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「いやぁ中は大変そうですよね」
マナの股間を撫で上げ、反応を楽しむように笑いながら言う梶原。
「でも、こうやって弄られなくても、下着がフィットしているだけで気持ちいいので、こういうピタっとしてるパンツとかは穿いてるともの凄く辛いんですよ。特に息子が上向きだから、さっき説明したようにこの辺が擦れると、下にある息子のカリに引っかかって刺激するのでホントに切ないんです。」
と言いながら、マナのおへその下辺りを指さす。つまりのこパンツのウエストが腰を動かすたびに息子を擦ると言うことだろう。
「そ・・そんなに凄いんだ・・よく平気でいられるなぁ・・」
浅川は素朴な感想を言う。
「いや。全然平気じゃないですよ。平気なフリしてるだけです。中は凄い快感ですから、呼吸も荒くなるけど、ここからの空気はほとんど入ってこないから、相当きついんですよ。しかも、快感と言っても、普段はイカせてくれるわけじゃなくて、寸止めですから。実際にイクためには、不可抗力に頼るか、ホントに女性が気持ちよくなるような行為をするしかないんです。だから余計に辛い。」
「寸止め・・」
「この寸止めがホントに地獄なんですよ。さっきも浅川さんに説明しながら、何度も寸止め喰らって内心弄って貰いたかったぐらいですよ。マナを弄りながら、弄られているマナが羨ましかった。」
「弄りながら。。。ですか?」
「だって弄られてる側は、最後はイケるけど、弄ってる側は見せつけられて、しかも衣装や身体からの快感を寸止めされてるんだから・・多分今日は、マナは4~5回はイッてるけど、僕は1回だけですもん。だから出てきた時も大きかったんですよ。」
梶原は、凄いことを楽しそうに説明する。
聞かされる浅川はたまったものではないが、梶原の話は止まらない。
「こういう状態で、マナの両足を持つじゃないですか。」
そう言いながら梶原は寝ているマナの足下に回り、両腕で抱えるように両足首を持つ。そのままその手を使ってマナの両足をゆっくり自転車こぎの要領で動かす。
「で、こうやって動かすと、良く股間見ると分かるんですが、パンツの股間にフィットした部分が、左右の足に引っ張られてるでしょ?」
たしかに足の動きに合わせてムッチリフィットしたパンツがうごめいているのが分かる。
「これは極端だけど、歩くだけでも裏側はこんな感じなんですよ。なので普通の女性が、普通にやる行為でもかなり辛い。」
それは凄い話である。歩くなどという普通の行為で感じてしまうとすれば、実際の話、何をやっても感じてしまいそうである。
「そんなに辛いのに、なんでこうやって頑張るの?」
浅川は、当然の疑問を投げる。
「そりゃもちろん。そう言うのが好きだからですよ。例えば浅川さんがこの中に入っているとして、我慢しなきゃって言われたらどうします?頑張るでしょ?」
「え?お・・・俺?」
「そう。浅川さん。さんざん見せつけられて興奮してたって言ってたじゃないですか。つまりそんな人を想像して興奮してるわけですよね?」
「ま・・まぁ。確かに。」
確かに梶原の言うとおりだ。自分もこんな状態になってみたいと心の中で思っていたのだから。
「ですよね。私もマナも似たようなもんです。」
「なるほど。」
納得しかけた浅川に一呼吸おいて、梶原が言った。
「ってのもあるんですが、ホントは違うんですよ。実はね。この着ぐるみは、ある企業が研究中の特別な着ぐるみで、今は詳細は言えないんだけど、そのうち何処かで実際に見ることが出来るんですよ。」
「企業が着ぐるみの研究?何でそんなことを??」
「つまり、その企業では現在建設中の大型ホビーショップのマスコットとして使いたいと言うことで研究しているけど、実際に役者は凄い状態になるから、どのぐらい操演に耐えられるか運用上の問題点も含めてテストをしたいって事なんですよ。」
「なるほど。要するに実地テスト?」
「もちろん、先行開発的な部分もあります。プロトタイプのマスコットは既に出来上がっていて、最初の頃はそれも試していたのですが、半年ぐらい前からは今のこのタイプになりました。」
「半年前って事は、今のはプロトタイプとは違う物?」
「基本的に一緒です。ただ、スーツに、会話の機能と、さっき話した細胞補正機能が組み込まれています。この機能自体はまだ特許出願中の極秘中の極秘なので、そのマスコット達に登載されるのはずっと後の話ですが、先行的にテストとして組み込んであるんですよ。」
「そうそう。さっき気になってたのはそれだよね。何で身体がでかくなったの?」
