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巨大総合ホビーショップ「ホビー21」では、毎日店内のあちこちで、色々なキャラクター達のグリーティングやショーが行われています。
キャラクターの多くは、一般的に言う着ぐるみ、を利用した物で、その中にはデパートや遊園地にいるような、主に布やFRPを利用して作られた着ぐるみです。
ですが、ホビー21で見る事の出来る着ぐるみの中で、美少女型の着ぐるみについてだけは、他の着ぐるみとは様相が違いました。
ビキニの水着姿でも、その身体や首につなぎ目や隙間らしい物は一切見えない全身一体型のゴムのような特殊な素材を使い、全身を覆ったその着ぐるみは、まさにアニメやフィギュアの世界からそのまま飛び出した動く人形と言える物でした。
子供にはそのリアリティーまでは理解出来ないのですが、それでも好きなキャラクターを見られると大人気。
大人にも、そのリアルなキャラクター達の造りを見て、アニメのキャラクターに憧れるように、純粋にそのキャラクターに憧れを持つ人が大勢いました。
そして、ごく一部ではありましたが、この特殊な着ぐるみの構造から、中に入っている役者さんの過酷な様子を想像する、フェティッシュなファンも存在していました。
なにしろ、出入り口が見あたらず、呼吸口も視界の穴も見あたらないのです。いったいどうやって、中に人が入り、どこから外を見て、どうやって息をしているのか。ゴムのような素材を全身に纏っての長時間の操演に、中の人はどれ程の蒸し風呂を味わっているのか。
それらを想像し、楽しんでいる人達がいるわけです。
ホビー21では、もちろんそう言ったファンの存在も知っていました。
そして彼らは他のファンに比べ、着ぐるみのファンとしての特殊なお金の使い方をすることも理解していました。
今回、そんな彼らをメインのターゲットにしたショーが、アダルトホビーコーナーで開催される事になったのです。
アダルトホビーコーナーは、基本的にはアダルトグッズやコスプレグッズ、DVDやブルーレイと言った大人が対象の商品を扱うコーナー。入場には当然身分証明が必要なのですが、ここをグリーティングする着ぐるみは、いつも、色々と想像力をかき立ててくれる、中の人が大変そうな着ぐるみなので、その手のファンには大変な人気エリアでした。
そして、そんな大人達に向けて企画されたショー。
それが、「魔法戦士プリティーモア・キャラクターショー」でした。
プリモア、と略されるそのキャラクター達は、総勢3人。
リーダーのレッドモアこと赤野夢世。
知性のブルーモアこと青海聖佳。
そして元気のイエローモアこと黄崎光。
彼女達は、普段は女子高生として生活しながら、地球侵略を目論む異星人、ヒソクウダー達と戦うのです。
と、ここまでが、プリティーモアの説明です。そしてここからがこのショーのミソ。
実はこのショー、ただのショーじゃありません。何故アダルト向け、のコーナーで開催され、着ぐるみに対してフェティッシュな感覚を持った人達をメインターゲットにしているショーなのか。
もちろんショーの最中にエッチなシーンがあるわけではなく、実はショーの内容は子供が見ても問題は無い物です。
ですが、それを見たマニア達が股間を固くしてしまう可能性があることをショーの企画者は理解しています。
ですから、子供の入ってこられないエリアで開催するのです。
どんなショーなのかは、追って説明しましょう。
このショーは毎週末土日に開催され、1日2回。1回50分程のショーと、サイン会、撮影会がセットになっています。
1回分の全てのスケジュールは、見に来る人達の数にもよりますがざっくり2時間。
インターバルは1時間半ぐらいあるのですが、当然その間、役者さんは着ぐるみから出てくる事はありません。
開始前にスタンバイし、全てのショーが終わって着ぐるみの外に出るまでは、少なく見積もっても6時間半近くかかるので、ホビー21の着ぐるみの中でもかなりの長時間操演になる為、役者さんには相当持久力と操演力と、何かあった時の対処能力に優れた優秀な人達が選ばれています。
このショーは、既に開催が始まって2週間ほど経過していますので、合計8回のショーが終わっています。
その結果、いろいろな問題点が分かり、僕はそのサポートとして、今回新たにこのショーの担当になりました。
申し遅れましたが、僕は成田行夫。ホビー21では珍しい立場になるんですが、着ぐるみの役者を目指して訓練中の身です。
訓練中ですから、テスト的に着ぐるみに入った事はあり、着ぐるみがどれ程過酷な世界かも知っています。
ですから、大変な現場で、数少ない中身の事情を理解出来るサポート係として、時々ですが、こうやって実際の現場に配属されるんです。
ですが、僕はこの仕事があんまり好きではありません。
着ぐるみの裏側を知っているので、そう言う着ぐるみに対してサポートするのが嫌なんですよね。
皆さんもご存じですよね?ホビー21の着ぐるみが、どういう着ぐるみで、中の役者さんがどんな状態にあるかって。
知らない人は(こちら)を見てみましょうね。
あれだけ凄い環境に身を置いて、女の子として存在する。
そんな人達を間近でサポートするんですから、これがどれ程悔しいか、想像つきますよね?
