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体型を計ってから1週間の間があった。
その間も通常通り声優としてのバイトが1日だけではあるが入っていた。
その日のバイトは本当に辛く、何とか仕事を終えたが、頭の中で色々な事がグルグルと巡り、とても冷静な気持ちではいられなかった。
声優のバイトをしている他の女の子達と、休憩時間に話をするときも、どこか上の空で友達にそのことを指摘され、我に返るという感じだった。
バイトを終えて帰るとき、ふと例の関係者入り口が目に入る。もちろんロックがかかり入れないのだが、このドアの向こうの秘密を知っている自分にとって、それはもの凄くもどかしい物だった。
声を当てている時も、常に中の人物のことを想像するようになり、それが自分自身をも興奮させていたのだが、もちろんバイト仲間にそんなことを悟られるわけにも行かず、どうにもならない1週間を過ごした。
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こうして、ようやく1週間が過ぎる。
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聡美は、途中、喫茶店で待ち合わせしていたマネージャーと一緒に店舗に向かう。
いつもの店舗入り口では無く、キャラクタースタッフの為の入り口があるのだが、そこに入るには、専用のIDカードが必要な上、実は店舗ビルとは違う建物が入り口になり、地下通路で結ばれているのだ。
店舗ビルの裏手に当たるビルが、本当の入り口らしい。結構立派なビルと、数台分の駐車場が用意されている。店舗ビルよりむしろ立派ですらある。
聡美とマネージャーがその専用ビルの入り口に近づいていくと、後方からけたたましい車の音が聞こえてきた。
「あ、美由紀くんだ」
マネージャーはそう言う。
聡美が後ろを振り返ると、地を這うように背の低い白銀の車がもの凄い音と共に近づいてきた。
「な・・なんですか?これ?」
聡美がそう言う間に、その車は滑り込むように駐車場に停車し、ドアが跳ね上げられた。
「ちょうど同じタイミングだったわね。こんにちは。」
車から降り立ったのは美由紀である。
「美由紀くん、また車変えたのかね。」
「変えたんじゃないわ。パパが私のコペン乗って行っちゃったから、仕方なくてこれになっちゃたの・・」
「仕方なくてコレねぇ・・・」
「他のもあったけど、コレが一番大人しいのよ。一応マークもベンツみたいだし。」
「ベンツって君、コレ、SLRマクラーレンだろ。」
「え?これ、ベンツじゃないの??」
「いや、まぁ確かにベンツだけど・・・これは普通じゃないって。」
「私はよく分からないけど、これならオートマで簡単に運転出来るからと思って。」
「オートマ・・あぁ、確かにそうだけど。そう言う問題か?」
「だって、他に駐車場にあった、ランボなんとかって言うのが止まってたけど運転しづらそうなんだもん。」
「ランボ?って事はムルシェラゴだろ。」
「う~ん、なんかちょっと名前違った気もするわ。」
「ムルシーじゃなければガヤルドか?」
「そう!それそれ、ヤドカリみたいな名前って思ったから。パパは小さくて運転しやすいとか言ってたけどね。」
「ヤドカリって・・・ホントは昔の有名な闘牛のブリーダーの名前から来てるんだけど、まぁいい。少なくとも女子大生が乗る車じゃないな、このSLRマクラーレンも含めて。だいたいこんな車に初心者マークってのが明らかにアンバランスだよ。」
「そうよね。私もそう思うわ。と言うか、私はちっちゃくて可愛くて乗り降りしやすくて静かなコペンがとっても気に入ってるの。なんでこんなにでっかくてうるさい車に乗らなきゃ行けないのよ。まだ免許取って半年しかたってないのに、こんな大きな車、怖くて運転するの大変なんだから!まぁ走っていると前の車がどいてくれるからそれは助かったけど・・。でも、帰ったら絶対パパに文句言ってやる!」
