけないでくれとお願いしたかった。
フローラがその場で、マナの攻撃に悶えてくれれば、着太郎にとってこれほど楽な事はない。
何で我慢し続けて、何で隠し続けるのか。もうここまで中の状態を教えてくれたんだから、本当の気持ちを教えてくれたっていいじゃないか。
いくらそう思っても、フローラは平然とマナの攻撃を受け続けている。
『着太郎さん。マオお嬢様、結構頑張りますよね。着太郎さんがお嬢様を見て、想像して、興奮してくれているのが嬉しくて仕方がないんだと思いますわ。』
「そんなぁ・・見せられている僕の気持ちにもなってよ・・・」
『そうですわね。着太郎さんはきっとツライ気持ちになっているの、よく分かります。でも、だからこそ最初に言ったように、本当の話を聞いたら今まで以上にツラくなりますよ、って言ったんです。』
「確かに・・そう言ってたけど・・っく・・こんなに凄い事になるとは思わなかったから・・」
『そう言われても、もう知られてしまったのですから、ここは我慢して貰うしかないんです。私たちが真実を語らなければこんなにツライ姿を見せつけられる事にはならなかったのですから。』
マユの言うとおり、最初に真実を教えると言われた時に、聞けば今以上にツラくなるかもしれない、とは言われていた。
真実を知らなければこんなにマナやフローラが切ない姿には見えなかったはずだ。
そう思うと、真実なんて知らなければ良かったのかもしれない。
だが、もう知ってしまった以上、嫌でも彼女達の裏側を想像してしまう。しかも自らその一部を体験しているだけに想像もリアルなのだ。
マナは着太郎の様子を見ながらフローラを弄ぶ。やがて豪華なスカートをたくし上げ、片方の手をスカートの中に潜り込ませる。
「うぅぅっ・・・そ・・・そんなっ・・」
今度は直接敏感な場所を弄っているのだろう。胸を揉まれる締め付けによる刺激が止まり、今度は突かれ、撫でられ、しごかれる。
『着太郎さん、そろそろギブアップ?』
マナ自身、まるでフローラではなく着太郎を弄んでるかのように、着太郎を気にしている。
もちろん、着太郎には分からないが、マナにはしっかりフローラの様子も伝わっている。
これだけ密着していれば、直接見なくても身体でフローラの苦悩を感じられるのである。
そして、フローラの苦悩を直接密着させたマナの身体で感じるという事は、マナ自身も実は気持ちがいいのである。
特に、フローラの切なそうに逃げるお尻は、マナの下腹部を擦り、その裏側にある田端の息子は悲鳴を上げながら頑張っている。レオタード姿のマナを見ても全く正面に膨らみはないのだが、その裏側はもの凄く熱く堅くなっている。
どれほど興奮しても全く目立つ事のないこの身体が、田端の興奮をさらに高めているのは言うまでもない。
こうしてマナはフローラを責めながら、自分もひっそり楽しんでいた。
だが、そんな事情すら全く知らない着太郎は、ただただフローラの身体を経由して伝わる刺激に翻弄され続けている。
「くっ・・あぁぁ・・もうだめだ・・・っ」
着太郎の限界は割合あっさりと訪れる。
いや、今日はじめて体験したにしては相当頑張っていた。少なくとも着ぐるみの中にいる3人は、言葉にも態度にも出さないが、着太郎の頑張りを凄いと思っていた。
ここまで極端ではないとしても、普段からこういった嗜好を自分なりに実践してきた着太郎だからこそ頑張れた事だと言えた。
『あら、着太郎さん。限界だったみたいですわね。スイッチを切ってあげますわ。』
マユは着太郎の様子を見ながらリモコンのスイッチをOFFにし、わざと、少しバカにした口調で言う。
だが、マユの言葉にも着太郎は放心状態で、呼吸を整えるのがやっとという感じである。
『あーあ。着太郎さん。こんな事我慢できなかったらお人形さんになれないんだぞー』
マナも同調したように言う。
「う・・うるさいなぁ・・・」
息も絶え絶え返事をする着太郎。
『マナちゃん。お水を持ってきて。』
『うん!』
マユはマナに水を持て来させる。
マナはキッチンからコップに入れた水をいっぱい持ってきてマユに渡す。
『着太郎さん。本当に大丈夫ですか?水、飲みます?』
マユはその水を着太郎に差し出すと、着太郎はガブガブと飲み干す。
「ふぅ・・少し落ち着いた。」
水を一杯飲んだ着太郎は、呼吸を整えて少しだけ落ち着いた様子である。
落ち着いたところでマユと着太郎の話が始まる。
『よかった。大丈夫そうですね。』
「くそぉ・・・・・余裕だなぁ。絶対僕だって女だったら君らに負けないぐらい頑張れるのに・・」
『女だからじゃなくて経験の差よ。私たちだって最初は着太郎さんと変わらないぐらい大変だったのよ。』
「それも信じられないなぁ。いくら経験積んだって、快感は無くならないだろうし。」