僕だってもうちょっと頑張れば、その裏側に行ける。そう思って頑張っているんですけど、あとちょっと何かが足りない。
僕の友達の中には、さっさと役者さんになって、すっかり僕が羨む世界を独り占めしている人達もます。
僕はそんな友達の入る着ぐるみをサポートした事も何度もあるんです。
そう言う経験からも、こうやって着ぐるみのサポートをするのは凄く嫌なのですが、今回は特に、着ぐるみに対してフェティッシュな感情を持った人達をターゲットにしたショーだと聞いていましたので、益々そう言ったショーのサポートには気が滅入りました。
ですが、これも仕事です。
嫌でもやらないと、役者としての訓練すら受けさせて貰えなくなります。
なので、こうして今日からの仕事に挑む事になったんです。
僕が指示された業務開始の時間は11時50分でした。
ショーの開始が12時でしたから、僕はその10分前からの業務となります。
ホントは11時から各種準備が始まると聞いていたのですが、僕にこの業務を割り当てたマネージャさんが、初日だけは11時50分に行くように、と指示したんです。
その言いつけを守って11時50分の、5分ぐらい前に現場に到着すると、そこには既に着ぐるみがスタンバイ出来ていました。
適役の着ぐるみも全て女性タイプなので、中々艶めかしいのですが(悪役の方がコスチュームが艶めかしいんですよね)、主役の3人の何とも言えない雰囲気に嫌な予感を感じていました。
レッドモアこと赤野さん、ブルーモアこと青海さん、イエローモアこと黄崎さん、彼女達は、高校生らしいブレザー型の制服に身を包んで、椅子に座ってくつろいでいる様子。
制服は、白と濃紺を組み合わせた凄くファッショナブルな物で、それこそ18禁アダルトゲームに登場しそうな可愛くて、それでいてちょっぴりボディーラインが浮き出ていて、エッチっぽく見える衣装でした。
それぞれ髪の毛の色は、赤、青、黄色。赤野さんがミドルヘアのフワフワな感じ。青海さんはストレートの超ロング。そして黄崎さんはツインテールでした。
瞳の色もそれどれのカラーに合わせてあり、顔の作りの雰囲気も、赤野さんが一番ノーマルに可愛らしい感じ。青海さんはちょっと大人っぽく知性を感じさせる美人。黄崎さんが一番可愛らしくて年齢もちょっと幼く見えるんですね。
設定資料を見ると、赤野さんが身長は157センチ、バスト80センチ、ウエスト56センチ、ヒップ83センチ。青海さんは身長160センチ、バスト90、ウエスト55センチ、ヒップ85センチ。黄崎さんが身長152センチ、バスト73センチ、ウエスト57センチ、ヒップ78センチ。
一番スタイルがいいのは青野さんで、一番幼いのが黄崎さん、と言う設定のようですね。背丈はみんなそれ程大きく変わらないようですが、明らかにスタイルは異なり、設定年齢はみんな同じはずなのに、明らかに青野さんが一番お姉さんぽくて、黄崎さんは中学生ぐらいにしか見えません。
