友達?彼女?それとも・・・(22章) [戻る]
[前へ] [次へ]


 ムニュムニュっ・・・

 身体を眺めながら思わず衝動的に、その柔らかそうなのぞみの胸を揉んでしまう小暮。

「あっ・・ご・・ゴメン・・」

 小暮は思わずやってしまった行為の重大さに気づく。
 のぞみは軽く腰が引けるような姿になりながら、笑顔のままパチパチと瞬きを繰り返す。小暮はこの瞬間、のぞみの中で散々我慢に我慢を重ねていた真一の限界が来た事をすぐに理解した。
 のぞみはすぐにしっかりと姿勢を正す。多分中の状況を知らない人が見たら、何が起こったかすらも分からない程度の 事なのかも知れないが、中の状態を嫌という理解できている小暮は、真一の対応に関心していた。

「ふーん。。。ほほぅ。さっすがねー。殆ど何が起きたか分からなかったわ。いきなり中に入ってここまで演じられるなんて、やっぱり真一君のセンスって凄いわよねー」

 触った瞬間、ほんの少し申し訳なさそうだった小暮だが、中でお楽しみ中の真一に気づいてからは、先ほどまでと変わらない至って楽しそうな態度に戻ってしまった。

 不規則な瞬きも終わり、見た目も普通に戻ったのぞみ。

「じゃあ、ちょっと待っててね。今ひかりとこまちを呼んでくるからー。あ、そうだ。今のうちに回復しなきゃならないでしょうから、少しお手伝いしてあげるね。」

 小暮はそう言ってドアから外に出て行こうとする直前に立ち止まり、こちらを振り返る。

「落ち着いたらよーく考えてみてね。今、着ているのぞみと衣装はさっきまで私が着ていた物なのよね。呼吸口の辺りって、結構臭いが付くでしょ?私の汗と吐息が染みちゃってるかも知れないわねー。」

 楽しそうに言い残して部屋を出て行く小暮。
 確かに、のぞみの中に入った直後に、少々臭いを感じたが、その後の衣装の着替えによる激しい刺激に耐えることに専念しているうちに、臭いの事などすっかり頭から消えていた。大変有り難いことに、それを小暮はわざわざ思い出させてくれたのである。
 真一は誰もいなくなった部屋ののぞみの中で、思わず自分の置かれた状態を確認してしまう。
 のぞみの特別な素材で出来た身体の香りはゴムの香りとよく似ている。その為、のぞみの顔の中はゴムの香りに包まれる事になるのだが、それに加えて、顔の中には自らの汗や吐息により産まれる蒸れた空気、そして、何より、呼吸チューブの入り口に存在する、下着とタイツの香りが伝わってくる。
 のぞみの顔の中に充満した呼気や吐息、汗の香りが下着とタイツに染み込み湿気を持ち、それがしばらくして乾く事により強烈な臭いへと変わるのだ。
 自分の汗や呼気であればある程度は気にならない物だが、他人の物となると、それが例えどれほどの美人だとしても気にならないはずがない。これが、今自分のいる狭い狭いのぞみの中と言う世界で、ついさっきまで小暮が孤軍奮闘していたその残り香なのだと思うと、真一の興奮はすぐにムクムクと呼び覚まされ、興奮すればする程に、その状況に興奮を高めてしまう。
 長くはないスカートだが、興奮した真一の吐息をしっかりと下半身にとどめ、その為に息苦しさも増す。
 誰もいない場所なので、少しスカートを揺らしてスカートの中の空気を循環させられれば、多少楽になるはずなのだが、真一はこんな状態であっても、なぜかこの息苦しくて非常に臭うスカートの中の空気を吸い続ける事を選択する。
 こんなに不自由な状態。こんなに虐げられた状態。
 のぞみが可愛くあるために、中にいる人は絶えずその環境で存在しなければならない。
 真一が体調が悪いとアピールをすれば、多分この劣悪な環境からすぐにでも解放させて貰えるだろうし、例えこれから行われるグリーティング中に体調が悪くなった場合でも、その場でアピールすればスタッフがすぐに楽屋に連れ戻ってくれて、のぞみから解放されるはずだ。
 手順は複雑で時間もかかるが、真一の気持ち次第でいつでも清々しい新鮮な空気と、何にも縛られることなく快適な空間が手に入る。その空間はのぞみの目を通して見える外側にいくらでも広がっていて、早くこっちにおいでと手招きをしているかのようである。
 だが、それでも真一はのぞみの外に出る気はなかった。
 もう少し待てば、この部屋にはひかりとこまちが現れる。その後はすぐにグリーティングが始まる。そうなると、のぞみは、ひかりやこまちと楽しそうにじゃれ合いながら、お客さん達とのコミュニケーションを取ることになる。
 ただでさえ気持ちのいいこの着ぐるみの中で、瞬きシステムのために息子を反応させる自由まで奪われた状況で、お客さんを相手にのぞみを演じることが出来る。
 そう思うと、外に出よう等という気は全く起こらなくなっていた。

