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ファスナーが完全に閉じられると、想像以上に胸、肩、首、顔が締め付けられているのが分かった。
首は締まっているが、息が出来無いわけではなく、どちらかというと首の回りにまとわりついたゴムがむず痒い感じがする。
顔も全体がギュッとつぶされているが、痛みはない。
マユから狭いと聞かされた視界は、想像以上に良好でその点は意外だったが、ファスナーが浅川を密封してからの外界からの隔離感は想像以上であった。自分の呼吸音が反響し、より密閉感を高める。
「視界は大丈夫です?マユから狭いって言われたと思いますが、アレはマユが浅川さんを責める為に付いた嘘なんですよ。ああ言われた方がいろいろ想像して興奮できるでしょ?でも、本当は瞳も白目の部分も特殊加工されたクリア素材なので、良く見えてますよね?」
浅川は梶原の言葉に、マユから言われた視界に関する言葉に猛烈な嫉妬と興奮を覚えた自分を思い出していた。梶原の言うとおり、マユの言葉によって、凄くいろいろな事を想像してしまっていたのだ。まさに梶原の思うツボだったと苦笑を浮かべる浅川。
それと、意外なことに外部からの音もきちんと聞こえるようで、梶原の声は多少籠もっているが普通に聞き取れた。
浅川は梶原の返事に頷く。
頷きながら自分の視線を確認すると、普段より低い位置に視線があることに気づく。
ふと鏡を見ると、先程まで自分より低かったはずの梶原の背が、あきらかに自分より高くなっていた。
まじまじと手を見つめると、手のサイズも2周りぐらい小さい女の子の手になっている。
痛みは全くないし、恐らくファスナーを閉めきった時から徐々に変化が始まったのだろうから、浅川もほとんど気づかない状態で、いつの間にか細胞補正効果というのが現れていたようだ。
スーツ自体の締め付けは苦しいが、鏡に映る小柄で抜群な「女の子」のスタイルには激しい興奮を覚えた。
「もう体型も変わってますから、視線が低くなってビックリしたでしょ?それにスタイルも良くなった。下半身だけだと細くはなるけど、あまり高さは変化させないんで最初は気づかないんですよ。全部着込むと上半身部分を中心に背丈が縮むから、頭身も良く足も長くなる。」
梶原も浅川の戸惑いに気づいているようで、分かりやすく状況を解説してくれた。
それにしても、まだ内側のスーツを着込んだだけなのに、すぐにスーツの内部は蒸し暑くなって来た。また、既に機能を始めていた股間パッドが、浅川の身体の微妙な動作に反応しているのがよく分かる。その場で軽く歩いただけでもムチムチとした圧迫感が変化し、また胸の揺れに合わせても感触が変化する。
これではノーブラはキツイと思える程、胸の揺れが切なかった。
「じゃあ今度は皮膚になるこっちのスーツを着ますね。」
浅川の状態など気にもとめない梶原は、淡々と皮膚となるスーツを持ってくる。
「ここのところを持って、被るようにして着ます。まず頭を被って、目の位置を合わせてください。」
梶原は実際に自分で被る真似をして手本を見せてくれた。
その手順をまねるようにして、浅川はマスクを被り、目の位置を調整する。
かなり身体を覆う皮膚の部分が邪魔で苦労するが、なんとか被って視界を確保する。
マスクを被ったあとは、先程に輪をかけて顔が圧迫される。また、視界も若干狭まり、より閉塞感が増した。
「ではそのまま両手を着て下さい。」
言われるがままに両手を着込む。ゴムの上ゴムを着るというのは、非常に着づらそうだが、表面が特別な加工をされているようで、思ったよりも着やすい印象だった。
「さて、ではここからですよ。本番は。なるべくそっと胸を重ねるようにして着て下さい。慎重にやらないと刺激が強いですから、慣れないうちは本当にゆっくりやりましょう。」
梶原のアドバイスにドキドキしながら、ゆっくりと片方ずつ白いスーツの胸の上から皮膚を被せる。
胸を覆っていく時は、実際に自分の胸にゴム製の皮膚が覆っていく感触が伝わり、同時に股間パッドにも被さっていく感触が伝わる。一瞬だけ乳首に皮膚が引っかかった時は、先っちょがチロチロと刺激されるのが分かり、思わず動作を止める。
「ははは。でしょ?だから慎重にって言ってるんですよ。」
梶原は楽しそうだが、浅川はこれでもかなり慎重にやっていると文句を言いたいぐらいだった。
「そのままズルズル引っ張って腰の下まで下ろしてください。」
梶原の指示通り、まとわりつく皮膚を引っ張りながら、ヒップの上辺りまで皮膚を着る。