椅子に座ってくつろぎながら、本を読んだり、お互いを見つめてウンウンと頷いたりしています。
会話が交わせない着ぐるみの特性から、女子高生の賑やかな感じはありませんが、仲は良さそうに見えます。
ですが、彼女達の裏は相当過酷です。
これから6時間以上、彼女達の中にいる役者さんは、彼女達から出てくる時間はありません。まだ始まる前ですがこれから始まる長丁場を前に、イケる回数を自分自身に相談しながら我慢を続けているはずなのですから。
幸い、3人ともスカートは女子高生らしく短いので、スカート内に空気が籠もる量は少なそうですが、それでも長時間あの姿でいるのは楽なわけではありません。
また、青海さんについては黒いスクールタイツを穿いているようで、これも息苦しさを増している気がします。
他の二人は黒のオーバーニーソックスのようですから、多少呼吸は楽な気がしますけどね。
悪役の方は3人。
1人は爬虫類のような鱗を持ったグリーンのボディーの女性。ミルスネークと呼ばれている彼女は、ボディーの上から黒っぽい色の、革で出来たレオタードを纏っているようです。
ミルスネークは革っぽい衣装なのですが、呼吸はどうやっているのか不明です。ホビー21の着ぐるみであれば股間から呼吸が基本なのですが、皮で隙間無く覆われたらさすがに呼吸は出来なくなるので、皮膚から入る空気に頼る事になるはずですから。
ですが、ボディーの雰囲気から言って、通常のホビー21の着ぐるみの感じではないのですね。いったいどうやって呼吸しているのかは不明ですが、彼女もまた、椅子に座ってくつろいでいるようです。
彼女の立場は実行部隊のリーダー。部下となり実際にプリティーモアと戦うキャラクターに指示を出す役です。
もう1人が、その戦う実行部隊となるキャラクター。赤と黄色の羽が印象的な鳥類のような姿の女性。バードリーと呼ばれています。
腕全体に羽が生えているので、両腕を水平に持ち上げると、ムササビのように羽を広げる姿になるんですね。
全身を羽毛が覆っている為衣装は着ていませんが、もしも僕の想像が確かなら、あの羽は相当に役者さんを苦しめている気がします。
なにしろ女性の凹凸全身に、羽毛が植えられている訳です。温度に関してもダウンジャケットのように体温を逃がさない効果があるでしょうし、なにより毛が身体の動きに合わせて揺れるんです。もしも彼女の身体が他のホビー21のボディーと同様のセンサーを持っているとしたら、その羽の動きは中の人を快楽の蟻地獄へ引きずり込んでいるはずでした。
ですがもちろんバードリーもくつろいでいる様子。僕の想像は外れているのでしょうか?