 真一がふと気づくと一瞬目の前の視界が遮られる。
 自分でも気づかないうちに真一の息子は復活し、瞬きが機能を始めていたのである。果ててからの時間を考えたくない程あっという間の回復である。

 そしてすぐに部屋のドアがある。

「おまたせー」

 小暮が2人を連れて戻ってきたのだ。

「あ、瞬きできてるね~。早~い。私の呪文が大分効いたみたいね~。」

 すでにのぞみの瞬きが回復していることを確認して嬉しそうな小暮。
 どう考えても小暮は体力的に操演が無理だとは思えない程に元気である。問いつめたくても着ぐるみの中からではまともな会話等出来ないし、なにより着ぐるみに入っている間は、例え知り合いであっても、本当の緊急時以外の会話は禁止なのである。

「じゃあ早速だけどグリーティングに行ってくれる?外に誘導スタッフを配置してあるから、そのスタッフについて行ってね。もちろん私も後ろから付いていって誘導するし。」

 小暮はそう言うと、ひかり、こまちを外に誘導する。
 ひかりも、こまちも、先程と変わりなく可愛らしい動きである。

「じゃ、最後にのぞみちゃん。付いていってね。」

 小暮に言われ、のぞみはコクンと頷くと部屋を出て行こうとする。

「ふふふ。可愛い可愛い。これから30分楽しんでねー。」

 完全に楽しんでいる小暮を見て、少し腕を組んで怒ったような態度をするのぞみ。
 だが、腕を組んだ瞬間、ボリュームのある胸が潰されて思わず瞬きをしてしまう。

「あははっ。怒ってる怒ってる。でも身体は正直よね~。」

 小暮の言うとおり、身体の反応が隠せない構造に、少ししょんぼりしてしまうのぞみ。

「まぁまぁしょんぼりしないの!。今日はせっかく真一君のデビュー予定の日だったんだもん、楽しんでねってば!」

 ん?・・・デビュー予定??
 真一はのぞみの中で、小暮の言葉にひっかかる。

「あ、デビュー予定って言葉に反応した?」

 ゆっくり頷くのぞみ。

「今日はマネージャーに言われてて最初からこうする予定だったの。と言うより、ホントはのぞみはあなたの入る予定だったキャラクターなのよ。ただ、真一君があまりにも優秀だから、少しは”負けること”を知って貰ってから中に入る人になって貰いたいって言うマネージャーの希望で、代わりに私が入る事になったの。まぁ当初は私じゃない人が入る予定だったんだけど、私って意外と真一君のファンなのよねー。演技も上手いし、割と私の好みの顔だし。」

 突然告げられた真実に戸惑うのぞみ。
 つまり、最初からこうなる事が計算されていたのだ。最初から、この3人の付き添いになることも、瞬き機能を見せつけらる事も。あのマネージャーが全て仕組んだ事なのである。
 だからこそ、小暮の体調不良も嘘だと思った。真一と入れ替わるための口実だったのだ。
 それにしても不思議なのは最後の一言。わざわざ自分と入れ替わる為に、のぞみに入る役を買って出たと言う事のようである。

