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深い深い闇、指一本動かせない、音も聞こえない。
自分の体のスペース以外は全く何も存在しない世界にボクは完全に閉じ込められている。
先程のドライブでもは視界を奪われていたが今度は全く別物だった。
呼吸以外の人としての権利を全て奪われ、今のボクの自我は現世に何一つ影響を与えることはできない。
仮にこのままマネキン人形として売り飛ばされることになったとしても、呼吸口を何かで塞がれたとしてもボクは何の抵抗も出来ないだろう、もっともそんな仮定は何の意味も成さないのだが。
今のボクはまさに人間としての体重を持ったマネキン人形以外の何者でもない。
閉所恐怖症の人にしてみれば完全にパニックを起こしてしまう状況だろう。
だがこの状況に慣れてしまうとこれ以上心地良い世界は無いとすら思えてくる。
何より七瀬が視てくれている以上、命の危険なんて全く無いのだから。
程なくして呼吸が楽になった、装置を通して空気が送り込まれて来ているのだ。
新鮮な空気とはちょっと違うかもしれないが、非常に久々の酸素濃度の高い空気。
肺を大きく動かせないことは残念だが、それでもとても楽になれた。
いきなり全身の感覚が変わる、インナーがローションのような液状に変化したのだ。
実はミヅハは外装こそ他のホビー21の着ぐるみと同じものだが、インナーはまったく別の素材で作られていた。
それはシリコンであるにもかかわらず、強力な吸水性や特殊ラバーと同レベルの通気性など様々な特殊性を備えた特殊シリコンとでも言うべき新素材だ。
この特殊シリコンの最大の特長、それが特殊なパルスを放射されると今のように液状に変化してしまうこと。
そうやって液状化した特殊シリコンは汗その他の排泄物といった汚れを吸収したまま股間部分の装置を通して外に排出される。
勿論、呼吸用のチューブや各種超小型機械は別素材のためにそのまま残る。
全身を真空パックされるような感覚の後、今度は別の部分からお湯が流し込まれ同じように排出される。
いわゆるお風呂の代わりだ。
これらの刺激を数回繰り返した後、新たな特殊シリコン液が注がれてる。
別波長のパルスによってこれが凝固されて新しいインナーが完成する。
全身ピッタリに閉じ込められる最大の理由が、この特殊シリコンを元の形のままで完全に凝固させる為なのだ。
ボク自身の口内に挿入されたチューブからは水分と栄養補給を兼ねた特殊ゼリーが流し込まれる。
全身固定されたまま飲み込むのには苦労させられるが、これもいい加減慣れた。
汗以外での排泄を殆ど必要としないギリギリの量に調節され、歯磨きの必要も無く、爪や髭が伸びるのも抑制するというのだからまさに至れり尽くせりと言うべきなんだろうけど、無味無臭なのがちょっと気持ち悪い。
最後に全身の疲れを取るパルスが放射される、要は全身マッサージのようなもので非常に気持ちいい。
この時間のうちにインナーに内蔵された超小型機械装置のメンテナンスや充電、更には着ぐるみ表面の細かな傷の補修まで同時に行われているらしい。
勘の良い方はとうの昔にお気づきかもしれないが、このインナースーツ及び装置は「一体の着ぐるみの中に長期間にわたって同じ人間を封印し続けること」を目的として開発されている。
そしてそれらのモニター役として、ホビー21の着ぐるみマスコットとしての過酷な労働をこなしながらミヅハの10日間連続着用を成功させること、それこそが今のボクの"本来の業務"だ。
ああ、何故この無間地獄のような着ぐるみが開発される必要があったのだろう?
