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※このお話は、過去の成田君のお話(「由佳里のバースデー」など)を読んでいる前提で話が進みます。着ぐるみの仕組み等は、新たな説明が無い限り、過去の仕組みを踏襲しているとお考え下さい。
こんにちは。
成田行夫です。
ホビー21でキャラクターのサポートスタッフを続けながら、キャラクターの中に入る役者を目指して日々頑張っているものの、残念ながら演技中の快楽に耐えられず、中々本番でのデビューが出来無いまま今に至っています。
友達の北野は僕よりずっと早く役者として仕事を始めていて、何時も僕は彼が入る可愛い女の子の着ぐるみをサポートしては、その裏で着たのだけが味わっている世界に嫉妬し悶々としながら仕事をしているのです。
他にも色んな役者さんの色んな着ぐるみキャラクターをサポートすると、毎回中の役者さんが羨ましくて仕方ありません。
それでも、そんな羨ましい姿を見せ付けられながら、いつか僕もあの中に入れるように、と頑張っている感じです。
今日は、ホビー21が夏に向けて新たに開発した仕組みを利用して、ショップ内に作ったプールに、着ぐるみが入って泳ぐ、と言うイベントをやろうとしています。
ご存知のように気ぐるみ達の呼吸口は股間に存在しているので、水に入ると呼吸が出来なくなります。
フィルターを工夫する事で水が内部に浸入する事は防げるのですが、なにしろ周りに酸素が気体として存在していない環境ですから、呼吸が出来無いのはしかたが有りません。
ですが、それでは役者さんが演技をするどころか生命の危険にも直面してしまう事になりますよね?
ホビー21の着ぐるみは、これだけ苛酷そうな仕組みを導入しておきながら、実は絶対に役者さんが安全な事を前提に運用されています。
あらゆる「脱ぐ」条件には役者さんに最大限の権利を与えていますし、着ぐるみの仕組みも非常に安全性の高いものなのです。
だからこそ、役者さんは安心して、あんなに可愛い、息苦しく蒸し暑い密閉空間で、エッチな感情を味わい続けながら演技が出来るのです。
ですから、今回の水に入る仕組みも、実は安全性が高い物を採用しています。
着ぐるみ側の改造点は2点。
空気の取り入れ口になる股間のフィルターを防水加工して、水が外部から浸入してくるのを防いでいます。
これにより、万が一呼吸口の周りが水で満たされても、着ぐるみ内部に滞留する残留空気によって、役者さんがその水上に出てくるぐらいの猶予を持たせています。
そして、人間の出入り口となるお尻の割れ目を圧縮空気の力で密着させて塞ぎ、水の浸入を防ぐ仕組みも加わります。
元々、お尻の割れ目にある出入り口は、ただ食い込ませて隠しているだけですが、水はここから進入する危険があります。
その為ラバー・インフラッタブル、と言う仕組みを利用して、着ぐるみの中から空気の力で膨らんだバルーンの圧力で出入り口を密閉するのです。
バルーンと言っても、目立つ大きさではなく、上手にお尻の内側の肉に溶け込んでいるので、見た目は殆ど分からないのですが、お尻の割れ目付近を触ると、確かに内側の肉は普段のものより固いようです。
このバルーンを膨らませている空気は、実は役者さんの呼気によって得られています。
吸気については何時も通りですが、排気側の空気がバルーンを通って膨らませ、そのまま呼吸口に流れ込んで排気されるようです。
このバルーンのバルブ部分は一定の圧力を維持するように作っているらしく、呼気が途絶えなければ圧力で密着し続けるようになっています。
もちろん、これだけでは、着ぐるみの中に水が入ってこない、と言うだけで、着ぐるみがプールに入ったら、あっという間に周りが水で満たされて呼吸が出来なくなるのは変わりません。
そこで登場するのが水着です。
プロトタイプとして最初にお店のプールに入るのは、女子高生の着ぐるみで、マニアな人たちに人気のあるスクール水着を着てのショーとなります。
この水着の仕掛けでは、どうしてもワンピースタイプで肩紐がある水着である必要はあるのですが、そう言う意味でもスクール水着はうってつけでした。
旧型、新型共に用意される予定でしたが、プロトタイプのテスト用に用意されたのは旧型でした。
