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あれから随分経ったある日、ミナからメールが来た。
見せたいものがあるんだ。
今度の休みいつもの所で10時ね。
あ、「アレ」ちゃんと持って来てね。
「アレ…?アレって、アレの事か…?」
あの後はというと、あの時と同じで着てもらう事は何度かあったもののそれ以上は無かった。
それで十分だったし、望まなかった…。
とはいえ、やはり『それ以上』への願望は消えてはいない。
あれ以来そんなもやもやしたものはずっと残っていた…。
しかし、今回は少し違う。いつもはオレが持って行った上で着てもらうのだが、今回はミナから持って来るように言って来た。
そしてその日。
ミナに言われた通りアレを持っていつもの場所で待っていた。
「ゴメン。電車が遅れちゃっで」
ミナは少し遅れて来た。
「あれ?何その大荷物?」
ミナはオレよるひとまわりおおきなバッグを持っていた。
「え?あ。これ?ふふ…」
ミナはそれ以上答えなかった。
「で?今日は?」
「うん…。また…」
「わかった」
いつもとは逆の受け答えで二人はピオーネへ向かった。
「で?見せたいものって何?」
「え?う、うん…」
ミナがオレの前にバッグを出した。
「これを開けるの?」
ミナがうなずいた。
バッグを開けると、そこにはマスク、肌タイツ、それにミナの高校時代の制服が入っていた。
「え…」
「いや…。ワタシもね、何回か着ていくうちに自分のが欲しくなっちゃって…」
「そう、なんだ…」
「でも、マスクが結構高かったから、服までお金が行かなくて、高校の時の制服だけど…」
「そうなんだ…。え?って事は、今日はオレも着るって事?」
「うん。だって、いつもワタシが着るばっかりだから。たまには着てるのを見てみたいし」
「ああ…。で、でも準備が…」
「大丈夫」
「え?」
ミナがバッグの底から袋を取り出した。
「これ」
袋を開けると、補正下着とボールが2個出て来た。
「え?」
「これお姉ちゃんのだから入ると思うよ。ウチのお姉ちゃんこういうのに凝ってて色々持っててね。あと、胸はこれで何とかなるんじゃないかな?」
「はぁ…。じゃ、じゃあ。オレはあっちに行って着替えて来るから。ミナはこっちで着替えたらいいから」
オレは自分のバッグとミナに渡された袋を持ってバスルームは向かった。
「まいったなぁ…。」
そうつぶやき服を脱いだ。
「で。これか…」
ミナに渡された補正下着を着けてみた。
「う…」
かなり強めに締め付けに思わず声が出た。
そして、胸にボールを入れるとひんやりとした感触で少しぞっとした…。
「あ…。あ…。あぁ…」
補正下着に入れたボールを触り、手に伝わる触感を少し楽しんだ。
「それにしても、さっきから何か視線を感じるような気がする…」
気のせいとは思うのだが、そんな気がさっきからする。
オレは肌タイツを着て背中のファスナーを閉めた。
「あとは…」
ミナに着せようと用意したメイド服に袖を通してみた。肩のあたりが少しきついものの補正下着のおかげで無理矢理ながらも何とか着る事が出来た。
「でも、やっぱりキツイな…」
肩の辺りに違和感を感じつつもマスクを着けた。これでオレはワタシになった。
バスルームから出ると、ベットに着ぐるみが座っていた。
「ミナ…」
いつものミナではないミナ。そして、いつもはミナはワタシ…。
「な。名前は…?」
少し考えた末、ベッドサイドのテーブルからノートを取り一枚破ると何か書き始めた。
「ミナコ」
と書き続けざまに。
「あなたは?」
名前…?そういえば決めてなかった。少し考えた末ミナコからペンをもらい、
「ユキ」
と書いた。
ユキはミナコの横に座った。
「オレ。どう?」
ユキはミナコに聞いた。
「着ぐるみはしゃべっちゃダメなんでしょ。あと。今は女の子なんだからオレなんて言っちゃダメ」
そう言って、ミナコはユキの口に人差し指をあてた。
「あ…。ゴメン…」
ミナコは大きくうなずいた。
そしてミナコは立ち上がりユキの手を引いて立ち上がらせると、全身を見回した。
ユキは恥ずかしそうに手で体を隠すようにした。
ミナコはユキを大きな鏡の前に立たせるとミナコは抱きつくようなかたちでユキの後に立ちその姿をじっと見ていた。
「オレがユキにいつもしている事だ…」
ユキがそう思っていると、その手はゆっくりと下の方へ動きはじめた。
そして、スカートの裾に左手をゆっくり掛けるとするするとまくり上げ右手を赤いチェックの下着越しに完全な状態あたりをさすりはじめた。
ユキの小さな声が漏れる。
ミナコの攻めはだんだんとエスカレートし、ユキは立っていられないような状態になりその辺りがうっすらと染み始めた。
「ちょ…。ちょっと待って…」
思わずマスクを外した。
「何?いい所なのに」
ミナもマスクを外した。
「いや。さすがに、このままだとマズイから。ちょ。ちょっと待ってて」
そう言って、ベッドサイドのコンドームを一つ取り逃げる様にしてバスルームへ。