そう、それはホビー21グループと業務提携関係にある、とある玩具大手老舗メーカーのある"計画"の為だった。
そのメーカーの名前は「キララ・トーイ」、日本の女の子なら誰もが一度は手にするという女の子ドールフィギュア・「ミアちゃん人形」を看板商品に長く女の子向け玩具界のトップとして君臨し続けている。
そして今回の計画にもその「ミアちゃん」が深く関わっていた。
今でもなお「奇跡の造形美」とさえ評されるそのミアちゃん人形は時代ごとにその装いをマイナーチェンジさせながらも一般・マニア問わず長く広く支持され愛され続けてきた。
そしてこの春に最初の発売から22年目、つまり誕生22周年を数える。
22歳といえば大学を卒業した新社会人たちが就職を迎える時期だ。
『22年前、ミアちゃん人形と共に生まれ育ってきた女の子たちはこの春に就職を迎える。
ならば共に育ってきたミアちゃんもこの春に新入社員としてキララ・トーイに迎えよう。』
要約したところキララ・トーイ会長はこのような野望を抱いていたのだという、そしてその野望を実現させるためにこの計画は動いてきた。
いや、厳密に言うと計画が持ち上がったのは今から2年以上前、ミアちゃん誕生20周年時に短大卒業生として・・・といった計画であったのだが。
計画が2年も遅れたそのそもの理由、それ会長の思い描いていた絵柄が単に宣伝イベントにミアちゃんを登場させるという程度のものではなく実に壮大なものであったからだ。
ミアちゃんを完全な一人の「人物」として存在させ、その生活の様子を24時間全国に発信し続ける。
退社後、ミアちゃんは都内に元々在った「ミアちゃんミュージアム」内の一角、「ミアちゃんのおうち」に帰り、そこで生活し、寝て、出社し、社で広報などの仕事をこなしてまた帰ってくる。
その様子を可能な限りカメラで追い続けるなどという、非常に馬鹿げたものであったのだ。
その計画が頓挫しなかった理由は当時、ホビー21の着ぐるみが世間的に大きな注目を浴び始め、その多大なる宣伝効果が立証されたが為に、この計画に大金を投じても充分元が取れると役員や株主たちからもそう判断された為であった。
そしてこの計画の為、ホビー21グループとキララ・トーイで業務提携が結ばれる。
新進のホビー21グループにとっても大手老舗のキララ・トーイとの提携は非常に魅力的であったのだ。
そしてこの計画は両社にとって決して後戻りの出来ないものとなっていく。
まずミアちゃんをどうするか?
これは当然のようにホビー21式の着ぐるみが造られるという事で決定する。
大きさについては通常のミアちゃん人形サイズは流石に絶対実現不可能なので、キララ・トーイ本社ロビーに飾られている等身大ミアちゃん人形に魂がこもり動き出したことにするということにも決まった。
だがそこから先が問題だった。
ホビー21式の着ぐるみの平均連続稼働時間は当時の最新のもので3~4時間、しかもただでさえ着替えるにしたって普通の着ぐるみのように単に個室があればそれでいいという訳ではなく、非常に限定された空間を必要とする代物なのだ。
ましてや24時間様子が映り続けるというのなら、仮に役者が着続けるのを耐える体力を持っていたとしても
食事や排泄、汗などの衛生面、着ぐるみ自体のメンテ・充電などの避けては決してと折れない問題が山積みであった。
そこで開発されたのがこの特殊シリコン製スーツ及びこの大掛かりな装置なのである。
この部屋の奥の階段、実はこの先は「ミアちゃんのおうち」の中にある「ミアちゃんのお風呂場」横の脱衣所と隠し扉でつながっているらしい。
脱衣所には鍵がついており、「ミアちゃんミュージアム」内隅々を映せる中継カメラも流石にここには仕掛けられていないそうだ。
ミアちゃんは毎日脱衣所に入り鍵を閉めたら、お風呂に入ってるというふりをしてこの部屋まで降りてきてメンテを受けるという寸法になっている。
メンテに要する時間は20分、その前後の準備を考えたとしても、女の子一人がお風呂に入ってるとしては決して不自然ではない時間内に収まるという寸法だ。
着ぐるみ自体からは開放されないものの、役者が精神的にも肉体的にもリラックスできるのは実はその時間内だけしかない。
ミアちゃん役に選ばれてしまった着ぐるみ要員には睡眠時間内ですらまた別の戦いだからだ。
実はこの特殊シリコン、パルスの調節で硬さを調節することも可能で、睡眠中は寝返りも打てないほどに硬化させてしまうのだそうだ。
故に役者は意識のない睡眠中も決して寝相などで醜態を晒すことなくお人形として振舞える、朝は予め着ぐるみの中の振動(?)で役者を起こしておき、寝ぼけが収まったタイミングで硬化を解いて「目覚め」を演じさせればよい。
なんて計画書には聞こえよく書いてあったが、実質なんと悪魔的な装置であろう。
そうして役者はミアちゃんを演じ続け、週に1~2日だけあるプライベートデー、即ち放送休止日のみ着ぐるみから開放されることとなるという。
余談だが、この硬化機能は本社ロビーの等身大ミアちゃんに魂が宿り、動き出すというシナリオのこのプロジェクトのセレモニーイベントにおいても使われるらしい。
前日深夜に本物の等身大フィギュアと着ぐるみが入れ替わり、着ぐるみは硬化機能によって昼間のイベントタイムまでずっと等身大フィギュアを演じ続けるということだ。
