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「衣裳着用による呼吸制限」
しばらくすると、隆幸が衣裳ケースを2箱持ってきた。1つには、メイド・ナース等の仕事関係のコスプレ衣裳、そしてもう一つは、明らかに隆幸の好みそうな、先程着た、キャットスーツや全身タイツのような物が見えていた。
「そぅだな…最初はこのメイドの衣裳を着てもらおうかな」
ユキは可愛く頷く。隆幸は早速、初めに下着を着せる。ブラジャー・パンツと…しかし、パンツを穿いた途端、ユキの体が一瞬止まったのを、隆幸が見逃すはずがなかった。パンツが、今は唯一の呼吸口である股間を遮ったために、一気に呼吸が苦しくなったからである。
「ユキちゃん、どーしたの?」
と言いつつ、メイド服の背中のファスナーを下ろし、ユキにメイド服のスカート部分から被せ、着せていく。腕を通し、背中のファスナーを閉め、メイドの出来上がりである。典子は、ユキの視界の悪い目から見る限り、全身エナメル素材で出来ていると察知した。さらに、この衣裳は隆幸のオーダーメードの衣裳で典子の察知した通り、全身にエナメルの素材が使われている。長袖の先にはミトン状の手袋まで付いている拘り様だ。胴体の部分は、タイトに作ってあり胸はもともと張りのある胸にエナメルの妖しい光沢がプラスされさらに張りのある胸になり、お腹周りはかなりくびれているように見える。そして、スカートの部分は、床スレスレになるよう緻密に計算され、かなり長いスカートが足回りには垂れ下がっていた。これで、胸が圧迫されたのと、スカートが長いので自分の吐いた息が籠もってしまうため、ユキの呼吸は一気に苦しくなり、それから脱出しようにも手袋が袋状になっているためファスナーを下ろすことさえ出来なくなった。
〈ハァ‥ハァ‥息が苦しい。これはもたないかも……。いや、典子ここで逃げちゃダメ…私は…美少女着ぐるみを演じて…るの。顔は出ているのだから、普通にユキは接しているはず。…ここで…頑張れば、後はきっと…楽になる…はず。頑張るのよ…典子。そして、ユキで…なくなった暁には…隆幸にある意味で恩返しを……してあげるの(笑)〉
今の、典子はこんな気持ちを抱き、自分に言い聞かせ、この苦しみに耐えていた。
「じゃちょっと出掛けてくるわ」
〈えっ…私を一人にするの?〉
隆幸は玄関を開け外に出て行ってしまった。これも、隆幸の考えたの一つであろうとは、典子には、知るよしもなかった。
その考えとは、典子を部屋に一人残し、今は、呼吸をする事でいっぱいいっぱいの典子を自分と向き合わせ冷静にさせ、体に密着しているキャットスーツの感覚を蘇らせることである。まぁ、初めはこんな考えであったのだが…
別に隆幸には何処へ行くあてもなく、本を立ち読みしたり、CDショップで視聴したりして、ただただ暇を潰しているだけであった。
その頃、自宅のユキ…いや典子というと、一人になったことにより中の自分と向き合わされる事になり、変なことを考えていた。
〈はぁ、汗掻き過ぎなんじゃないの。すっごくネチョネチョしてるんですけど^ ^;、息も苦しいし、メイド服を脱ごうにも手が袋状でファスナーの金具も掴めないし…でも、この状態、状況好きかも(笑)病み付きになりそう。この状態を作ってくれた隆幸に感謝感謝。だから、隆幸が帰ってきたら中の私はいなくなったことにして、今出来る精一杯の演技をぶつけて、ユキになりきって驚かそう(笑)〉
等など……考えていると隆幸が帰ってきた。一人ではなくたまたま出会った、悟志という友達を…連・れ・て。
〈もー何で、友達を連れてくるかなぁ隆幸ったら。〉
ユキが顔を時計の方向に向けると、まだ午後12:00だった。
〈あー。まだまだあるよー。これからどうなんのかな私…〉
悟志[おぉ。凄くない?この等身大フィギア。おまえが買ったの?]
「これは、フィギアじゃない。美少女着ぐるみなんだ。良いだろ(笑)しかもフルオーダーメードなんだぜ。俺はこういうのが好きなんだ。そして、中に入っているのは…」
[中に入っているのはまさか?お前の彼女の?]