この水着は、実は裏地にも素材にも工夫があります。
まずは着ぐるみの呼吸口付近。
裏地に、身体が透けないようにサポーターが付いている部分の素材がゴム素材になっていて、ここが呼吸口を覆います。
ゴムで覆ったらせっかくの呼吸口を塞いでしまいますので、実はここにはイボイボ状の小さい突起が無数にあって、それが身体と触れる事で、ゴムカバーが直接身体を覆う事無く、少しだけ空間が作られるのです。
そしてこの空間を伝わった空気は、水着のデザインになっている白いラインの部分に導かれます。
このラインは、実は空気を通すパイプになっていて、見た目は細いのですが、裏地側は結構太目のラインが作られています。
そのラインは肩ひもの近くまで導かれ、やがて裏地を通して肩ひ物生地の中に空気を送ります。
最大のポイントは肩ひもです。
肩ひもは、実は全体が空気を通すチューブになっていて、かつ、肩ひもの表面は外気との空気の交換が可能なのです。
つまり、水着を着ることで、股間から白いラインを通った空気が肩ひもに繋がり、そこから呼吸できるようになります。
肩ひもは全体のうち一部でも空気に触れていれば、そこから呼吸できるので、肩が一部でも水の外に出ていれば呼吸が出来る仕組みなのです。
この画期的仕組みによって、水の中でも着ぐるみは演技を出来るし、泳ぐ事も出来るようになります。
ただ、初期テストをした人の評価、と言うのをレポートで読ませていただいたのですが、生命維持は出来る物の、相当キツイ環境になるようです。
空気については、確かに息苦しくなるのだそうですが、それは実はスキニーデニムのようなもっと直接的に苦しい衣装もあるから平気だそうです。
キツイのは、快感に対してなのだそうです。
何しろ敏感な股間付近にイボイボの突起が無数に当たり、しかもそれは布の伸縮や身体の動きで、皮膚に対して擦れたり押し付けられたり緩んだりを繰り返すのだそうです。
固くなったものがそのイボに締め付けられたり緩んだり擦られたり、とこれだけでも相当にきついようですが、それにプラスしてキツイのが、お尻の割れ目を塞ぐラバーバルーンなのだそうです。
本来はお尻を塞ぐ事が目的なのですが、何しろ着ぐるみの身体は全身一体型で、しかも皮膚の圧力にも敏感に反応するセンサーが埋まっています。
バルーンによって締め付けられた出入り口のせいで、股間の前側の皮膚も、股の間を抜けてお尻方向に引っ張られ、お尻自体もギュッと締め付けられ、越しまわりも締め付けが一段と増すのだそうです。
身体のサイズは変化無いのですが、中の人は明らかに下腹部から股間が締め付けられて相当に気持ち良くなるそうです。
本来、水着は着心地的にはそれ程締め付けが強い物では無いはずなのに、相当自由装備で締め付けが強い生地がしっかりした衣装を着ている時のように感じやすくなると言う報告でした。
そんな状況で水に入って楽しそうに演技をするのですから、役者さんは大変なのです。
初期テストのものから、今回のテストに使うプロトタイプは、特に改良されている事は無いらしいので、つまり着心地については報告と同様のはずでした。
と言うわけで、そんな着ぐるみと水着を使ったプールでの演技テストが始まります。
予め知らせを受けていて、今回のテスト用の着ぐるみは、問題が無ければそのまま本番で使う事になり、その為本番で運用する役者が中に入っている事になります。
中に入っているのは、北野である事も報告を受けていますが、実際に着ぐるみを見るのは今日がはじめてでした。
スタジオに作られたテスト用のプールは、本来は店内の一角に作られる予定のプールなので、それ程大きくはありません。
長さ15メートル、幅5メートルの長方形のプールで、センターに行くに従って深さが増す仕組みですが、一番深い所でもキャラクターが直立すれば胸の上半分ぐらいまでは水上に出てくるぐらいの深さです。両サイドは腰ぐらいまでの高さしかありませんので、飛び込んでプールに入る事は出来無いようでした。
まぁ本来は、女の子達が水をかけ合ったりビーチボールなどで遊んだりするシーンを見せるためのプールらしいので、ちゃんと泳ぐ事は余り想定していないようでした。