最後の1人が悪の幹部役。クイーン・ラフレシアン。
彼女は一応人間の身体を持っていますが、ボディーの色は紫。そして、纏っている衣装は黒と赤を基調にした、エナメルで出来たロングドレスです。
この衣装を見て、ラフレシアンの裏を想像すると、多分息の苦しさでは今日の6人の中でもトップな気がします。
スカートのデザインは典型的なAラインのドレスで、ウエストがギュッと絞られ、バストは胸元に大きく開きがあるのですがしっかりと締め付けられ、肩や背中には悪魔のような羽が生えていて、悪役を強調しつつも豪華で近寄りがたい迫力がありました。
Aラインのスカートは完全に床に裾が付いているので、普通にしていると空気は外に漏れる事はありません。
この点はこのようなドレスを纏った他のキャラクター全てに共通の苦しさなのですが、彼女の衣装がエナメルであるが故、その通気性の無さと、保湿性、保温性の高さから、きっと裏の世界は地獄のような気がするんですよね。
スカートのボリュームから言っても、裏にかなりのボリュームのパニエを穿いてるはずです。
その状態で、悪役として、格好良く振る舞うのですから、それはそれは苦しい気がするんですよね。
ですが、もちろんラフレシアンも落ち着いてじっと椅子に座っているようです。
僕はスタッフの1人に段取りを確認すると、まずは見ててくれと言われました。
全体の動きを見ておいて、2回目のショーから実際に動いて貰うから、と。
と言うわけで、何故か僕は観客席の側でショーを見る事になってしまいました。
確かに客観的にショー全体を見ておく事で、広い視野を持って見渡せるメリットはあるのですが、それなら当日ではなく別の日にそうさせる方がいい気がするんですよね。
その方が効率もいいし。
まー、僕が自主的に事前に見ておけばよかったんでしょうけど、さっき言ったように、フェティッシュな感情を持った人達をターゲットにしているショーです。そんなショー、仕事でもなければ、見たいなんて思うわけ無いじゃないですか。
ですから、いろいろな成り行きで、今回初めてこのショーを観覧する事になったわけです。
それにしても、あんまり事情を知らずに配属されてしまった為、どういうストーリーになるのかは分からないまま観覧するのですが、一つだけ気になっている事がありました。
このショーは、プリティーモアに変身するシーンがあって、そこから先はプリティーモアが戦うんですね。
と言う事は、何処かにプリティーモアの着ぐるみが待機していないといけないはずなのですが、少なくとも今回の楽屋にはそれらしき着ぐるみはいませんでした。
ホビー21がフェティッシュな人達向けに作ったショー、ですから、嫌な予感がしました。
僕はセットを見渡し、そこにじっと人が隠れられそうな場所をくまなく探してしまいました。
まさかとは思いますが、木の中や、椅子、その他の大道具の一部に、既にスタンバイしたプリティーモアが入っているなんて事は無い、と信じたいのですが・・・・
そんな心配をしているうちに、ショーが開催されます。
平和な音楽と共に、主役の3人が学校帰りの些細な女子高生の会話を楽しんでいる感じです。
3人とも楽しそうに演技をしていますが、ただああやって動く事だって、決して楽なはずは無いので、その裏を考えると既に悶々としてしまう自分がいます。
彼女達が所属する軽音楽部での色んな話が出ています。
そんな中で、青海さんがベースを美味く弾けない、と自分の中で葛藤し、思い悩んでいるようでした。
彼女の心の乱れを感じたラフレシアンは、部下であるミルスネークに、今が敵を倒すチャンスだとけしかけます。
ミルスネークは自分の能力を使い、自然界にいる鳥を、自らの部下、バードリーに仕立て、彼女達を襲う事になります。
この辺りまでは、良くあるお約束の展開とも言えました。
そして着ぐるみが悩ましい事を除けば、これをフェチ向けとすると、他のエリアでやっているショーも相当にフェチ向け、と言える内容でした。
ですが、ここからが僕も驚いてしまう展開の連続でした。
彼女達が変身するシーンがやって来ます。
「変身よ!」
「うん!」
「ええ!」
みんなでタイミングを決めると、次に変身のかけ声。
まずは、赤野さん。
「マジカルチェンジ!!」
ステージが赤くフラッシュし、ステージのセンターで決めポーズを取る赤野さん。
「レッドモア!!」
そう叫んだ瞬間、赤野さんの身体から、レッドモアが出て来たのです。
僕は一瞬目を疑いました。瞬間的に入れ替わる手品でしょうか?