流石にこのような装置は開発も難航を極めた。
装置自体が非常に特殊なため、モニター希望者も決して多くはなく、ボク自身も一度は中で溺れかけたものだった。
だけどそれでも最後には必ず助けてくれる、そう七瀬を信じられたからこそ今まで命を預けて来れ、そうした日々を過ごすうちに毎回ひどい目に逢わされながらもボクにとって七瀬の存在は今まで以上に掛け替えの無いものになっていった。
そうした度重なるテストの結果、装置は完璧と言える安全性を確立し、計画のギリギリの期限とも言える来春までにはなんとか完成を迎えられるそうだ。
だが、その事が少々寂しくもある。
計画中はミアちゃんの同期、つまり来年の新入社員から「親友兼ルームメイト」として適任者を抜擢し、身の回りの管理そしてサポートをさせることになるらしい。
だが地下のこの装置の操作だけはたとえそれがどんな人物であろうと無理であろう。
安全性が確立されたとはいえ、この複雑なシステムを制御しきれるのは社内でも七瀬ただ一人、故に計画期間中は七瀬がシステム担当者として計画のほうに付きっ切りになってしまうのだ。
実はこの計画、社内でも極秘扱いになっていてモニターであるボク自身にさえ上からは「長時間着ぐるみを着続ける為の実験」ということ以外の内容は全く知らされて居なかった。
先日、七瀬が珍しく部屋にボクを一人残して外出していった際、デスクの上に広げられていた極秘計画書(プラスこれまでの計画の経緯に対する七瀬のプライベート愚痴ノート)をたまたま読んでしまい、ようやくこれだけの情報を知り得たのだ。
それまでこの部屋が一体どこにあるのか、階段の上がどうなってるのかなんてことさえボクは全く知りはしなかった。
恐らくいざ計画が始まると、部外者となったボクは一切の情報が断絶されて七瀬と会うことすら叶わないのだろう。
たとえ七瀬がこの部屋で仕事をしている事が分かっていてもこの部屋に侵入することは物理的に不可能だし、今までのように一緒に仕事することはもう適わなくなってしまう。
この計画がいつまで続くのかは分からない、だが現時点でも毎朝放送しているキララ・トーイ提供の生放送子供番組へミアちゃんがレギュラー出演することやホビー21傘下のレーベルからの歌手デビューといった話は極秘裏に決定しているらしい。
キララ・トーイ会長の頭の中では人気が続く限り広報を兼ねたマルチタレントとして活躍させるつもりなのだろう。
ホビー21の着ぐるみは今でも2年前と変わらず、いやそれ以上に非常に深い人気を誇っている。
もしかしたら会長の思惑通りに事が進み、非常に長い期間、七瀬は開発に戻って来れないということもありえるかも知れない。。
装置の操作を他者に伝授するという手も確かにあるが、あれで責任感の強い七瀬のことだ、人の命を扱うに等しいこの装置の操作をそう易々と他者に任せたりはしないだろう。
いや、それ以上に"鬼畜"七瀬がこんな凄く楽しい玩具を他人に譲るなんてありえない、ああ絶対にありえない。
そう、この装置が悪いのだ、今もボクをミヅハを完璧な形で密封し続けてるこの装置が。
そもそも本当にこの装置を開発する必要はあったのだろうか?
メンテする為に脱衣場に隠し通路を作れるのなら、そこにもう一体ミアちゃんを用意して役者ごと入れ替われば済む話ではないのか?
「ん~、それはねぇ♪」
いきなり七瀬の声が耳に飛び込んできた、外部の音すら殆ど届かないこの世界にクリアな音声で。
何故!?どうして!?
ボクは一瞬心臓が縮んで止まりそうだった。
「生きてるミアちゃん人形は世界にただ一人、動きから記憶までを含めて完全に一人の人間としての人格を持たせたいってのがキララ・トーイ会長の方針だからだよ。
『役者を入れ替えるっちゅうことはミャア(ミア)ちゃんは役者が入れ替わった直後にゃあさっきまでの記憶を無くしちょる事になる。
そんな事があっちゃならん!ミャア(ミア)ちゃんの中身は常に一人!!』・・・だってさ。
全く持って無茶を言う爺さんだけど・・・でもまぁそういう考え自体は決してキライじゃないね♪
そうそう、この声についてだけどミヅハに内蔵された骨伝導スピーカーを通じて君に伝わっている。
こんなもの既存の技術だからね、内蔵はしてはおいたんだけど、いちいちテストなんてしてなかっただけだよ。
実はミヅハには他にもまだまだ君自身も知らない機能が搭載されてるんだよ」
・・・言いながらクスクス笑ってる。
いやいやいや、それより何故ボクの思考が読まれているんだ??
さっきはいきなりの声に驚いたけど、よく考えたらこっちの方が大問題だ。
「着ぐるみに内蔵できる音声発振機能を、丁度開発中でね。
ほら、ミアちゃんはイベントなんかの時は声優さんに声を当ててもらえても、普段からずっとって訳にはいかないでしょ?それに脳波を読み取って直接声に変換できる機能なんてあると色々と便利じゃない・・って同僚と話したことがきっかけでそいつと共同開発することになったんだ。
もっともまだ試作段階だから、一応君にも内蔵してあるものの、いざ音声をオンにすると発声したくないことまでなんでもかんでもペラペラ喋っちゃうんだよね・・。だけど来春のミアちゃんデビューまでには何としてでも実用段階にしてみせるさ、うん♪」
『みせるさ、うん♪』じゃないだろう!