そうしているうちに、着替えが完了したキャラクター着ぐるみが登場します。
彼女は、あゆみ、と言う名前の女子高生キャラクターで、明るいブラウンのふわりとカールのかかったロングヘアと、エメラルドグリーンの澄んだ瞳が特徴です。
もちろん水着栄えするようにスタイルは抜群ですしね。
ところが、登場したあゆみは、水着ではなく、制服を着ています。
しかもわざわざタイツ姿で冬服を選んでいる様子。
実際にプールに入る前の打ち合わせ中は、ずっとその制服を着たまま話を聞き、頷いたりして反応していました。
ちなみに、テストと言っても、実際に着る役者さんが運用できる事を調べる為の実技練習のようなものなので、実は今回は僕以外はあゆみしかこの場にいません。
つまり、僕は万が一の対応をする人間であると共に、何も無ければ、ただただプールサイドであゆみの姿を見て悶々とするだけの役割、と言う事になります。
そうそう。
制服を着ているので、水着はいつ着る気なのか、と思っていたのですが、実は水着は既に着込んでいました。
つまり、僕との打ち合わせの間、あゆみはずっと、水着の肩ひもから、シャツ、ベスト、そしてジャケットの生地越しに呼吸を続けていた事になります。
水着を着てくればそれでいいはずなのに、わざわざ制服を着込むってのは、僕には理解しがたい事でしたが、あゆみがそうしたいと考えたのであれば誰も止める事はありません。
多分スカートの中に呼吸するよりも、呼吸を塞がれる感覚は強いはずなのですが、それでも苦しそうな素振りは見せず、それどころか可愛い女子高生としての態度を崩す事無く僕にもじゃれ付いてくるので、僕はパッドの中の息子がジンジンするぐらい立派になっていました。
ようやくプルーに入る、と言う段階になると、僕は彼女の着ている服を受け取る事になります。
脱いだ黒タイツを受け取ると、確かに体温によって暖かくなっているものの、中に呼吸しているときのような湿気は感じられません。
あゆみが股間から呼吸していない事を物語っていて、それはそれで切なくなりました。
ジャケットを受け取ると、確かに肩辺りの熱気は今までに感じた事が無いものでしたが、その下に着ているベストの方が更に熱気と湿気を帯びていました。
そしてジャケットの下、シャツの肩の辺りは、脱ぐ前からしっとりと湿って汗染みのようになっているのがわかります。
もちろん白いシャツの裏には紺色のスクール水着が薄っすらと透けて見えます。
リボンを外し、スカートを脱ぎ、シャツを脱ぎ、ようやく水着一枚となったあゆみの姿は、本当にスタイルのいい女の子。
何時もの事なのですが、そこに中の人の痕跡は一切感じられず、完璧な女性としてのスタイルを浮き立たせています。
これだけスタイルが良いのに、纏っている衣装が旧タイプのスクール水着、と言うアンバランスさが非常にエロティックで、これがもし本当の女性なら確実に欲情しているほどです。
いや、実際にこの着ぐるみ達のスタイルの良さにね二次元好きなファン達は欲情しますし、着ぐるみに対して特殊な性癖を持った人達であれば、子の中に入っている女性を想像して欲情しますし、僕のように内情を知っている人間であれば、これだけの見た目の中で、今でも確実に気持ち良く苦しくなっている着たのに対して、猛烈な嫉妬心と共に、その快感を想像して欲情してしまっています。
準備が完了したあゆみは、早速打ち合わせ通り水に入ります。
まずは梯子を降りて、一番浅いエリアに入っていくのですが、注目はちゃんと呼吸が出来るのかどうか、と言う点でした。
まずは恐る恐る、本来呼吸口がある辺りを水に潜らせていくのですが、あみの股間が水面に着水した瞬間の、一瞬腰がヒクリと反応した瞬間を見逃しませんでした。
事前レポートにあったのですが、水圧と言うのはやはり結構なものらしく、明らかに締め付けが増すのだそうです。
いくら北野と言えど、この経験は初めてだったのでしょう。
水によって股間のセンサーが水圧で締め付けられる瞬間は、相当に切なかったのだと思います。
それでもそのまましばらく水に潜った状態で呼吸を確認し、僕にOKサインを出します。
僕は頷いて、更にそのままテストを続行するように促すと、あゆみも頷いて、梯子を一番下まで降りて、プールの床に立ちます。