「はいはい。考え事は後からにして、今は仕事仕事。」

 真一が色々と考えていると、小暮はのぞみの背中をぐいっと押すようにしてドアの外に誘導し、無理矢理のようにグリーティングに引っ張り出す。
 既に女の子を演じながら歩くという行為自体は有る程度なれている真一にとってそれ程難しくない。
 一歩一歩、のぞみのイメージとなるお淑やかでお嬢な雰囲気を想像しながら歩くのも、いきなりとは思えないぐらい上手い。

「さっすが~。上手上手。やっぱり私なんかよりずっと上手いわね~。」

 小暮は小声でのぞみの後ろから言う。
 確かに真一にとっては演技はそれほど難しくはなかった。だがそれでも非常に大きな問題があった。
 歩く度に襲ってくる快感があまりにも気持ちよすぎるのだ。
 無闇に反応させてはいけないと言う制約が、結果的に真一の感度を高めている上、着ている衣装の締め付けポイントが絶妙で、非常に着心地が切ないのだ。清楚な歩き方と言うことであまり腕を振ることはない為、腕の振りにつられて胸が苦しくなる事は少なかったが、もともとサイズ的に窮屈なジャケットやベストが、歩く度に軽く動かす腰の動きに追随して締め付けが変化する上に、なによりスカートの履き心地が気持ちよすぎる。
 タイトにフィットした場所は丁度自分の息子を上から押さえるようになっているため、歩く度に出来るシワの動きが丁度息子を扱いてくれる。これだけなら普通のタイトスカートなのだが、このスカートは、丁度いいところでプリーツスカートに切り替わる。
 プリーツは歩く度にヒラヒラと揺れるが、その揺れのおかげでタイトスカートとの切換の部分を引っ張るような力が加わる。
 そしてそのタイトがプリーツに切り替わる部分は、まさに真一の息子が固定されている付け根付近に来ているので、プリーツが揺れる度に息子の根本付近をクイクイと何かが引っ張るような微妙な刺激も遅う。
 更にタイトスカートの上に巻かれた巻きスカートのエッジが、歩みに合わせて右へ左へと軽くタイトスカートを擦りながら移動するのだ。
 同時に3つの刺激が襲ってくるのだから、それはそれは気持ちがいいに決まっていた。

 真一も、この3つの刺激がマミカの中で起こっていたならまだ余裕があった。マミカの中では真一の息子はいくら反応しても外側に影響がないので、快感を自由に受けることが出来た。
 だか、のぞみは違う。
 自然な瞬きのタイミングが来るまでは、ひたすら我慢が必要なのだ。この状態でお嬢様風の清楚な歩みを続けることは、非常に苦しいのである。

 これだけでも30分のグリーティングが出来るかどうか不安になるのに、そんな真一を覆う衣装は先程まで小暮が着ていた物。
 真一の呼吸は全て小暮の香りをいっぱいに含んだ空気なのである。
 そんな大変な状況であるにもかかわらず、恐らく外から見たのぞみは、見事に美しい美少女として存在しているはずなのだ。
 これで興奮するなという方が無理な話であった。