「おっと…」
外したマスクを取りに戻りバスルームへ逃げ込んだ。
「このままだと後が厄介だからなぁ…」
急いでメイド服と肌タイツを脱ぎ、コンドームの袋を破っていた。
「まだ?」
ミナがマスクを外し肌タイツから丸く顔が出た状態で覗きに来た。
「ちょ…。は、恥ずかしいって…」
ミナはクスッと笑い、さっきと同じ様に洗面台の鏡の前に立たせた。
「うわぁ…。下はこんな恥ずかしい格好だったんだ」
「あ…。いや…」
「ふふ…」
ミナの攻めはさらに続く。
「ね…。この胸も偽物。こんな下着着けて女の子のふりしてたんだ。それなのに、ここはこんなに…」
「あ。いや。そんな事言ったら、マスク外しただけの格好も恥ずかしいだろ」
「え?でも、これが好きなんでしょ。わかってるんだから」
ドキッとした…。
「このままがいいんでしょ」
「え?ま、まぁ…」
ミナはオレの前にまわりしゃがみ込むとオレの完全な状態を口に含んだ。
「ん… ん…」
肌タイツのまま上目遣いでオレの方を見ながらミナは完全な状態を咥え続けた。
「あ…。イキそう…。イッていい…?」
ミナの動きはさらに激しくなり、オレはミナの口中にすべてを放出した。
「さ。続きしよ。今度は交代ね」
タオルで口を拭きながらミナが言った。
「無理だよな…。さすがに…」
オレは下を見ながらつぶやいた。
「ねぇ。まーだー?」
ミナの声がした。
「あ。はいはい。ちょ。ちょっと待ってね」
洗面台のテッシュで拭き、急いで着替え、マスクを着けた。
バスルームから出ると、ミナコはベッドの上に足を投げ出し座っていた。
いつもなら抱き合って戯れ合う程度だが、今日はそうではない…。
ユキはミナコの後に座り、ゆっくりとミナコに手をかけ左手でブラウスのボタンをひとつひとつと外してそのまま胸に手を入れた。
「ん…」
ミナコから小さな声が漏れる。
ユキの右手はゆっくりと下がって行きスカートの裾を押し上げ青い下着に達した。
「いや…」
ユキの右手が下着の中へ入って行くと、肌タイツ越しだが少し湿っていた。
「はぁ…」
ミナコの声が段々と大きくなって行く。
ユキの右手が執拗に湿ったあたりを動き続ける。湿っていた部分は段々と濡れて行く…。
「あ… あぁ…」
ミナコはユキに抱きついて来た。
着ぐるみは声を出してはいけない…。ミナコはそれを思い出したのか、声を押し殺しユキを抱きしめる手に段々と力が入り出した。
「う… うぅ…」
やや俯いたミナコの声にならない声が漏れると共に腰が揺れる。
いつの間にか回復したユキの完全な状態をミナコの右手がさすりだした。
「もう我慢できない… おねがい…」
ミナコが言う。
「穴開ける?」
「え?あ…。それは…」
「でしょ」
ミナコは起き上がり、ユキのスカートをまくり上げるとその上に乗った。
「は… はぁ… あぁ…」
ミナコはユキの上で腰を揺らし激しく声を上げた。
「あ… あぁ…」
ユキも上半身を起こしミナコを抱きしめた。
「い… いい…」
ミナコの声と、ミナコとユキのマスク同士が当たる音が部屋に響く…。
ユキはミナコをそのまま押し倒し、ミナコ右手は濡れた部分をさらに攻めた。
「い… いや… や… やめて…」
ユキはミナコの耳元で囁いた。
「どんな顔で感じてるのかなぁ…?このマスク取ってみようかなぁ…」
「え… いや… は… 恥ずかしい…」
ユキはミナコほお骨あたりに左手を掛け一気にマスクを外した。
「い… いや…」
ミナはとっさに両手で少し汗ばんだ顔を隠した。
ユキは手を払い執拗な攻めが続く。
「あ… は… はぁ… い… い… いく…」
ミナはビクッとし、少し荒い息をしながら肩を揺らしその場に倒れ込んだ。
ユキもマスクを外し、軽いキスをした。
少し休み、お互いに肌タイツのファスナーを下げあった。
「あ。そういえばさ、オレが着替えてる時何か変な視線を感じたんだけど、気のせいかな?」
「え?」
こちらに背を向け、汗で張り付いた肌タイツの右足を引っぱりながら脱いでいたミナが振り向いた。
「いや。だから、さっき何か変な視線を感じたんだよ」
「気のせいじゃない?ワタシ、シャワー行くね」
ミナは肌タイツを脱ぎ捨てると裸のまま小走りでバスルームへ向かった。
数日後、ミナからメールが来た。
この間の写真だよー。
そこには、着ぐるみに着替えている下着姿のオレが写っていた。
「え。えー!?」
オレはミナに電話した。
「あ。あれ。何だよ」
「メール来た?え?あの写真?気付いて無かったんだ。実はね。ベッドの正面にスクリーンがあったでしょ」
「あぁ」
「待ってる間ヒマだったから、ベッドの脇にあったスイッチを色々押してたんだ。そしたら、スクリーンが自動で上がってバスルームが丸見えだったの」
「え?」
「だから、携帯で撮ったの。もし今度何か悪い事したら、この写真バラまいちゃうからね」
「えー…」
もう、オレは一生ミナに頭が上がらない…。これでいいのか…。
おわり
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