水が浸入していないことを確認する為しばらくそのままにしているのですが、あゆみの背丈とプールの水面の位置が絶妙で、僕はその光景を見ていられませんでした。
事前に読んだレポートによると、腰骨辺りに水面がある時、上向きに固定されている中の人のモノ、は竿の根元からカリ首の付近、場合によっては頭まで、揺れる水面のせいで水位が変化するのです。
凄く分かりやすく言えば、水面より下は圧力によって締め付けられ、その上は締め付けが緩む。
潜望鏡のように水面に顔を出した状態で隠されたモノは、水面の上下によってその締め付けを変化させられ、扱かれる事になるんです。
レポートを読むと、これは相当に気持ちいいらしく、テストしていた役者さんは水面が10回程度上下しただけで出してしまったのだそうです。
10回程度の水面の揺れなんて、あっという間です。
役者さんの快感耐性は相当に高いはずなのに、それでもあっという間に出してしまうほどに気持ちいいと言う事なのです。
水面に扱かれる感覚、と言うのが僕には想像も出来無いのですが、実際に今、北野はあの、あゆみの身体の中で、それをリアルに体験しているはずです。
それを思うと、北野が羨ましくて羨ましくて仕方ありませんでした。
実際、よく見るとあゆみの腰は、切なそうに反応している様子が分かります。
もちろん水の抵抗によって、実際に身体が押される事もあるとは思いますが、あの腰の動きはそう言う類の物ではなく、明らかに、逃れたいけど逃れられない快楽と戦っている下半身といえました。
ああやって水に浸かっているだけで、僕が見てるだけでも羨ましくなるような快楽を独り占めできるのですから、北野に羨ましさを感じない訳がありませんよね。
ただじっとしてるだけではなく、その水位のエリアを動いてみたりもしてます。
水面の変化だけでも10回で出した役者さんがいるぐらいの世界なのに、その上自ら動いて水圧がかかるんですから、きっとあゆみの中はトロけるような快楽で満たされているはずなんですが、相変わらずあゆみは可愛らしく存在するだけです。
しばらく動き回って、水着の水漏れも無い事を確認したら、徐々に深い場所に入っていきます。
水位がウエストラインを超える辺りまで来ると、さすがに下腹部を上下する水面に悩まされる事はなくなるはずで、少しだけ安心して見られるようになりました。
が、それも実はつかの間の出来事。
今度は大きな胸が、水面に締め付けられる事になるのです。
胸は、役者さんにとっては、息子そのもの、と言うよりも、更に感度が増した息子、と言えるほど気持ちのいい部位です。
それが、柔らかい感触のまま、水に締め付けられる。しかも水面は絶えず変化し、それによって締め付けられるエリアが変化し続ける。
更に胸は水によって揺れると言うオマケまで加わります。
実はこれもレポートに出ていましたが、先ほど10回の水面の揺れで出してしまった役者さんは、この後、この胸への水圧攻撃によって、出した10分後にはもう1度出してしまったそうです。
回復しただけでなく、更に出してしまった、と。
普通は1時間近く出すのを我慢させられる仕組みが組み込まれているはずなので、余程の事が無い限り短時間に2度も出してしまう事は無いはずなのですが、あのレポートを読む限り、この水着を着て水遊びをする着ぐるみの中は、その見た目の楽しげな雰囲気とは真逆とも言える、快楽の海に溺れている状況と言えるのかもしれません。
そんな状況にも関わらず、あゆみは胸まで浸かった状態で楽しそうに水をパシャパシャと引っ掛けるように手を動かして僕にアピールしています。
更に、手近にあった浮き輪に頭を乗せて、スッと力を抜いて仰向けに浮くようにリラックス。
いや、これもレポートにありました。仰向けでああやって水に浮くのは、お客さんに濡れた水着を見せてあげるいいアピールになる、と言う事で状況として必須なのですが、あれもあれで、実はリラックスしているようで相当に気持ちいいのだそうです。
胸は触れるし水によって常に圧力が変化します。股間部分も同様に水面の高さが絶えず変化する事で締め付けが変化する。
