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『普通に座っているだけでも、あそこがキュンキュンしちゃうんです。体は変に力んじゃんうし、この子おかしいぞって思われないか心配でした』
ふむ。
『ホラーのテレビゲームをいっしょに遊んでいたから、怖がるフリで座ってる彼の膝に覆いかぶさったんです』
うむ、続けて。
『彼の股間、大きくなってました。わたしに魅力を感じてくれてるんだって思うとすごく嬉しくなって、もっと気持ちよくなってもらおうって』
ううむ、そうか。
『彼を仰向けにしておちんちんの上にまたがりました。そのときスカートをめくられて、わたしの下着を見られちゃいました。おつゆでビショビショの下着を』
ああ、前に付けた機能のあれか。
『彼、それを見てどう思ったのかな。なんて考えるとよけいエッチな気持ちになって、わたしはあそこをこすり付けたんです』
なるほど。
『彼はあっという間にイッちゃいました。お股の空気穴を通って、エッチなミルクの臭いがしました』
私は興味本位に詳細を聞き出そうとしたことを後悔していた。信用できる人物に、自主練習を手伝ってもらったという近況報告がノロケ話だったからだ。ちなみに、この頃の定期メンテナンスでは早々に着ぐるみを着用してもらうようになっていた。私が口頭で質問し、話せない彼女は研究室のパソコンでテキストを打ち込む。
『彼が帰ったあとも、汚されたパンティーを脱ぎませんでした。彼のあそこを拭くときに使ったティッシュをお股にあてて、夜になるまで嗅いでいました』
全く、呆れたものだ。練習して慣れるどころか、着ているとタガが外れたようにいやらしいことばかりするようになっているではないか。私というものがいるというのに男なんかにすり寄るなんて。それできっと君はその晩、盛り上がるだけ盛り上がったあと、ひとりでスッキリ出したのだろう。
『え、出すってどういうことですか?わたし女の子ですよ。そんなのしません!何もしなくたって、ずっとずっとエッチな気持ちなんですから。わたし、もう一生葵でいたいんです』
着用時間を伸ばすことを目標に開発した今回の仕組みなのであるが、思わぬ副作用、いや効果が発揮されているようだ。
さて、結局青年は新しいスーツを「乗りこなす」ことが出来るようになったのか?その答えはイエスである。しかし他の操演者はそうではなかった。まず大半がインナースーツの突起を拒んだ。残りは刺激に耐えられずにギブアップした。面白いことに最初はまっぴらだと言っていた何人かは、同僚達が試着し快感に打ち震える様子を見て試してみてもいいと意見を変えた。しかし結局誰ひとりとして慣れることはなかった。いや、正確にはひとりいたのだが、ここでは言及しないでおこう。
そういう訳でこの方式を正式に採用することは見送られ、全身の触覚をセンサーで認識してペニスへの刺激に変えるというアプローチに転換していった。だが例の彼だけは、このタイプの虜になり、ずっとあのスーツを着て活躍したとのことだ。
終わり
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