「実は、今から10ヶ月程前、その企業の研究チームが、このスーツの研究のためにいろいろな素材の反応実験をしていたんです。その中で、有る特殊な周波数の電磁波を組み合わせて物質に照射すると、その物質の細胞が最大で20%ぐらい縮むと言うことに気づいたんです。」
「細胞が縮んでしまうのか・・・それって身体とかは大丈夫なの?」
「ええ。私の最初は不安でしたが、動物実験も含めて色々試したところ健康に害は無いどころか、むしろ細胞が活性化されて若返るという報告もあるぐらいですよ。」
「そんなに凄いなら早く発表して宣伝すれば、小型化したい物とか、荷物の保管とかにも役立ちそうじゃない?」
「ええ。その為、今特許を出願しているみたいです。革命的な物らしいですから。ただし、こういうラバーのような素材に組み込むのは非常に技術的にも難しくコストもかかるから、実用化されるのは収納系の道具になりそうですけどね。もう少しコストが下がらないと、マスコットのスーツに組み込むのは厳しいみたいです。まぁショップが出来てから数年先にはコスト的にも現実的な物になっているのかも知れませんけどね。」
浅川には初めて聞く不思議な効果だが、実際目の前で梶原が変身していたことを考えると、嘘とは思えなかった。
「それと会話だよ。凄く自然に出来てたみたいだけど、何でマナちゃんには付いてないの?」
「そちらはもうすぐマナにもつきますよ。脳波から文字を認識したり発音のペースとかイントネーション、音量を認識する技術を確立するために、最初に私のにつけたんです。今日使ってて不自然じゃなかったでしょ?」
「凄く自然だった。」
「最初は心で思ったことが全部会話になっちゃったりして大変だったんですよ。凄く淫乱な娘になっちゃいますからね。」
梶原は笑いながら話を続ける。
「でも、だんだんホントに発話して欲しい言葉と、中にいる人間のつぶやきを区別できるようになってきたから今回実際に使ったんです。今日のテストでOKでしたから、次からはマナにも登載されます。もちろん違う声優さんの声ですよ。」
「なるほど。そう言うことか。それにしても何で梶原さんがそのプロトタイプの中に入ってたの??」
「たまたま私がその会社の知り合いに頼まれたんです。知り合いは私と同じ着ぐるみ仲間で、私がこういう嗜好がある事も知ってますしね。プロトタイプからだと、もうかれこれ2年ぐらいテストしてて、最初は出来が悪くて30分ぐらいでスーツの皮膚呼吸が止まっちゃうからホントに苦しくなって操演出来なくなっちゃう感じでした。この新型になってからはかなりいい感じになってきて、半日以上の連続操演にも十分耐えられるようになったので、別荘とかを借りてのテストをしてたんですよ。」
「って伊豆でも??」
「ええ。たまに休みを見つけてああいう場所で長時間のテストをしてます。」
「長時間テストかぁ・・・確かに伊豆でも富士五湖でも、かなり長いこと中に入ってたし・・・そう言えばトイレとか食事はどうするの?食事はともかくトイレは厳しいんじゃない?」
「それについてはコレ。」
そう言って梶原は一つの薬品らしい瓶詰めを出した。
「・・ダイエット薬??」
ビンのラベルに書かれたダイエットの文字をみてそう質問する浅川。
「ええ。最近アメリカで流行ってて、今度日本でも輸入が決定した凄いダイエット薬です。コレを飲むと消化器系が不活性化するんで、お腹も減らないしトイレも行かずにすむんです。ほぼ丸1日大丈夫です。」
「すごいなそれ。そんなの有れば誰でもダイエット出来そうだなぁ。」
素直に感心する浅川。
「いえいえ。実は副作用が有るんです。効き目が切れると1日分のカロリーを身体が取りたがるんですよ。だから、結局食べちゃう。その欲求に耐えられるなら最初から薬なんて飲まないで痩せられるんです。」
「なるほど。確かにそうだなぁ。」
「ダイエット薬なんてそんなもんですよ。でも我々の用途には1日持てば十分なので使えるんですよ。」
「伊豆とかでもコレ飲んでたのか。」
「そう言うことです。」
納得する浅川。
「なるほど。。でも、その研究品のテストを俺に見せちゃって良かったの?」
「その件については、最初はまずかったです。まぁだから人形のフリして、すぐに逃げようと思ったのですが意外と興味有りそうだったから、ちよっと長居しました。でもホントにそれっきりのつもりだったんです。」
「それが何で富士五湖に?」
「浅川さんが、着太郎さんを通じて我々の情報を集めていると言うことを聞き、そこまで関心を持って探されると、我々の秘密が広く知れてしまうかも知れないと考え、だったらいっそ友達になって貰えばいいかなと思ったんです。」
「着太郎さんの話を何で梶原さんが知ってるの?」