 移動中、バスから店への入り口までは野外を歩く。
 距離にして僅かに数十メートル。普通に歩けばものの数十秒~数分で辿り着く距離である。
 だが、着ぐるみ達は、店内に入ろうとするお客さん達に、早い段階で発見されてしまい、あっという間に周りを人が取り囲む。
 そうなると、写真を撮られたり握手をしたりと、着ぐるみとしての仕事が始まってしまい、店内までの距離はもの凄く遠くなってしまう。
 外は夏らしい良い天気で、気温も湿度もそれなりに高い。
 素の人間にとっても涼しいとは言えないこの起床条件下で、非常に厳重に封印された着ぐるみの中にいる真一。
 着ぐるみの身体が放熱性を持つとはいえ、素の人間に比べたら、着ぐるみの中は遙かに熱は籠もる。その上、衣装は、恐らく素の人間が着ても汗ばむ程しっかりした生地で出来た重装備である。のぞみの中はあっという間に蒸し風呂の世界になっていく。
 目の回りの素材は吸湿性が高い物で出来ている為、真一の視界が汗で遮られるたり、視野が曇ったりするようなことはないのが救いだが、そもそも元々あまり視界が広いとは言えないのぞみの中で、この蒸し風呂に絶えながらの演技と言うのは、楽ではない。
 だが、他の2人は可愛らしいキャラクターとしてお客さん達とのふれあいを楽しんでいる様子である。
 そのうち一人は和志だと言うのだから、真一としても負けたくはないと、必死にのぞみを演じる。

 小さな子供などは遠慮無く飛びついてくる。
 ギュッとキャラクターを抱きしめるように飛びつかれると、丁度子供の手の位置が腰の辺りに来ることが多い。すると当然まとわりつく子供の腕は、自分の息子の上に乗る事もある。
 どいてくれと言うわけにも行かず子供の頭を優しく撫でてあげると、子供は顔を見上げて嬉しそうな笑みを浮かべる。
 だが、真一はその子の腕の位置を早くどかして欲しいと、本気で願う程に気持ちよくなってしまうのである。
 子供に触れられながら反応していることが小暮にバレるのは絶対に嫌だった。だから、子供の行為なんて全く感じてないと言わんばかりに子供を払いのける事もせず、優しく対応してあげる。もちろん瞬きは最小限にとどめる。
 それは、真一の体験したことのない程の気の遠くなる快感の中での戦いだった。
 そして、今日一日、こんなふうに気持ちのいい状態の中でずっとキャラクターを演じていたのかと、今になって更に和志に嫉妬も覚えた。

 外から見ただけでは絶対にここまでは想像できなかった。それほどのぞみの中にいる真一を襲う快感は凄まじい物なのである。
 逃れたい、と言う気持ちとは裏腹に、立場上逃れられないと言う状況と、なにより、こんな状態の自分に、周りは全く気づかないであくまでも「のぞみ」として接していると言う状況に、ますます興奮も高まる。
 なにしろ、子供達から見たら、楽しそうなキャラクター達なのだ。
 中の人の状況など想像すらしてない。いや、少し大人なら熱そうだなぁぐらいのことは想像しているかも知れないが、まさか目の前の可愛らしい着ぐるみの中で、真一のような男が、気持ちいい息子への刺激をひたすら我慢して、腰が砕けそうな快感と戦っている等とは思いもよらないはずである。

 時々瞬きのために息子を反応させる際の苦しさも堪らなかった。
 1度しか反応してはいけないのだ。間違って何度もピクピクさせると瞬きではなく無意味なウインクに切り替わる。
 自然な瞬きとはそれほど苦しいものなのだ。
 だが真一はその苦しい瞬きをしながら、そんな状況にいられる自分に喜びすら感じていた。
 なにしろ、周りにいるお客さん達からみたら、可愛らしいお人形さんである。自分の置かれた状態とのギャップはそれはそれは大きい。
 訓練中、その状況に興奮することはあったし、確かに非常に気持ちは良かったが、あくまでも周りにいる人たちは、自分がどんな状況
にあるのかを想像ぐらいは出来る人たちばかりだった。
 だからこそピンポイントでツライ意地悪をされることもあったし、それはそれで堪らなく気持ちのいい世界だったのだが、こうやって、全く状況を知らない人たちの前で、隠された真実に耐えつつ美少女を演じると言う状況は、今までの訓練では得られる事の無かった凄い興奮なのだ。