直立した状態だと、股間付近が責められる時は、胸は水上の高い位置にあり、胸が責められる時は逆に股間は水中に潜った状態なので、水圧の変化や、水面下と水上の水のラインによる締め付けの変化は感じられませんが、ああやって寝る事で、同時にその感覚と戦う必要があるのです。
ああやってリラックスしているように見えて、実はあゆみは相当に感じている事も間違いなく、実際足の動きが不自然に内股気味になる事が良く見られます。
何の抵抗も出来無い、快楽の水責めの中で、ああやってあゆみを維持するのは、北野を持ってしても相当に大変なのでしょう。
僕は5分毎にあゆみに対して体調、体力、システム等に問題は無いか確認するのですが、毎度何事も無くOKを出してきます。
本当は全く大丈夫じゃないはずなのに、あんな風に僕に対してOKを出すって、どんな気分なんでしょうね。
僕がレポートを読んでいる事も知っているはずですから、当然、今のあゆみの中で何が起こっているかを想像している事も知っているはずです。
そんな快楽の中で、見ている事しか出来無い僕に対して、ずっとプールで遊ぶ選択をし続けるのって、さぞや気分がいい事でしょう。
もちろんこれはテストですから、なるべく長くプールでの運用をしてみて、問題の確認をする、と言う意味では、中の人が頑張るのは当然なのですが、それにしてもあのOKサインの出し方は、明らかに僕に対して楽しさアピールをしているようでした。
テストですから、楽しいかどうかは関係なく、純粋に活動可能かどうかの調査をするだけでいいのに。
結局30分程のテストの後、今日のテスト工程は終わりとなります。
プールから上がったあゆみにタオルを手渡すと、身体を拭くのですが、何故か肩のあたりは最後に拭いていました。
いくら防水になっているとは言え、水分を含んでいると呼吸がしにくくなるのは間違いなく、つまり真っ先に肩を拭くべきなのに、わざわざ最後におまけ的に拭くんですよ。
しかも肩を拭いても髪が濡れているから、ロングヘアが肩に乗り、あっという間に水着は水で濡れてしまいます。
「ねえ。髪の毛拭くの手伝おうか?それだと直ぐに肩が濡れちゃって苦しくなるでしょ?」
僕が親切に言うのに、あゆみは少ししゃがんで僕を下から覗き込むようにポーズして首を傾げます。
まるで
「何でそんな事を気にするの?」
って言ってるように。
気にするなと言われても無理な話ですが、確かにそれは、あゆみ自身が問題に感じれば自ら言ってくる話。僕が気にしすぎても仕方ないのです。
「わかったよ・・・じゃあ今日のテストは完了でいいのかい?」
僕が渋々答えると、あゆみはウンウンと頷きます。
「じゃあ、そろそろパッキンを外す?」
僕はあゆみに聞きます。
パッキンと言うのは、お尻の割れ目を空気で閉じている仕掛けのことです。
これを外さないとあゆみの中から北野が出てくるのは非常に難しくなるので、まずはこのパッキンを外す必要があるのです。
が、このパッキンを外す作業は、基本的には僕ら外部スタッフの仕事と言われています。
これが実はとても嫌な仕事なんですよ。
僕からすれば、何でこんな仕組みにしたのか理解できません。そのぐらい僕はやりたくない仕事でした。
あゆみは、ウン、と頷くと、床に仰向けに寝そべります。
僕はあゆみの横に座ります。
「じゃあ行くよ?」
僕の言葉にあゆみはゆっくり頷きました。
僕は、手をあゆみの両胸に伸ばすと、その大きな胸をマッサージするように揉み始めます。
実は、パッキンを外す仕組みと言うのが大変問題なのです。
パッキンは、お尻の割れ目に装備されているラバーバッグの膨らんだ空気の圧力で締め付けている仕組みでした。
その空気は中の人呼気を利用しています。そして、一旦バッグが膨らんだら、何らかの方法で空気を抜かないとずっとバッグから空気が抜けない事になります。
その空気を抜く作業をするには、胸の奥に仕込まれたポンプを使う必要があるのです。
このポンプを、胸をマッサージする事で駆動し、バッグの中の空気を抜いて、全部空気が抜け切ったところで、股間に装備された豆粒ぐらいの突起を押してバルブを開いた状態でロックするのです。
こうする事で、バルブが開いたラバーバッグは呼気を溜め込まなくなり、出入り口を開く事が出来るようになるのです。
この操作は、もちろん役者本人がやる事も可能です。