「そぅそのまさか、同じ趣味の持ち主俺の彼女…典子が入っているんだ」
〈その紹介の仕方、とても恥ずかしいんだけど〉
[げっ、まじかよあんなに可愛い子がこんな可愛いこの中に?]
「まぁ話はこの位にして飯にしようぜ飯に、腹減って、動けねーよ」
[おぅ、そーだな]
二人は、美味しそうに昼食を食べている。昼食も終わり二人は楽しそうにユキを目の前にし、あえて世間話をしている。
「じゃ、そろそろ、衣裳チェンジをするか。手伝えよ悟志。」
[おう、任せろよ]
「じゃ次は‥と、」
[俺、こっちの黒いツナギみたいなやつが良い。これにしようぜ。隆]
「おっ、良いね。それにしようか。じゃユキちゃん…あっこの着ぐるみの名前、ユキってんだ」
テキパキとメイド服を脱がしにかかる隆幸。それをじっと見つめる悟志。メイド服のファスナーを下まで開けた途端、RUBBER素材で厳重に密閉されていても、何とも言えない熱気がこちら側にも伝わってくる。中は、相当蒸れているだろうと予感したとき、自分の息子が熱くなる感覚に襲われた。それを他の二人には、何とか気付かれずにすんだ。そっと胸を撫で下ろす。
メイド服を脱ぎ終え、次に鼻からの呼吸用に後頭部の小さい小さい穴の蓋を開け呼吸が出来ていることを確認する。
「じゃユキちゃん。この黒いキャットスーツを自分で着てくれる?後、着終わった後は鼻で息をしろよ、典子。」
[えっ…俺とお前で着せるんじゃないの?]
ユキは裸のままでメモ帳に何かを書いている。
『悟志さんの言う通り。二人で、私に着せてよ。』
「やだよ…ユキちゃんが着ているところを俺は見たいんだ。だから、悟志も今は、我慢してくれ。次は、悟志が着せてやれば良いだろ」
[I see。その代わり次は俺が着せる番な。]
また、ユキは何か書き始めた。
『分かったわ。但し、ファスナーは閉めてよね(笑)』
「了解。じゃ悟志、頼むよ。そこの箱の袋の中に南京錠があるからかけたかったらかけても良いぜ」
〈そんな…もぅ口からは息が出来ないじゃない?後、6時間あるのよ。ずっと鼻で息しっぱなしって。心機一転、こうなったらなんだってこいよ。〉
[おっ、良いの?マジで?]
「そうだな…後6時間か…OK!良いよ」
ユキは、キャットスーツの胸の後ろまでしかないファスナーを開け、足を通し、腕を通し、ファスナーは悟志の方に背中を向けファスナーを閉めさせる。最後に、上のフックに南京錠を通し、ファスナーを引っ掛けて。カチッと閉める。その南京錠の鍵を隆幸に渡す。
素材は、やはりエナメルで出来ており、妖しげな光沢を放っている。しかも、かなりタイトに作ってあるようで、全身に皺なくキャットスーツが張りついた感じになっていた。
[凄く綺麗な体のラインだな。マジですげぇよ隆。お前天才かも。]
「そんなんじゃないよ。ただ好きなだけだ。俺も、そして典子も。」
[へぇ。そーゆーものなのかもな。こういう変態的な趣味って。なかなか出来るものじゃないよ。]
「おい!悟志、褒めてんのか、それともバカにしてるのかどっちだよ。」
[落ち着けよ隆。俺はマジ褒めてんだ。お前等が羨ましいんだよ。]
「そぅか。ならいいけど。ごめん。」
[別に良いよ。こんな傑作見れたんだし。そんで、この着ぐるみ背中にファスナー無かったけど、どうなってんだ?]