変身は次々に行われます。
「マジカルチェンジ!ブルーモア!!」
「マジカルチェンジ!イエローモア!!」
彼女達の変身を見て、変身の仕組みが分かりました。そして、それはあまりにも切ない変身でした。
彼女達は、プリティーモアの着ぐるみの上から、簡単に脱げる仕組みを備えた、女子高生3人組の着ぐるみを着続けていたのです。
決められた立ち位置に立つと、アンカーがそれぞれの着ぐるみのボディーを一瞬で左右に引きはがして、中に入っているプリティーモアを露出させる仕組みでした。
脱いだ衣装と身体は床にに転がっているのかと思ったら、アンカー毎引っ張られ、床に開けられた専用の取り込み口に吸い込まれているのが見えます。
多分ですが、両足にアンカーを引っかける装備があり、そこにアンカーをかけてポーズを決めると、アンカーが自動的に引っ張られて、着ぐるみが左右に割れるように引き剥がされるんです。
もちろん衣装もそれに追従して分裂出来るように作られているんでしょう。
つまり彼女達は、楽屋で女子高生3人組として存在していましたが、その裏側にはプリティーモアがいたのです。プリティーモアの衣装毎、女子高生に詰め込まれた状態で。
外側の女子高生の着ぐるみも、見た目はホビー21のいつもの着ぐるみと遜色ない出来でした。
その表面に何処まで感覚があるのかは知りませんが、少なくとも裏にプリティーモアを衣装毎着ている事が全く外からは分からないぐらいですから、細胞の補正能力は持っているんでしょう。と言う事は皮膚感覚もあると考えた方が自然です。
そしてもちろん、今ショーを闘うプリティーモアその物も、ホビー21の着ぐるみですから、皮膚感覚も持っている。
2重に着ぐるみを纏った上で、それぞれの着ぐるみの皮膚感覚と衣装を感じ続けている。これがどれ程苦しい事か想像出来ますか?
ミニスカートだから苦しく無さそうだ、なんて言ってしまった自分が恥ずかしい。
あの姿でも、多分エナメルのドレスと遜色ないぐらいに苦しいはずですから。
しかも、プリティーモアの衣装は、まるで何処かのアキバ系アイドルグループのように、カッチリと動きにくそうな制服をヒラヒラやキラキラを沢山使って飾ったような、見た名以上に着心地が嫌らしそうな物。
スカートのプリーツ感も、ジャケットの窮屈そうな感じも、見るからに相当な物で、あれを着てアクションをするのはかなり演者の快楽に対する我慢を要求しそうです。
そんな衣装を、女子高生の身体の中に押し込めていたのです。女子高生の身体にあの衣装を押し込めると、スカートだってきっと股の間に入り込んだりしていたはずです。胸だって衣装毎締め付けられながら揺らされていたはずです。
そんな物を感じながら、女子高生として楽しそうに振る舞う。
それは想像しただけでクラクラしそうな程、悩ましい快感に違いありません。そして彼女達はついさっきまで、そんな世界にいたのです。
プリティーモアは戦います。
最初は善戦するものの、途中、バードリー達が苦戦する様子を見たラフレシアンが、彼女の必殺「ラフレシアンスメール」を浴びせ戦力をダウンさせます。
その結果、予想以上にバードリーとミルスネークは手強くなり、徐々にプリティーモア達を苦戦し始めるのです。
倒れ込んだプリティーモアのスカートの中がチラチラ見えるのはお約束。ですが彼女達はそれぞれのイメージカラーのタイツを纏っているので、タイツ越しに薄く下着が透けているのが見えるだけです。
もしも、先程の女子高生の身体の中で、プリティーモアの穿いているスカートが行き場を失い、一部が股間に入り込んでいたとしたら、中の人は、プリティーモアの股間から、下着、タイツを超え、さらにプリーツスカートの布を超え、ようやく女子高生の身体の股間に開いた呼吸口を通過し、その女子高生の穿いている下着を超えて、周りをカバーするスカートの中に呼気を籠もらせていたのです。
青海さんに至っては、さらにタイツも超えなければいけません。
ホビー21の着ぐるみに限って言えば、それでも呼吸が出来るように、布の素材や呼吸口を工夫しているはずでした。
全く呼吸出来ない状態だと皮膚からの空気に頼る事になりますが、設計上、股間からの空気を吸えるようにするはずで、それはつまり、中の役者さんがその股間から吸う空気を感じる事で興奮を煽ると言うのも計算に入っているんです。
何層もの、女性が下半身に纏うはずの布を通過し、その香りをたっぷり含んだ空気を呼吸する。
それがどれ程苦しくて、どれ程興奮を誘う香りなのか、想像したくないぐらいに羨ましく感じてしまいました。
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