が、胸をマッサージするように揉む行為は、いわば着ぐるみの女の子にとってオナニー行為とみなされ、快感の制御が全く働かなくなるのです。
ですから、そのままマッサージを続けると、中の人の呼気は荒くなり、その上快楽によって手に力が入りにくくなる為、役者さん自らがパッキンを外す行為は効率が悪いのです。
そこで、僕らサポートスタッフの出番です。
パッキンを外す一連の作業を僕ら外部スタッフが行う事で、役者は快感に耐える事に専念できる上に、快感によって手の動きや力が緩む事が無い為、効率よくパッキンを外す事が出来る訳です。
僕から言わせれば、そんなの役者が頑張って外せばいいじゃん、と思うのですが、どういう訳かパッキン外しの作業は僕らがやる事になっていました。
イケばしばらく萎えてるからその間に外せばいいと思うのですが、イクとむしろしばらく呼吸は荒くなる傾向があるので余計に時間がかかるそうで、強制的に空気を抜く事が出来る外部の人間による作業、が効率的なのだそうです。
まぁこう言う決定の多くは役者の意見が入っているそうですし、テストキャラクターは今の所あゆみだけですし、と考えると、つまり北野が提案した可能性は高く、北野は最初から僕にやらせるつもりだったのでしょう。
ですが、仕事として指示されている以上、手を抜く訳にも行かず、僕はあゆみ胸をマッサージするようにして中に入ったポンプを駆動します。
シュコーーッ
シュコーーーッ
ポンプの駆動により、肩の部分から空気が漏れ出ている音が聞こえます。
もちろん実際には股間から空気が排出されているはずですが、水着を着ている状態ですから、肩まで空気が導かれてようやく外に漏れているのです。
しかも、わざとなのかは分かりませんが、長い髪がわざわざ肩にかかってます。
普通に考えれば、寝ているのですから全ての髪の毛を背中側に持っていけばいいはずなのに、わざわざ髪の一部を肩にかけているのです。
そんな状況ですから、空気は全て肩に乗った髪の合間から漏れ出ていると言っていい状態でした。
ポンプがバッグ内の全ての空気を抜くと、ポンプを揉む圧力が変化するのでそのタイミングを狙って股間のバルブ開放の突起を操作する事になります。
ポンプを駆動している間のあゆみは、寝たままじっとしているのですが、明らかに呼吸が荒くなっているので、ポンプによって空気を抜いてもバッグの中は徐々にしか空気が抜けません。
それに、そのマッサージが余りに切ないからなのか、最初は開いていた手のひらが徐々に握られて行き、両足も軽く開き気味だったものが徐々に内股気味になります。
時々切なそうに腰がヒクリと反応したりするその光景と、それでも歩みは可愛らしく微笑んでいるだけと言う見た目とのギャップに、外から見て、実際に胸を揉んでいる僕は、あゆみの中が羨ましくて仕方ない状況です。
仰向けに寝ているあゆみの股間はスッキリとしていますが、この水着で包まれた裏に固いモノが存在し、それは今でもあゆみと水着と、そして僕の手が産み出す快楽を独り占めしているはずです。
それがどれ程気持ち良さそうな行為だったとしても、僕の目には全く見えず、全てはあゆみの下半身の中に隠された秘密。
知っているのはこの中にいる北野だけなのです。
こんなに可愛い女の子の中で、そんな羨ましい行為を独り占めして、僕には全くその状況を見せてくれないのです。
しかも彼は僕なんかよりずっといいお金を貰って仕事しています。
立場の差を思い知ると共に、僕も早くこう言う着ぐるみの中に入る仕事をしたい、と、改めて思ったのでした。
胸のマッサージを続ける事約10分。
ポンプが小さいとは言え、ラバーバッグの空気を抜くのにこれだけの時間が必要なのです。
10分近く連続で、最高レベルの快楽を与えられ続けると、その吐息の量はポンプの力でも10分近くの時間を必要とするんです。
もしも自力でこれをやるなら、もっと長い時間が必要なはずで、そう考えると確かに役者がやるよりサポートがやる方が効率はいい作業といえました。
ですが、10分近くこんな羨ましい光景を見せ付けられながら、中の人が喜ぶだけの快楽を自分の手で与え続けなければいけない、なんてのは、僕から言わせればただの罰ゲームです。
そんな罰ゲームのような作業がようやく終わりを迎えます。