「それは、体験者と俺だけの秘密(笑)」
〈ひ・み・つ(笑)〉
[なんだそれ。じゃ俺、用があるからこの辺で帰るわ。ありがとうな隆。]
「以外に早いんだな。またな。」
それを、聞いていたユキは、何かを書き始めた。
『悟志さん。ユキも楽しかったです。ありがとうございました。またね。バイバイ』
可愛く手を振る。しかし、中の典子と言えば…
〈やっと。帰るのか。長く居すぎっつうの(怒)〉
まぁこれが皮二枚の中と外の差である。
「じゃ、俺、送ってくるわ」
ユキは可愛く手を振り見送っていた。
悟志は帰宅途中にこんなことを言った。
[まさか、お前等にあんな趣味があったとはかなりビックリだよ。俺はあーゆーのが苦手いなんだ。]
「そぅだろーな(笑)そんな感じがしたよ。まぁ典子にはバレてないから気にするなよ。」
[隠したつもりだったんだけどな…隆に隠し事は出来ねーわ(笑)]
「ちげぇーよ。悟志、お前が分かりすぎるんだよ。顔とか見てると。」
[ハハハ…顔に出るタイプってよく言われるよ(笑)]
など、普通のようで普通ではない会話をしつつ、悟志宅前まで見送った。
「じぁな。また明日学校で」
[おうっ…またな。ユキが待ってんぜ(笑)バイバイ]
それから2時間後、隆幸が自宅に戻ると、ユキは、お帰りなさい、の挨拶か何だかで抱きついてきた。
「な…何だよ」
ユキは、泣く真似をしている。
「そっか。一人長い間留守番だったもんな。」
隆幸は、ユキをギュット抱き締め、頭を撫でる。ユキもそれに応え隆幸を抱き締める。ユキが上になる形でそのまま絡み始めた。ユキは、隆幸の物をズボンの上から撫で始めた。隆幸は、始めは抵抗するように避けていたが、次第に、抵抗する事を止め、ユキにされるがままになっていった。ユキは、とうとう、隆幸の物をパンツを脱がせ、直接手で触り始めた。隆幸が、イキそうになると、力を弱め回復を見計らっては、また力を込めイク限界までし続けることを繰り返し行なった。結局、隆幸は、お願いしても、イカせてくれることはなくユキは、ズボンを上げ絡みはおわった。隆幸の頭の中は完全に思考回路が停止し、真っ白になりボーっとしていた。
次第に、体力を回復させた、隆幸は、
「ユキちゃん。焦らすの上手いね。まだ、頭がボーっとしてるよ。最後までイカせてくれないし。後味悪いわ。」
すると、それを、聞いたユキは何か書き始め、
『それは、勝手にお友達を連れてきたバツです。あと、最後のはユキの体力切れ(苦笑)』
「そーだったのか。」
『あら、物分かり良すぎじゃない。隆幸さん』
「隆幸さん?」
『そっ。隆幸さん。だってユキとは初対面でしょ。』
「あぁ確かにな。」
など、筆談と会話で話をしつつも、隆幸は、次の事を考えていた。
「じゃ最後に、ナースになって診察をしてくれないか?下の方の。」
ユキは、元気にOKサインを出し、ナース服を持ってくる。隆幸は、早速ナース服のファスナーを開き、ユキに被せにかかる。ユキの手を誘導し袖口から手を出す。そして、ファスナーを上げ出来上がりだ。
ユキは何か書いている。
『患者さんは横になってくださーい。』
隆幸は、言われた通りその場で仰向けに寝転ぶ。
ユキは、再び隆幸のズボンがテントを張っているのに気付き、始めはズボンの上から、指先で撫でるように下に向かって滑らせていく。途中、隆幸が腰をくねらせその刺激から逃げようとするのだが、ユキは、隆幸の上にまたがって逃がすことはなかった。ユキは、そのままズボンを下ろし、パンツを脱がせる。その棒を見た時、ユキは、恥ずかしそうに、顔を手で覆う仕草をする。そして、今度は、手を緩めることなく一気にイカせてあげる。床や体に飛び散った汁を、ユキは丁寧にティッシュで拭きあげる。そして、パンツとズボンを元に戻し、メモ帳を手に取り何かを書いている。
『はい。これでもう大丈夫ですよ。完治しました。』
隆幸は、虚ろな目でそれを読取り、
「ありがとうございました。」
とだけ言い。気を失っていった。
ユキは、時計に目をやると午後6時を回っていた。
〈はぁやっと、あと、1時間を切った。あと少しで解放されるわ。本当に息苦しい、鼻の片側だけで息をするのが、こんなに苦しいとは思いもしなかった。おまけに、体は汗で蒸れ蒸れだし。そのまま、全身タイツとか着せられたら更に、息苦しくなるし、でも、着せられたい気持ちもあるような。でも、今日は疲労こんぱいだわ。今日はいいや。このまま隆幸が起きないで終れば良いと思った。今日この頃…〉
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