その時、浅川は、胸からなめらかにくびれたウエストを通り、再びなめらかに曲線を描いて膨らむヒップまで続く女性のラインを体感し、自らがその中にいることに興奮を覚えた。
男の時には味わえない程のなめらかな凹凸は、自分の物と分かっていても興奮を覚えた。
もちろん、浅川の息子が隠された場所の上にスーツがピッタリ貼り付いて締め付ける事で、切なさも増していた。
「じゃあここからはちょっと力仕事です。片足ずつ思い切り引っ張って穿いて下さい。力は必要ですが絶対にちぎれませんから安心して引っ張って下さい。」
覚悟を決め、力一杯足の部分を引っ張ると、ぐぐーっと伸びて行くのが分かる。ある程度までは抵抗感があるが、そこから急激に柔らかく伸びる感じである。
そのまま足を折り曲げるようにして片足ずつ穿くのだが、これが思いの外大変であった。
なにしろ足は軽く動かすだけでも感じてしまうのである。しかも片足で立ち、バランスを取りながら力一杯引っ張った足を穿くわけだから、かなり身体が揺れ、同時に胸も揺れる。
これだけで気が遠くなっていくような刺激に耐えながら、何度かやり直して、どうにか両足を皮膚の中に入れる事に成功する。
「ふぅ。何とかなったみたいですね。しかし最初から自力で出来るとはたいしたもんですよ。」
梶原は褒めているつもりだろうが、浅川にとっては必死であった。
「マナちゃんは最初、立ってられなくて私が着せてあげて、それでも感じ過ぎちゃって20分ぐらいかかりましたから。」
その言葉にハッとする。
今、恐らくは浅川以上の快感を受け続けながら、普通に女の子を演じているマナの中にいる人物は、最初は浅川以上に大変な思いで着たと言うのだ。
それを聞いて浅川は少し自信を持つ。
「で、ここまで着たら、あとは出入り口をそっと食い込ませるようにして塞ぎます。お尻の割れ目にもしっかり食い込ませて閉じて下さいね。あと、閉じる時、ちゃんと呼吸出来るか確認して下さいね。」
その指示通り、浅川は出入り口を閉じて、呼吸を確認する。
出入り口を閉じる時は、かなり敏感に息子が反応する。まるで直接息子の裏を撫で上げるような刺激に耐えながら、股間の割れ目に沿って出入り口を塞ぐ。これだけの刺激だとしたら、伊豆の別荘でかくれんぼをして、浅川がマユの股間を責めた時、マユの中にいた梶原の切なさは相当な物だったに違いないと思った。
出入り口を塞いだあと呼吸を確認すると、先程と比べ、あきらかに苦しくなっているのが分かる。
呼吸出来ないわけではないが、なにか布越しというか、マスク越しに息をしていると言う感じである。
確かに外側のスーツにはメッシュ状の布が貼ってあったので、そう言う意味では苦しくなるのだろうか。
「呼吸、大丈夫です?」
梶原の声に一応頷くが、少し首をかしげる浅川。
「あー。少し苦しいんですよね?」
どうやら浅川の状況を理解している様子の梶原の言葉に、頷く浅川。
「それはもう仕方ないです。メッシュの布で塞いであることもあるのですが、しっかりフィットするとどうしても呼吸口周りのスーツも圧迫されますから、多少空気の通り道が押しつぶされるんですよ。」
なるほど。納得である。
「じゃあ、とりあえず鏡を見てみます?一通り着ぐるみを着た状態ですから。」
梶原の言葉に、ふと我に返り、自分の状態を見てみたくなった浅川は、大きな鏡に向かう。
すると、そこには身長155センチで一糸まとわぬ姿の可愛らしい女の子、の着ぐるみが立っていた。
マオちゃんだ。
あまりに見事な女の子の体型と可愛らしい顔に、つい見とれる。
とても自分とは思えないその姿に、手のひらを動かして確認すると、確かに鏡に映ったマオは自分と同じ動きをすることが分かる。
「へへへ。凄いでしょ?」
梶原の言葉に素直に頷く浅川。
確かに凄すぎた。これなら言われなければ中が男だとは絶対に思わない。実際に中に入っている浅川ですら目を疑う程の変化だったのだ。
「さ。見とれてる場合じゃないですよ。そんな可愛い身体を人目にさらしてたらダメですよ。服着ないと。」
そう言って梶原は、奥の部屋から一式の洋服を持て来る。
「あんまり設定年齢には合わないけど、とりあえず今日はマオちゃん専用の服ってまだ無いし、慣れてないからこれでいいよね。」
と言って用意した服を広げる梶原。
下着、ブラ、セーラー服の上下、紺のハイソックスが用意された。
「下着の着方は分かる?ブラは先に前でホックを留めてくるっと回せばいいよ。」
梶原はブラの付け方をゼスチャーで説明する。
先に下着を穿く浅川。