胸を揉む手ごたえが急に無くなったのです。
空気を排出し終えた、と言う事でしょう。
僕は素早くあゆみの股に手を伸ばし、股の敏感そうな場所を水着の上からまさぐって豆粒状の突起を探します。
丁度女性の突起が存在する辺りにその突起はあるはずですが、水着の上からだと大変探し難いので、どうしてもその付近を弄って探す事になります。
水着をずらして直接触れればそれはそれで簡単な気もしますが、手順として水着越しに行う事になっているので、仕方なく水着の上からの作業となります。
濡れた水着の手触りが何ともエッチですが、これを着てるあゆみは、ずっとずっとその感覚を味わい続けている事になります。
濡れた水着の重みと締め付け感は、僕は全く未知の世界ですが、その手触りから言っても、相当に気持ち良くなりそうな感じです。
こんな物を着て、あゆみの身体にいくつも存在する敏感な部位を締め付け、擦り続けているのですから、その着心地は相当に切ないはずです。
それと、股間の辺りを弄って改めて実感したのは、ここから呼気が漏れている様子が全く無いと言うこと。
防水機能は完璧で、そのおかげで水着から空気が漏れ出る様子は無く、でも触れると、裏で空気が対流しているのが感じ取れます。
肌と水着の間にイボイボが作った僅かな空間を、必死に空気が行ったり来たりしている様子が布の振動で分かるのですが、それは相当に苦しそう。
もちろん僕が触っていることで余計に感じて呼吸が荒くなっているはずですが、あゆみはじっと寝ているだけです。
あゆみの股間を弄り始めて15秒ほどでしょうか。
ようやく突起物を見つけます。
明らかに手の感触が突起物を捕らえた感触に変わったその瞬間、あゆみの太股が一瞬キュッと閉じられる動きを見せます。
と同時に、腰が切なくヒクっと反応します。
もちろん、これは僕の手があゆみの敏感な部分を捉えている証拠でした。
バルブを開くスイッチでありながら、感じやすい部位としてそのスイッチが存在する為、ここを押すたびに物凄く感じる事になる訳です。
僕はそのスイッチを押し込むようにググッと力を入れると、カチッと言う感覚を感じます。
スイッチがロックされて、バルブが開いたと言う事のようです。
「バルブ開いたよ」
僕がそう言うと、あゆみは、まるで何事も無かったかのように身体を起こします。
ただし、股間から漏れ出る空気はその裏にある羨ましいほどの快楽が産み出した後の苦しみを想像させるに十分な荒さです。
あゆみは、自らの手を水着が覆っているお尻の中に突っ込むようにして、実際にパッキンが外れている事を確認します。
確認できたあゆみは、ウンウンと満足げに頷いて、スッと立ち上がり、プールサイドに置かれた制服を着始めます。
「えっ・・」
僕は驚いていますが、あゆみは気にする様子も無く、元々着ていた制服を着始めました。
身体は乾いているとは言え、タイツを穿くと、まだ濡れている水着の水分が染みて見る見る色が変わっていきます。
もちろん今はあそこから呼吸している訳では無いので、濡れたとしても動き難さが増す程度でしょうが、逆に言えば動き難さは増していると言えます。
シャツを纏いボタンを留めると、その動き難さは更に増している気がします。
白いシャツが水着の水分により裏に隠された水着を透けて見えさせるのです。
同時に、殆ど伸縮しないはずのシャツの素材が、水のせいで身体に密着するように張り付いていきます。
もちろん、肩も、水着の肩ひもによって濡れ始めるのですが、水着側はそこが濡れていても通気出来る加工がしてありますが、シャツ側は普通のシャツです。
濡れれば極端に通気性が悪くなって、呼吸が非常にやりづらくなるはずでした。
実際、シャツを羽織った後のあゆみは、おなかの動きが明らかに大きくなっています。
「ねえ。苦しいなら無理しないで服は持って行けばいいんじゃないの?」
サポートスタッフとして、僕が当然とも言える提案をすると、あゆみは、僕の方を向いて、手のひらを自らの口元に持って行き、クスクスと笑うような動作をします。
まるで
「何を気にしてるの?」
と言わんばかりに。
僕はその態度を見て、酷く落ち込みます。
確かに、苦しそうな呼吸を心配したという一面はありますが、それ以上に、そんなに苦しそうな姿を僕に見せ付けているあゆみの中が羨ましくて仕方なかったからです。