「・・・君、絶対何か間違ってるぞ、ああ、大きく間違ってる。」
「どっちでもいいわ・・・それにしても、男の人って車好きな人多いわね。私、全然わかんないわ。」
「さあ、どうだろうね。」
「あら、冷たいのね。まぁいいわ。」
美由紀とマネージャーの話が一通り終わる。
横であっけにとられている聡美。
「あ、聡美くん、ごめん、ごめん」
「ごめんね~、マネージャーが変な文句言ってくるからつい。」
平謝りのマネージャーと美由紀。
聡美は気にしてないと言う意味で手を横に振って合図した。
「ま、まぁここで話すのもなんだし、中に行こうか?」
マネージャーは頭をポリポリかきながら、2人を建物の中に誘導する。
建物の中に入り複雑な経路を通って、しばらく行くと、関係者専用と書かれた入り口に辿り着く。
「ここから先は女性2人の方がいいだろう。」
「そうね。じゃあ聡美さん。行きましょう。」
美由紀に言われて、さらに奥へ進む。
研修ルームという名の付いたドアをあけ、中に入る。
20畳ぐらいの広い空間と、ドレッサー、ソファー、クローゼット、ベッド等の他、壁際には大きな鏡なども備わっている。ここでトレーニングをするのか、ウォーキングマシーンやバイクマシンもある。
「凄い大きな部屋ですね。」
「ここは研修室と言って、キャラクターがみんな自主練習するための部屋なの。規模が違う部屋が全部で5つあって、ここはその中では3番目の大きさよ。使うには事前に予約するの。今日は私が、今日いっぱい押さえたから、好きなように使えるわ。」
美由紀の話を聞きながら、聡美は部屋を何気なく眺めていた。
綺麗に片づいている部屋の隅に、似つかわしくない段ボールが置いてあった。
「ふふふ。あの段ボールにあなたのキャラクターの入っているの。」
美由紀はそう言いながら段ボールの方に近づくと、箱を開け、中からビニール袋に包まれた物体を取り出した。
「それ?」
聡美の質問に、美由紀はニヤリと笑いながら、ビニールの中からその物体を取り出した。
「当たり。これがあなたの入るキャラクタースーツよ。」
美由紀の手にする物体は2つあり、1つは真っ白なウエットスーツのような物。そしてもう一方が肌色をした人の抜け殻のような物だった。
「2つ?」
聡美は聞いてみた。
「そう。こっちの白いのを着て体形を整えて、その上からこっちの皮膚を着るの。センサーもパッドも白い方に埋め込まれているんだけど、肌色のスーツがフィットする事でセンサーの感度が増して実用的な感度を確保出来るのよ。」
「じ・・実用的・・ですか。」
「ふふふ。そうね。ある意味ではね。でも別の意味では、とっても敏感すぎて大変なんだけどね。」
「・・・」
聡美は返事に困ってしまう。
そんな聡美を見ながら、美由紀は説明を続ける。
「まずこの白いスーツを着てもらうんだけど、それには着ている服を全部脱いでもらう必要があるの。」
「全部ですか?」
「そうね。下着も含めて全部。さ、脱いで。」
「え・・あ、今ですか?」
「だってこれから着るんだから、今に決まってるじゃない。」
「は、はい。」
早くも着替えが始まってしまい、聡美はとまどう。心の準備もないままに着てしまうと言う感じだった。
だが、それも美由紀は計算していた。何しろ状態が状態だけに、あまり色々考えてしまうと躊躇する可能性がある。だから考える時間を与えるより、さっさと着せてしまった方がいいと考えていたのだ。
聡美は美由紀に言われ、その場で全ての服を脱いだ。女性相手とはいえ自分の裸を見られるのは少し恥ずかしかったが、それ以上に、美由紀のペースが淡々としているので、ついそのペースに合わせてしまっていた。
「いいわね。じゃあ、これ。」
美由紀は聡美に白いスーツを手渡す。
「ここを見て。」
美由紀は手渡すときに、スーツの中にある何かを指さした。
それは、ちょうど両足の付け根付近と思われる場所にあった。