だとしたらこれまでの思考は全て外から聞かれていたということか!?
「ああ、音声は切ってあるから安心していいよ♪
キミの思考内容はこのモバイル端末の液晶以外には神に誓ってどこにも漏らしていない」
ちっとも安心できるかっ!
最悪なことになってしまった。
そうか、だからこそ七瀬はこれまでも一番嫌らしいタイミングでボクを翻弄できたのだ。
それだけではない、今まで考えた恥ずかしい思いも、七瀬への思いすらも全て筒抜けだったのだ。
他者を考えを無断でモニタリングするなんていくら鬼畜の七瀬でも酷過ぎる!
「オイオイ、キミにもしものことがないように心拍数・呼吸状態・"脳波"などは全て常時モニタリングしてる。
このことは常々伝えてあっただろ?
それに・・酷いのは君も同じだよ。
極秘の計画書や僕自身のプライベートを書き綴ったノートまで勝手に読んだんだからね。
ああ・・・特に計画書はまずい、非常にまずい!
もしもこのことが上に知れたら何らかの処分は免れないだろう!!」
最後のほうの七瀬の声は芝居がかっていた、こういう時の七瀬はとてもよからぬ事を企んでいる。
ボクはそれを一番よく知っている。
「人聞きの悪いことを考えないでくれたまえよ。
ちなみに・・・ホビー21では秘密が漏れた際、通例的に二通りの対処法を選ばされてきた訳だが、キミは知ってるかい?」
声のトーンはもう既に普段の人を食ったような口調に戻っていた。
「一つは秘密を漏らした責任者・・今回の場合は僕だね、僕が責任を取って辞めること。
まぁ、この計画や装置には多大な予算や労力が投入されてる上に後戻りがきかない以上、そう易々と降ろして貰える
訳もないか。
何せ僕以外にこの装置の操縦や開発が出来るエンジニアは今のホビー21には存在しないからね」
嫌な予感がする、非常に嫌な予感が。
「もう一つは・・・・実はこのケースで入社した子も多いから、キミもきっと知ってるよね。
そう、秘密を知ったものを巻き込んでしまうこと。
ちなみにこの装置、元々の注文が無茶だった上に失敗も重なったせいでかなりの予算を食っちゃっててね。
実のところ上からつつかれて困ってたんだよ。
更にマネキン部分まで新たな役者さんに合わせるとなると、削り出しやら調整やらで更に予算を食うなぁ・・・」
やはり七瀬は恐ろしいかった、本当に。
あの七瀬が極秘書類をそんなに雑に扱う訳がなかった、着ぐるみを一人残して外出するような男でもなかった。
そんな事、もう少し慎重になれば分かった筈なのに。
「頭部パーツをミアちゃん型に換装するのは仕方ないとして、ボディ部分だけでも何かを流用出来ればなぁ・・・
ねぇ、そうは思わない?
本来、ボクに配役云々に口出しする権限は無いんだけど・・・・まぁ事情が事情だし仕方ないよね」
・・・・ボクは全てを理解した。
されとてもう何一つ抵抗する術はない。
未だボクはミヅハに、ミヅハはマネキンに閉じ込められ、その全ては今も七瀬の手の中にあるだろう端末でどうとでもなってしまうのだ。
いやまて、本当にボクは全てを理解できているのだろうか?
そんな疑問、いや違和感が頭を掠めた。
おかしい、何かがおかしい・・・・・・
そうだ、おかしいのは理由だ。
『失敗が重なったから』?『予算を食うから』?はたして七瀬がそんな理由だけで他人を巻き込むだろうか?
「へぇ・・・『それ以上に"鬼畜"七瀬がこんな凄く楽しい玩具を他人に譲るなんてありえない、ああ絶対にありえない。』だって?
僕のことを理解してくれて嬉しいよ♪
ちなみにこの装置の全身マッサージ機能は着ぐるみの股間パッドの刺激装置の応用技術で出来ていてね、こんなことも出来るんだ」
全身の性感帯という性感帯をを股間パッドと同じタイプの刺激が同時に駆け巡る。
ましてや視覚を封じられ、身を捩じらせることすら出来ないままの状態だ。
こういう時の刺激は通常の数倍の感度で脳に伝わっていく。
それは今まで様々な過酷な装置を味あわされてきたボクにとっても未曾有の快感であった。
耐えきることができずに闇の中へと落ちていく意識の中でボクは思った。
『譲れない玩具』とは本当にこの装置や着ぐるみのことだったのか?
そして今後も七瀬と会い続けることをボクが望まなかった場合も七瀬は同じ事をしたのだろうか?・・・・と。
<THE END?>
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