目の前には、あんなにも羨むような場所があるのに、僕はその外から眺めて心配する事しか出来無いのです。
そんな僕の気持ちを知っているのか知らないのか、あゆみは淡々と衣装を着ます。
普段以上に衣装を着るのに時間がかかっている理由は、水着が濡れている為に衣類が水分によって滑りにくくなっているせいなのは明らかですが、あゆみの態度は、まるでそれが当たり前であるかのようです。
それでも、スカートの巻き付くウエストの辺りを見ると、ハッキリと普段より激しい呼吸の動きが見えます。
お腹の動きは殆どが補正されているはずなので、それでもあれだけ動くとしたら、あみの裏側の息苦しさは相当な物なのでしょう。
可愛らしい着替えを続けるその見た目からは、普通の人は想像もつかないはずですが、可愛らしく微笑むあみの顔は、その周りに大量に存在する空気をその中から遮り、裏にいる人間には与えて貰えません。
代わりに、あゆみの顔の中には、シャツやベストやジャケットに覆われた内側に着た、濡れた水着の肩口に存在する呼吸エリアを通して、今や、水着だけで無く、タイツやスカートによって完全に隠されている、あゆみの股間に存在する呼吸口から取り込まれた空気が送られるのです。
それがどれ程苦しいのか、僕には想像しか出来ません。
ですが、あゆみの中にいる北野に同情するどころか、堂々と、そんな可愛らしいあゆみの中で、そんなに苦しそうな呼吸経路での呼吸を許される事が羨ましくて仕方ありませんでした。
普段なら、タイツやパンティー越しにスカートに遮られた空間に充満した蒸れた空気が、どんな香りで、どんな息苦しさで、中に伝わっているのかを悶々と想像する自分がいるのですが、今日は、制服のジャケットの肩の辺りに篭もっているであろう空気が気になって仕方ありませんでした。
長い髪が肩にかかっている為、恐らくはあの髪のいい臭いも、中で呼吸する空気に、ほのかに混じっている可能性もあります。
普段の着ぐるみの中にいたら感じる事の無いはずの、美少女のいい臭いが、もしも中に伝わっているとしたら、それは普段とはまた違った興奮に繋がっている可能性もあります。
猛烈に息苦しくて頑張って呼吸すると、その空気には、外にいる人だけが感じる事が出来るはずの、あゆみのいい香りが含まれている。
スカートの中の籠もった呼気も羨ましいと思っていたのですが、たまにはこんな臭いも興奮するんじゃ無いかなぁと思ってしまうんです。
服を着終わったあゆみは、僕の前で
「どう?」
と言う感じで、両手で軽くスカートをつまんで広げて、足を軽く曲げて可愛らしくポーズします。
普段ならスカートに目が行ってしまう僕ですが、今日の僕は、彼女の肩の辺りに目が釘付けになっていました。
僕が悶々とした感情を抱いている事に満足したのか、あゆみはウンウンと頷くと、颯爽と、そして可愛らしく、あくまでもあゆみとしてこの部屋を後にしました。
僕はこの後、いくつかの書類に報告書を書いて、今日の仕事を終えたのですが、あゆみは楽屋に戻った後、どのぐらいの間あゆみとして存在していたのか、気になって仕方がありませんでした。
僕の想像だと、北野があゆみの密閉から解放されたのは、あの後かなり経ってからだと思っています。
楽屋で、あの状態のあゆみの身体を自由に楽しめるのですから、そりゃー体力の限界まで楽しんでいる気がしますが、その真実は北野しか知りません。
後に、ホビー21で運用が始まったこのキャラクター達のプールのショーは、もちろん僕がメインのサポート役となりましたが、毎回バルブの開放の仕事が一番ツライ時間でした。
僕にバルブを開けてもらう中の人は、さぞや素敵な時間を過ごしているんだろうなぁと思うと、悔しくて羨ましくて仕方なかったんですよ。
僕より高いお金を貰って、僕があんなにも気持ちよそさそうで苦しそうな行為を手伝ってあげなくちゃならないんですから。
裏方って嫌な仕事ですよね。
でも、僕は頑張ります。いつかきっと僕も、あんな羨ましい立場になれる事を信じたいから。
-おしまい-
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