「これをあなたの中に入れるの。それを上手に入れると、こっちはあなたの突起にフィットするはずだから、これであなたの皮膚呼吸を確保出来るの。」
美由紀が指さした物は、男性の物とも思えるような構造の物体と、その根本付近にある小さな出っ張りだった。もちろん聡美はそれが何を意味するかもよく分かった。
「それから、胸はちゃんとここの窪みにあなたのバストトップを合わせてね。この前の体型の計測で正確に位置を計ったからちょうどいいはずよ。ここもあなたの呼吸確保に貢献してくれるはずよ。」
こちらは胸パッドという事だろう。
「は・・・はい・・」
聡美は美由紀の説明に、早くも顔が赤くなっていた。
「心配しなくてもいいわ。ここは私しかいないし、私もちゃんと分かっているから。着るときはこれを使ってね。」
そう言って美由紀はどこからともなく持ち出したローションも聡美に手渡す。v
聡美は意を決してスーツを着ることにした。
白いスーツはウエットスーツの用に背中がぱっくりとファスナーで開いて、そこから着る。
両足を順番に通して太もも近くまで引き上げる。そして、早くも大事な場所である。
ローションをスーツの出っ張りにたっぷりと塗り、歯を食いしばって目を瞑り、なるべくそっと自分の中に埋没させていく。
「ん・・・・」
それでも自分の中に入ってくる物の感触と、美由紀に見られながらの行為から来る恥ずかしさに少し声が漏れてしまう。
なんとか全てを中に入れる事が出来た聡美は、恥ずかしい場所を早く隠したくてそのままスーツを腰まで引き上げた。
「まだ、動いてないからそんな感じないでしょ?始めは違和感あるけど、慣れればそれはどうって事無くなると思うわ。」
「は・・はい。」
なんとか返事する聡美。
もちろん確かにそれほど感じてはいなかった。だが、既に自分の身体に埋まった物が動き出す事を想像して、熱くなってしまっていたのだ。それに、スーツの締め付けも想像以上だ。まだ腰から下と足だけだが、相当の締め付けで、足首はほっそりとし、まるでモデルのようだった。
これだけでこんなに変わるんだ・・と言う思いが興奮を増幅していた。
「じゃあ次は両手ね。これは分かるわよね。」
「ええ。大丈夫です。」
聡美は両手をスーツに入れる。手の先も全て手袋状に覆われているので、手もほっそりとする。
その分締め付けは凄いが、不思議なことに圧力が一定で、全然痛みはない。
「胸はさっき言ったことを注意してね。」
美由紀の言葉に頷いて、バストをスーツにフィットさせる聡美。美由紀がサイズを測ったと言うだけあり、確かに吸い付くようにバストがスーツに貼り付いた。
「あとは顔ね。顔は、このマスクの中にあるチューブ状の物を両方の鼻に差し込んで、こっちのシュノーケルみたいなのをくわえるの。これが呼吸に必要だからちゃんと差し込んでね。一旦固定出来た状態で中に入ったら、もう顔に隙間がないからズレたり外れたりすることはないから安心してね。」
「分かったわ。」
聡美は、マスクの中に顔を埋め、鼻の穴にチューブを通し固定、その後、呼吸用のシュノーケルをくわえる。
説明は無かったが、マスクには銀色のパーツが目の部分に埋め込まれ、それがマジックミラーのように外の視界を確保しいてる。
聡美も良好な視界には驚かされた。
「じゃあ、もうファスナー閉めるね。ここを閉めたらスーツのセンサーが稼働するから注意してね。」
どうやらファスナーが閉まる事をきっかけにセンサーが動くようだ。聡美は覚悟したように頷く。
「じゃあ頑張ってね。」
美由紀はそう言うと、ファスナーをゆっくり引き上げ、聡美を外界から遮断した。
ファスナーが閉じられても呼吸は比較的楽だった。チューブからの呼吸は想像よりずっと楽で、そのことに驚く。
だが次の瞬間、聡美に衝撃が走る。
ジワリ・・・
身体の中で何かが動く。
もちろんそれは稼働を始めたセンサーに反応して動き始めたパッドだ。
その動きはソフトで、聡美に耐えられない物では無かったが、それでも初めての感覚に思わず腰が引けてしまう。