慎重に下半身にフィットさせると、自分の下半身に下着がまとわりつく感触が伝わる。たま、パッドを通して息子も下着に包まれる感触が伝わってきた。
同時に息も苦しさを増す。
おそらく下着そのものを口に当てて呼吸してもここまで苦しさは増さない。元々苦しい状態の上に覆うから、その何倍も苦しく感じるのだ。
そして、下着のウエストのゴムも問題だった。
なにしろ息子のしまってあるパッドの上にゴムが乗っているのだ。このムズムズしたもどかしい感じは、今まで味わったことがない快感であった。
だが、これは下着を着ただけであり、先はまだまだ長い。
浅川は見よう見まねでブラの付け方を試してみるが、胸の前で作業するため、胸に触れてしまい大変であった。
また、最後に胸にカップを合わせると、息子も同時に締め付けられ、そのうえ肩ひもが胸をキュッと引き上げる感触が息子にも伝わり、マスクの中で快感に涙ぐんでいた。
まだ下着類だけでこの状態である。浅川は少しだけ着ぐるみを着てみたいと言った事を後悔する。
「どうです?かなり来てます?」
梶原は相変わらず楽しそうである。人ごとなのか自分は慣れているから平気だと思っているのか分からないが、どうにももどかしい状態の浅川を楽しそうに見ている。
「じゃあ次はスカートです。」
そう言って手渡されたのは学生が良く穿いている紺のプリーツスカートだ。長さは膝上10センチぐらいであろうか。
手渡されたスカートを穿こうとするが、上手くはけない。どうやらウエストが太すぎてホックが留まらないのだ。
「あ、違う違う。そこじゃなくてもっと上ですよ。女の身体はウエストがもっと高い位置なんです。」
浅川には分からなかった事だが、女性のウエストの位置は男性より高い。女性の体型に矯正し、それに合わせた服を着ると、男性のウエストの位置では太すぎて入らないのだ。
梶原の指示通り、いつもよりずいぶん上の位置、でホックを留めるとちょうどサイズが合い、ファスナーも無事に上げられた。
だが、このスカートのおかげで、さらに呼吸は苦しくなる。
みるみるうちに自分の吸う空気が籠もった物に変わっていくのが分かる。換気が出来ないとここまであっという間に息苦しくなるとは思わなかったので、思わず条件反射でスカートをパタパタしてしまう。
「だーめ!そんなことしちゃ。苦しくても我慢するのがお人形さんのお勤めです!」
梶原は小さな子に言い聞かせるように注意する。
確かにその通りである。
考えてみれば、マナなどはもっと苦しい場所に、いずっと居続けているのだ。これぐらいで音を上げるのも悔しかった浅川はスカートを戻し、我慢することにした。
「じゃあ上着です。毎回だけど胸は注意してね。」
セーラー服を受け取った浅川は、慎重に、被るように着る。
手をバンザイするように上げると、ブラに胸が引っ張られかなり気持ちいい。このまま気持ちいい状態を維持したいという衝動にも駆られるが、浅川は着替えに徹する。
そっと袖を通し、服を被ると、慎重に胸に触れにくいように着る。
だがそれでも胸と服が触れ合い擦れると、ジワリと刺激が伝わり、耐え難いほど気持ちがいい。
さらに状況を悪化させているのが、呼吸の苦しさである。気持ちよくなると呼吸が大きく荒くなるものだが、苦しくてなかなか満足に呼吸出来ない。
そして、その閉塞的な状態で半ば無理矢理気持ちよくさせられている状態が、浅川の興奮を更に高めていたのだ。
セーラー服を着た浅川は、脇のファスナーを閉める為、ファスナーに手を回すのだが、このときも胸が作業の邪魔をする。
自分の胸に2つついた物体が、あらゆる作業を邪魔するものだと改めて認識する浅川だった。
なんとか服を着た浅川は、慎重にリボンを巻き、胸の前にたらし、最後にハイソックスを穿く。
ハイソックスを穿く時は、当然しゃがんで作業するのだが、この動作もお尻の割れ目や股間がかなり突っ張り、想像以上に辛かった。
しゃがんだまま締め付けられた息子が、悲鳴を上げてそのまま上り詰めるかと思うと、その直前で刺激が収まってしまい、余計にもどかしい。刺激は完全にコントロールされているのだ。
フィットした下着が身体の動きに合わせて作っているシワもチロチロと刺激を生むのが分かる。
なんとかハイソックスを穿き上げた浅川は、息も絶え絶え立ち上がる。
「どうにか着ましたね。これで一応一通り完成です。」
梶原に言われて、再び鏡を見る浅川。
「どうです?マオちゃんは。」
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