 次から次に現れる人たち。子供も大人も目新しい着ぐるみの登場に大喜びで寄ってくる。
 まだ女子高校生ぐらいの女の子の集団も「可愛い」を連発しながらのぞみを取り囲んで写メを撮り有っている。
 腕にしがみついて、そのついでに肘が胸を押していることなど気にもせずに撮り有っている。その肘の切なさをアピールできない立場に、目に涙を浮かべながら耐えていた。両側から抱きつかれた時には、両腕を固定されている拘束感もあって、そのとろけるような気持ちの良さに、腰をくねりそうになるのを押さえるのが大変な状態だった。

 大人の男性も、女性としても美しく見事なプロポーションの着ぐるみ達に鼻の下を伸ばしているのがよく分かる。
 自分の纏った着ぐるみが、大の大人の視線を釘付けにしている快感は、また格別だった。
 なにしろ女の武器を使い放題なのだ。気持ちいいのを我慢して男性に抱きついて胸に腕を押しつけると、腕が緊張で震えているぐらい可愛い。
 しかもそんなに男性を緊張させながら、実はのぞみの中ではその男性のおかげで膝ががくがくする程の気持ちの良さを味わっている真一がいるのだ。
 こんなに興奮しているのに男性は一切気づくことはない。それどころか男性は自分が興奮してしまいそうなぐらい照れているのだ。
 もしかするとこの男性は、着ぐるみの中に入っているであろう「女性」を想像しているのかも知れない。なにしろ衣装と着ぐるみの身体越しとはいえ、リアルな弾力を持った胸を押し当てられているのだから、勘違いされても仕方がない。
 真一だって、他の着ぐるみと接する時に、事情を知っているにもかかわらず、この中がホントに男性なのだろうかと疑いたくなる事があるのだから。

 お客さんの相手をしながら、徐々に移動し、ようやく店内に辿り着く頃には、既にグリーティングを初めてから10分が経過していた。

 10分も野外にいるのだから、着ぐるみの中の状態は想像以上の湿度と温度になっている。
 ラバー製のヒーローショーの着ぐるみに比べればマシな構造ではあるが、決して楽なわけではないのだ。その上で、想像するのも恥ずかしい程の状態での演技である。普通なら逃げ出したり倒れたりしそうな状態であるにもかかわらず、3人の着ぐるみは、至って楽しそうだった。

 真一もその中で操演を続けていたのだが、ふとした事で、スタッフの一人とイベント担当らしい店員さんの会話を聞いてしまう。

「では、これから30分グリーティングと言う事で開始しますね。」
「あ、はい。今から30分ですね。」
「ええ。まぁお客さん達の状況によっては多少伸びることもあると思いますが、警備等は問題ないですか?」
「ええ。店側としては全く問題ないです。」
「了解しました。では店内を回りましょう。」

 スタッフが「今から30分」と言ったのだ。
 先程までの炎天下の10分はカウントされていないと言う事実に真一は愕然とした。さらにそのスタッフが小暮だった事にも愕然とする。彼女は一番着ぐるみの事情を分かっているはずなのに、容赦なく実質的な時間を延長してくれたのである。

「ふふっ。真一君、楽しんでくれるといいなぁ」

 わざと、独り言のように呟く小暮。
 真一は、全て小暮の罠だと気づくが言葉を話せず、お客さんに囲まれた状態では、小暮に講義のアピールなどすることも出来ず、ただただのぞみとして存在し続けることになる。
 それにしても小暮は、相沢や和志の事を全く気にしていない様子だ。2人は慣れているから大丈夫と言う自信はあるのだうろが、2人とも真一と違い、もう着ぐるみに入って相当の時間が経つのだ。冷静に自分の状態を考えた真一は、こまちもひかりも、その中が凄いことになっていると想像できた。
 そんな状態のはずなのに可愛らしくお客さん達に接する2人を見て、非常に激しい嫉妬心を覚えると共に、真一も、気持ちよくなってしまうことを理解しつつも、より一層可愛らしいのぞみを演じて見せた。


[前へ] [戻る] [次へ]