「動き始めたみたいね。でも、まだそのぐらいなら耐えられるでしょ?」
美由紀の言葉に、なんとか頷く聡美。
「こっちのスーツを着てからが本番よ。それに、その上から衣装も着なきゃならないしね。」
その話を聞き、スーツの中で生唾を飲み込む聡美。
「じゃあその本番に行くわよ。」
相変わらず淡々と事を進める美由紀は、残ったスーツを聡美の前で広げて見せる。
「ここが出入り口ね。」
そう言って股間を指さす。お尻の割れ目から股間にかけてぱっくりと割れた出入り口が見える。
「これを引っ張って中に潜り込むの。ちょっと力をかけると柔らかいから伸びるのよ。」
そう言いながら、実際に入り口を広げて見せた。
「最初は大変だから、私が被せてあげるわね。」
美由紀の言葉に頷く聡美。
スーツの入り口を広げ、聡美に被せる美由紀。マスクの上に顔を上手にフィットさせるのにはコツがいるようで何度かやり直すが、やがて上手くフィットさせることが出来る。
「視界は大丈夫?」
美由紀の言葉に頷く。
マスクの上に顔を被せた事で、急激に視界は悪くなったが、それでも一応なんとか周りの状況は分かる。ジュリの視界をモニター越しに見ていたあの感覚を思い出したのでそれほど違和感もなかったのだ。
そのまま美由紀は首から両手を被せる。
両手まで被せた時点で、皮膚のスーツが被っている部分の締め付けは、さらに強まっている事が分かる。センサーの反応もだんだん強くなり、ジワリジワリと聡美を弄び始めていた。
だが、まだ我慢は出来る範囲だったので、平然と振る舞ってみせる。
「ここまでは平気みたいね。でもここから一気に大変になるからね。」
美由紀はそう言うと、聡美が、大変になると言う言葉の意味を考える前に胸の上に皮膚スーツを被せてしまう。
すると、その瞬間から今までとは比較にならない刺激が聡美を襲う。
スーツが胸を覆ったことで締め付けも増し、まるで胸への締め付けに比例するかのように身体の中の物が広がろうとする。しかもそれとは対象に、突起側は自分の出っ張りを締め付けようとする。
さらにその状態で、胸の揺れに合わせてフィットした物が動くのだ。
「んぁ・・・・」
口にくわえた呼吸チューブのおかげで言葉にはならないが、思わず声を上げてしまう。
「ふふふ。やっぱりこれは辛いよね。でもね。これは序の口よ?乳首をこうやって触るとね。」
そう言いながら美由紀は聡美の乳首をスーツの上から(つまりキャラクターの乳首を)触る。
「んんんん・・」
股間の突起に触れられたと錯覚するほどの強烈な刺激がパッドから伝わる。同時に胸にも、直に触られるより数倍高い感度で刺激が伝わる。
身体の中から、そして股間の突起、さらには両方の胸。と言う4点同時の攻めであった。
「ね、凄いでしょ?」
美由紀は楽しそうに言う。
中にいる聡美は、早くも目を潤ませていた。
「じゃあ続きね。」
美由紀はそのまま腰までスーツをズリ下ろす。聡美はその間、自分の身体が動くと一緒に揺れる胸が自らを刺激し、頭を真っ白にしながら頑張っていた。
両足を穿くために美由紀に誘導され片足ずつ持ち上げるときも、胸と股間の刺激に耐えながら頑張った。
そして最後に股間にスーツをフィットさせ、お尻の割れ目に出入り口を隠す。
なるべくそっと作業する美由紀だが、それでも初めて刺激を受ける聡美には嵐のような快感だった。
特に股間にスーツがフィットしたときは、胸にフィットしたときに輪をかけたような感触だった。
「これで良し!」
美由紀は納得したように頷くと、立ち上がってにっこり笑って言う。
「こんにちは、ミクちゃん。」
聡美はもうろうとしながらも美由紀の話を聞いていた。どうやら自分の入っているキャラクターはミクちゃんと言うようだ。
美由紀が手で支えながらミクを鏡の前に案内する。
「どう?これが新しいキャラクター、ミクちゃんよ。」
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