『そうね。確かに無くならないわ。今だってずっと凄い刺激の中にいるわ。でも、着太郎さんだってお家では気持ちいいのを我慢して着ぐるみを着てるんでしょ?最初から平然と着ていられた?』
「そ・・そりゃ最初は立ってられなかったけど・・・」
『今は?』
「そ・・そりゃ、今は頑張れるけど・・・」
『じゃあ、今はもう気持ち良く無くなっちっゃたっていう事?』
「そ・・そりゃ気持ちいいけど・・・」
『ほら。着太郎さんだって我慢できるようになったって言う事でしょ?』
「そ・・そりゃそうなんだけど・・・でも・・」
『でも?』
「僕の使ってる道具とは刺激のレベルが違いすぎるし・・」
『それはそうかもしれないけど、でも人間は慣れれば我慢できるようになるのよ。中華屋さんのコックさんがフライパンの油が跳ねても平気にしていられるのと同じよ。』
「なんか凄い例えだね・・・」
『分かってくれたかしら?』
「・・うん・・・」
『でも安心してね。着太郎さんの前で、私たちが露骨に感じちゃってるところは見せないように頑張るから。たっぷり想像して楽しんでくださいね!』
「そ・・そんなぁ・・想像だけってツラ過ぎるよ・・」
『だから最初に、秘密を知ったらツライことになるかもしれませんよ、ってお伝えしたの。私たちの秘密を知ってしまったんだから、少しぐらいツラくても我慢してね。』
「そんな凄い事になってるなんて想像できなかったもんなぁ・・」
『外からは想像できない程裏側のとギャップがある事が、私たちの興奮を高めてくれるの。着太郎さんもこの気持ち、分かりますよね?』
「うん・・・」
『だからこそ私たちは着太郎さんに秘密をお伝えしたの。気持ちを分からない人には絶対に教えてあげないし、そもそも私たちかコンタクトは取らないわ。』
「そう言われると・・僕も浅川さんみたいに、君たちから選ばれたって事になるのかなぁ。。」
『ええ。そうよ。着太郎さんが今後、もっともっと私達と遊びたいと考えてるのなら、私達は着太郎さんにもっともっと秘密を教えられると思うわ。』
「もっと秘密があるの?」
『きっとあるわ。でも今日はここまでしかお話ししないの。あとは着太郎さんが今後、私達と遊んでくれるつもりがあるのかどうか次第よ。』
「も・・もちろん遊びたいとは思うんだけど・・」
『思うんだけど?』
「みんなを見てると色々想像しちゃってツライかなぁと言うのはあるし・・」
『ふふふ。正直ね。私達の秘密を知ってしまうと、確かに一緒にいるのはツライかもしれないわね。強制はしないわ。ただ、もし今後も遊んでくれるなら、着太郎さんにももっと秘密をお話し出来ると思うわ。きっと私達のお友達になって貰えると思うの。』
「今の僕には、決められないよ。少し考える時間が欲しいし。」
『それは大丈夫よ。結論は今じゃなくてもいいの。ただ、最初にも言ったけど、この話は浅川さん以外の人には絶対に内緒よ。それを守ってくれないと、この先は無いの。』
「その点は大丈夫。こういう趣味をやってると、いろいろあるから、僕も口は堅いよ。」
『じゃあ、あとは着太郎さんが気持ちを決めてくれればいいわ。1週間ぐらいで考えられる?』
「そのぐらいあれば考えられるよ。」
『そう。決まりね。』
こうして、マユと着太郎の会話により、着太郎は今後のマユ達に対する付き合いを続けるかどうかを迫られる事になった。
着太郎としては、目の前にいる夢のような構造を持つ着ぐるみ達と会える喜びと、目の前で展開される妖艶な着ぐるみ達の中身を想像する辛さを天秤にかける事になり、どうすべきか悩む。
そうして悩み始めた直後、着太郎を眠気が襲い始めた。
しばらく眠気と戦うが、結局着太郎は、そのまま眠りに落ちてしまう。
『マナちゃん。お水に混ぜた睡眠薬、バッチリ効いたみたいね。』
マユが、着太郎に飲ませた水の中に睡眠薬を混ぜるように事前にマナにお願いをしていたのだ。
『へへ。効くタイミングはちょっと早かったかなー。もうちょっと後だと思ったんだけどなー』
『そうね。着太郎さん、この前もそうだったけど、普通より少し早く睡眠薬が効いちゃうみたいね。』
マユとマナが会話をしていると後ろから籠もった声でマオが話しかけてくる。
『ね・・ねぇ。私はいつまでフローラ姫でいなきゃならないの?』
『あ、お嬢様!』
フローラの事をすっかり忘れていたという感じのマユ。
『もう、熱くて苦しくて気持ちよくて・・どうにかしたいの・・』
『そうですわね。お嬢様がそんなに熱くて苦しくて気持ちいい場所が好きなら、もうちょっとそのままでいますか?』
『そ・・そんなぁ・・』
『いいんですよ?脱ぎたかったら脱いでも。』
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