「そりゃもちろん知ってますよ。彼は私のサイトを見て、着ぐるみのサイトを立ち上げたんですから。この着ぐるみの事を調べているので何か知っていたら教えてくれって言われましたし。」
「じゃあ、富士五湖で言ってたネットで噂って話はやっぱり嘘で、実は着太郎さんから直接聞いたって話なんだ。」
「ええ。さすがにホントのことを言うとこちらの情報が漏れるかも知れませんから。」
「なるほどね。つまり梶原さんも着ぐるみサイトのオーナーで、着太郎さんはそのサイトを見て着ぐるみをやり始めたって事か・・でも、この着ぐるみはテストの依頼を受けて内緒で着てるんじゃないの?サイトで公開しちゃマズイでしょ?」
「この着ぐるみについてはそうですが、元々サイトに公開している普通の着ぐるみも持ってるんです。オフなんかじゃそれを持って行って着てますよ。マナの中やってくれている彼もそうだし。」
「じゃあ、つまり、梶原さんは着太郎さんの先輩って事なんだよね。」
「ええ。」
「俺は着太郎さんにお世話にもなってるし、本当にいい人だし、梶原さんも付き合い有るなら分かるだろうけど、着太郎さんもこういう着ぐるみは大好きでしょ?なんで俺なんかより先に教えてあげないのよ。」
「それについては、結果的に順番が逆になってしまったんです。ホントは最初に着太郎さんにお伝えするはずだったんです。僕も一番最初は着太郎さんに伝えようと思ってましたから。」
「それが、何で着太郎さんは全く知らない状態なの??」
「元はと言えば、ここで僕一人で着てたんですよ。着太郎さんに知らせる前に。で、ある日全く別件でマナの中の彼が遊びに来て、彼、人の家の中を探索するの好きで見つけちゃったんですよ。僕も気軽にしまってあったのがいけなかったんですが・・内緒にしててくれって頼んだんですが、後日匿名掲示板に彼が噂話を乗せちゃってネット上で騒ぎになったんです。で、バレたらマズイと言うことで着せちゃったんです。」
「つまり口封じにって事?確かにコレじゃしゃべれないな。」
そうやってマナを見ると、ウンウンと頷いている。
「可愛いですよねー。さっきの自転車こぎのあとが簡単に治まってるとは思えないけどなぁ。」
そのマナの頷きに、梶原が突っ込みを入れる。
すかさず照れるマナ。
「へへ。こんな可愛い事しながら、中は凄いってのがたまんないんですよねー。」
梶原の解説に、浅川は生唾を飲み込んだ。
「じ・・じゃあ、そのマナちゃんの次は、着太郎さんに教えるんじゃないの?何で俺なんだ?」
「ですから、伊豆で浅川さんに見つかったあと、まさか浅川さんが着太郎さんにコンタクトを取って私達を探すと思ってなかったので、それなら全て話してしまおうかと。」
「マナちゃんと似たような物か。」
「ですです。だから、この後、着太郎さんにはちゃーんとお知らせするつもりです。と言うか当初の予定だと着太郎さんには、しっかり僕らのこの着ぐるみを堪能して貰うつもりなんです。」
「堪能?」
「つまり、今回の浅川さんは、偶然だったけど、結構マユ達を堪能しましたよね?いっぱい想像して貰ったでしょうし多分かなり嫉妬も味わった。」
確かに、梶原の言うとおり、浅川は伊豆での出来事からかなりの期間マユ達をあれこれ想像し、興奮と嫉妬を味わっていた。
「ま・・まぁ」
「着太郎さんには最後は着てもらう予定ですが、そうやって、凄く焦らしたあとで着てもらう方が、多分感動も大きいと思うんですよ。まずいっぱい想像力をふくらませて貰って、そのあとで体験して貰う。そうすれば外からと中から、この着ぐるみの全てを堪能出来るんじゃないかと思ったんです。」
「最後に着てもらう・・・ねぇ。着せて貰える人はいいけど、そうじゃない俺みたいな人間には辛いよね。」
梶原の言う「着太郎さんには最後は着てもらう」という言葉が、浅川には少しだけ残念だった。この言葉だけから考えると、着れるのは着太郎だけのように聞こえたのだ。
「着せて貰えるなんて・・・私としては『着てもらう』なんです。そんな偉そうな事言うつもり無いですよ。」
「でも着たい人間からすれば、着せて貰う、だよ。これは。」
「そんな遠慮しなくても大丈夫です。テストしてくれる人が多い程サンプルが集まるし、この着ぐるみの良さを分かってくれる人には是非着てもらいたいし。」
「なるほど。まぁ着太郎さんなら、こう言うのが好きでしょうからサンプルには申し分ないだろうけど。」
「ええ。でもその前に。」
「まだなんかあるの?」
「浅川さん。あなたが着て、これに慣れるのが先です。」
浅川は思わず聞き返す。
「え・・・俺??」
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